工場直送の新鮮台湾茶をお得に!台北「林華泰茶行」は人気の迪化街近く

工場直送の新鮮台湾茶をお得に!台北「林華泰茶行」は人気の迪化街近く

更新日:2018/12/19 16:38

大坪 ともみのプロフィール写真 大坪 ともみ トラベルフォトブロガー
台湾へ旅行したら、台湾茶を飲む機会があることでしょう。クセがなくおいしくて飲みやすい台湾茶は、台湾土産の一つにぜひ持ち帰りたいところ。台湾茶を購入するのにお勧めのお店は、台北にある「林華泰茶行」です。創業は1883年、台北で最も歴史のあるお茶の問屋です。店舗の奥には製茶工場があり、新鮮で良質な茶葉がお得な価格で販売されています。問屋ですが、もちろん観光客でも茶葉を購入することができます。

ずらりと並んだ巨大な茶筒とその価格に驚愕!

ずらりと並んだ巨大な茶筒とその価格に驚愕!

写真:大坪 ともみ

地図を見る

創業1883年の老舗お茶問屋の「林華泰茶行(Lin Hua Tai Tea/リンファタイチャハン)」は、良質な茶葉が安価で購入できるということで、多くの業者が買い付けに訪れます。
店内には大きな銀色の茶筒がいくつも並びます。茶筒の中には、店舗に併設された工場で製茶された、新鮮な茶葉がたっぷりと入れられています。所狭しと並んだ茶筒の多さに、驚くことでしょう。

問屋と聞くと業者だけしか購入できないと思われがちですが、林華泰茶行では観光客でも茶葉を購入することができます。

ずらりと並んだ巨大な茶筒とその価格に驚愕!

写真:大坪 ともみ

地図を見る

それぞれの茶筒の蓋には、茶葉の名称と価格を表す数字が書かれています。台湾の言葉は漢字表記なので、日本人でも何となく書かれていることが分かるのがありがたいところ。
例えば手前の茶筒の蓋に書かれているのは、「鉄観音茶」で「80元」です。2018年12月現在、台湾元1元が日本円でおよそ4円として計算をしてみると「80元」は、約320円となります。

茶葉の量がどれだけで、80元なのかと言うと、600グラムで80元なんです。これはとてもお得な価格だと言えるのではないでしょうか。

ずらりと並んだ巨大な茶筒とその価格に驚愕!

写真:大坪 ともみ

地図を見る

林華泰茶行の店内にある台湾茶の価格表です。ここでは茶葉一斤を600グラムと表記しています。日本でお茶の専門店で茶葉を購入する場合、店舗により異なりますが、小売りだと50グラムや100グラム、多くて200グラムで販売されていることから見ても、この600グラムという茶葉の量は、業者向けだということが分かります。
嬉しいのが、メニューにある台湾茶は全て150グラム単位で購入できること。初めて茶葉を購入するのに、一つの茶葉を600グラムからとなると、量の多さから手が出にくいのですが、150グラムなら気軽に購入できるのではないでしょうか。

茶葉によっては、価格が複数書かれていますが、これは、茶葉の等級により、価格が異なることを表しています。一つの台湾茶で、等級の異なる茶葉を購入して飲み比べをするという楽しみ方ができます。

台湾茶の購入方法

台湾茶の購入方法

写真:大坪 ともみ

地図を見る

林華泰茶行の店員さんは、日本語の分かる方もいるので、希望の台湾茶と値段を伝えて用意してもらうことができますが、うまく伝えられるか不安な場合は、あらかじめ欲しい台湾茶の種類と価格を紙に書いて持参することをお勧めします。
筆者は毎回、購入したい台湾茶の名称とグラム数、価格を書いて、店員さんに渡しています。グラム数がマジックで訂正されている、「300g×2」や、「150g×2」は、それぞれ、300グラム(または150グラム)を2つに分けて袋詰めしますという意味です。

台湾茶の購入方法

写真:大坪 ともみ

地図を見る

包装は台湾茶の種類により異なります。これは、台湾茶の種類や等級で変わります。
台湾茶の茶葉の形は、大きく分けて2種類の形状があります。一つは葉や茎が細長い形状で、茶葉の色が茶色のもの。この形状の茶葉は、林華泰茶行の名称と住所が書かれたビニール袋に入れられて梱包されます。

