赤城山山麓の一軒宿で温泉お篭り!群馬県桐生市・梨木館

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赤城山山麓の一軒宿で温泉お篭り!群馬県桐生市・梨木館

赤城山山麓の一軒宿で温泉お篭り!群馬県桐生市・梨木館

更新日:2018/12/27 11:20

やまと ふみよしのプロフィール写真 やまと ふみよし アクティブシニアの旅行ガイド

群馬県桐生市は関東平野の北にあり、栃木県日光市から続く日光連山と上毛三山の赤城山に囲まれた自然豊かな街。また、奈良時代から続く絹織物の産地で「西の西陣、東の桐生」と称され、古くから栄えた歴史の街でもあります。梨木温泉は平安時代に坂上田村麻呂の発見とされる開湯伝説がある温泉地。赤城山山麓の山中にある一軒宿の梨木館では、四季折々の自然と茶褐色の温泉で、温泉お篭りが楽しめます。

平安時代には京と奥州を結ぶ街道の街だった桐生市黒保根町

平安時代には京と奥州を結ぶ街道の街だった桐生市黒保根町

写真:やまと ふみよし

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赤城山の南東麓にある桐生市黒保根町は、古くから織物の町として賑わった旧桐生市と同様に、平安時代には京と奥州を結ぶ街道が通った街。江戸時代になると、足尾銅山から江戸へ銅を運ぶ街道の街として栄えました。現在では、国道122号線とわたらせ渓谷鉄道が渡良瀬川に沿って走る美しい渓谷の街です。

黒保根町にある梨木館は、桐生市から日光市へ向かう、国道122号線から、前橋市へ続く森の県道を4キロほど登った山間にあります。平安時代に開湯伝説がある温泉は、渡良瀬川へ注ぐ沢沿いの一軒宿です。

平安時代には京と奥州を結ぶ街道の街だった桐生市黒保根町

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入口から階段を上がったところにあるフロントロビーとお土産処。梨木館のチェックインは午後2時、チェックアウトは翌日の11時でゆっくりと過ごせます。

平安時代には京と奥州を結ぶ街道の街だった桐生市黒保根町

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梨木館のコンセプトは「何もしない贅沢」。ウッドテラスのリクライニングチェアで、森を眺めていると、普段の生活を忘れほっとできます。

無色の源泉が茶褐色に変色する不思議な温泉

無色の源泉が茶褐色に変色する不思議な温泉

写真:やまと ふみよし

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梨木温泉は、ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー塩化物・炭酸水素泉で泉温は15.5度。泉温は低いですが、メタホウ酸やメタケイ酸などの成分が濃いため、温泉法の「温泉」となります。ナトリウムは、角質化した肌の乳化作用があり、マグネシウムは、炎症抑制作用、カルシウムは、鎮静効果があり、動脈硬化や、高血圧、骨粗しょう症に効能があるといわれています。

濃厚な源泉は無色透明で、空気に触れると茶褐色に変色する不思議な温泉。塩の成分が多い温泉は、殺菌効果があり「傷の湯」と言われることの他、塩の成分により皮膚からの水分発散を防ぐので「温まりの湯」とも言われています。濃い温泉成分と歴史ある温泉のため、大浴場の湯口は河岸段丘のように段々が形成され、湯舟は波のように付いています。

無色の源泉が茶褐色に変色する不思議な温泉

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大浴場の薬師の湯で温まった後はお休み処で一休み。畳2畳ほどのお休み処はとても落ち着きます。

無色の源泉が茶褐色に変色する不思議な温泉

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露天風呂の「滝美の湯」は時間制の貸切。目の前の滝がライトアップされる夜がお勧め。

掘りごたつの本館や、はせを亭、奥の細道と多彩な宿泊施設

掘りごたつの本館や、はせを亭、奥の細道と多彩な宿泊施設

写真:やまと ふみよし

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梨木館の宿泊は、和室3間に檜の内風呂、露天風呂の部屋や、和室2間に卓球台スペースのある部屋など特徴ある6部屋の「はせを停」。約20畳の和室2間に掘りゴタツがある部屋と、14畳の一般客室の「本館」、1日1組限定で、2〜3世帯の家族や、グループに最適な「奥の細道」などがあります。

紹介するのは、半露天風呂と掘りごたつの「本館」。部屋に入ると和室の窓側に掘り駆け上がりの掘りゴタツと半露天風呂があり、山の風景を見ながら入浴を楽しめます。大浴場の濃厚な温泉入浴後は、部屋のマッサージチェアで体をリフレッシュ、掘りごたつに入ってのビールは至福の時です。

掘りごたつの本館や、はせを亭、奥の細道と多彩な宿泊施設

写真:やまと ふみよし

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乳液やトリートメント、整髪料などのアメニティも充実。冷蔵庫のビールや日本酒、ソフトドリンクは無料です。

掘りごたつの本館や、はせを亭、奥の細道と多彩な宿泊施設

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濃厚な温泉は部屋に引泉できないため、部屋のお風呂は山の清水を沸かしたもの。濃厚な温泉とは違うサラッとした肌触りを味わってください。

名物のキジ料理と自家農園の野菜をお部屋で味わう夕食

名物のキジ料理と自家農園の野菜をお部屋で味わう夕食

写真:やまと ふみよし

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梨木館の食事は全て部屋食。名物のキジ料理をはじめに、キノコや自家農園の野菜に川魚のお刺身などの会席料理。先付けは、温野菜と豚肉の野菜巻きを塩こうじ、ポン酢ジュレで頂きます。キノコの煮凝り、レンコンの煮物など6品の前菜に、イワナのお造り、台物はキノコや野菜、キジの肉団子など具沢山の汁に、キジの胸肉などの部位のしゃぶしゃぶと、大きなテーブルに並べられた料理は色どり豊かです。

名物のキジ料理と自家農園の野菜をお部屋で味わう夕食

写真:やまと ふみよし

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ナスやピーマン、レンコンなどの天ぷらと、桐生市名物のひもかわうどんが熱々で配膳されます。サックリと揚がった野菜と、キノコの汁のうどんは素朴な味です。

名物のキジ料理と自家農園の野菜をお部屋で味わう夕食

写真:やまと ふみよし

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ご飯は、キジの炊き込みご飯か白米のいずれか、もしくは両方を選べます。赤城山の清水で炊き上げたご飯はふっくらとしています。

自家農園の野菜を使った朝食!白いご飯もキジ雑炊も旨い

自家農園の野菜を使った朝食!白いご飯もキジ雑炊も旨い

写真:やまと ふみよし

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山間の宿では四季折々の自然が楽しめます。春の桜、夏は、新緑とアジサイ、また、敷地内の湿地では、全国でも珍しく、ゲンジボタルとヘイケボタルの両方が見られます。色豊かな秋の紅葉と、冬には、梨木館の対面の急斜面を流れる沢が幾千もの氷柱が現れます。

朝食も旅の楽しみの一つ。梨木館は地元の食材、自家農園の野菜を使った朝食です。舞茸のバター焼きに、温野菜、大根と鶏肉の煮物、刺身コンニャク、だし巻き卵など。ご飯は、キジのお粥か白米か両方を選べます。漬物と頂く、清水で炊いた厳選米の白いご飯は日本の朝食そのもの。また、卵でとじられたキジのお粥は深い味わいです。

自家農園の野菜を使った朝食!白いご飯もキジ雑炊も旨い

写真:やまと ふみよし

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温野菜は大きめに切られた、サツマイモやニンジン、カボチャ、ジャガイモを、バーニャカウダや甘味噌など5種類のソースで頂きます。野菜とソースの味と相性が楽しめます。

自家農園の野菜を使った朝食!白いご飯もキジ雑炊も旨い

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朝食のメインは大きな舞茸のバター焼き。程よく焼けた舞茸に、醤油を垂らしていただきます。舞茸はβグルカンが豊富で、体の免疫力アップの効果があるといわれています。

梨木館は伝説の温泉と、食文化を伝える貴重な宿

赤城山は、男体山の神、大蛇と戦場ヶ原で戦った伝説の山。その山から湧き出る温泉は、浴室に結晶が残るほど濃厚です。夕食、朝食は、自家農園の野菜や、川魚など、山間の食材を使った料理が楽しめます。

そして、梨木館の名物はキジ料理。キジは古来から食べられている食用鳥で、脂身が少なくあっさりとした味。平安時代の古文書の「四条流包丁書」には“鳥といえば雉のこと他”と書かれています。梨木館は、歴史ある温泉と食事文化が味わえる貴重な宿なのです。

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/18−2018/11/19 訪問

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