もう一つの茶葉の形状は、葉がころんとまん丸になっているものです。台湾茶の中でも名の知れた凍頂高山烏龍茶や金萱茶がこの形状の茶葉です。この丸い形状の台湾茶は、真空パックにしてもらえます。

同じ種類の台湾茶で、等級の異なる茶葉を2種類以上購入した場合は、袋の色を分けてもらえるなど、印をつけてもらえるので、分からなくなってしまうことはありません。

台湾茶の購入方法

写真:大坪 ともみ

地図を見る

台湾茶は種類が多いので、初めて購入する際に、どれを買えば良いのか分からないという場合は、店員さんに聞いてみるとお勧めの台湾茶を教えてもらえます。その時、気になった台湾茶の試飲も可能。それでも外国で会話するのが少し苦手という場合は、人気の茶葉があらかじめ袋詰めされているので、その中から選ぶというのもいいです。
筆者のお勧めは、初めての台湾茶ならクセがなく飲みやすい凍頂高山烏龍茶(600元)です。1グラム1元(約4円)という価格は、手が出やすい価格ではないでしょうか。紅茶が好みなら、台湾茶の中でも発酵が少し高めの東方美人茶をお勧めしたいです。

なお、購入は現金のみで、クレジットカードは使えません。林華泰茶行で台湾茶を購入する場合は、台湾元を準備してくださいね。

おいしい台湾茶を味わうために

おいしい台湾茶を味わうために

写真:大坪 ともみ

地図を見る

帰国後、台湾茶の袋を開封したら、密封できる茶筒やジップロック等のチャック付き袋に茶葉を移し替えることをお勧めします。
開封後、茶葉が空気に触れると風味が落ちたり、湿気てしまったりします。そうなるとせっかくの台湾茶のおいしさが半減してしまいます。

茶筒を持っていない場合は、林華泰茶行でも販売されているので、購入することができますが、チャック付きの袋でも充分効果はあります。

おいしい台湾茶を味わうために

写真:大坪 ともみ

地図を見る

また、台湾茶は、お湯を入れて最初のお茶を飲んだ後、お湯を足した後でも5〜6杯は飲めるので、とても経済的なお茶なのです。
お湯にお茶の色が付かなくなるまで楽しめるとまで言われているくらいです。

お得な価格で購入した台湾茶ですが、何杯も飲めるとなると、よりお得感が増すのではないでしょうか。

アクセスが便利な老舗お茶屋さん「林華泰茶行」

アクセスが便利な老舗お茶屋さん「林華泰茶行」

写真:大坪 ともみ

地図を見る

「林華泰茶行(Lin Hua Tai Tea/リンファタイチャハン)」があるのは、新交通システムMRTの大橋頭駅から重慶北路二段と呼ばれる大通りを南の方角へ歩いて4分ほどの場所です。大通り沿いにある店舗なので、場所がすぐ分かるのが大きな魅力です。鉄道やバスの起点となる台北駅からも近く、車で10分程度なので、台北駅からタクシーを利用することも可能です。

最寄り駅となる大橋頭駅からすぐ近くの場所には、台北観光では外せない夜市が開催される場所が2か所あります。一つは地元の人が訪れる延三夜市、もう一つは、地元の人はもちろん、観光客に人気の寧夏夜市も徒歩圏内にあります。また、昔ながらのレトロな雰囲気と、乾物を扱う問屋さんが多く並ぶことから人気の迪化街も近くにあります。

林華泰茶行で台湾茶を購入したら、迪化街へという、台北ショッピングを楽しむプランも可能。このエリアで台北旅行のお土産が揃います。ぜひ、林華泰茶行でおいしくてリーズナブルな台湾茶をお土産に持ち帰ってくださいね。

林華泰茶行(Lin Hua Tai Tea/リンファタイチャハン)の基本情報

住所:台北市大同區重慶北路二段193號
電話番号:02-25573506,02-25579604
営業時間:7:30〜21:00
アクセス:MRT大橋頭駅2番出口から徒歩約4分

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/12/12 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -