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写真:岡本 大樹
地図を見る高知県の東部に位置している室戸(むろと)市。太平洋に突き出した室戸岬が有名な観光スポットであり、世界ジオパークに認定されているほど自然豊かな場所です。
そんな室戸に2018年4月にオープンしたのが「むろと廃校水族館」です。もともとこの場所は椎名小学校という名前でしたが、10年以上前に廃校となり、時を経て水族館として生まれ変わったのです。
写真:岡本 大樹
地図を見る決してアクセスがいいとは言えない場所なのに、オープン半年後の10月には来館者が10万人を突破。
50種類1000匹以上の魚が飼育展示されているのですが、そのほとんどは地元漁師の定置網にかかったものや、職員が自ら釣り上げたものばかりです。
そして一度足を踏み入れてみると、この水族館は子供が楽しめる空間に仕上げられているだけではなく、大人もついつい時間を忘れてしまう魅力があることに気づかされます。むしろ、学校という場所に懐かしさを感じて夢中になってしまうのは大人の方かもしれません。
写真:岡本 大樹
地図を見る館内はどこをとってもノスタルジックな魅力に溢れているのですが、特に目玉となる場所はなんと屋外の25mプール!
というのも、むろと廃校水族館では25mプールをそのまま飼育用の水槽として使っているのです。ここが学校であった時代には、何気なく使われていたであろう姿そのままに訪問者を楽しませてくれます。
もともと学校に通っている時でも使える時期が限定され、勝手には入れなかった場所の代表格ともいえるプール。そのプールに入れるというだけで特別感がありますよね。
写真:岡本 大樹
地図を見るしかもその中で悠々と泳いでいるのはなんとサメです。ハンマーヘッドシャーク(正式名:シュモクザメ)の仲間の「シロシュモクザメ」という種類のサメで、他の魚と一緒でも特に問題なく生活できます。
そのためこちらのプールには他にもサバやカワハギなどの魚が泳いでいますし、さらにはウミガメまで同じ空間で見ることができるのです。
写真:岡本 大樹
地図を見るもちろん25mプール以外にもたくさんの見所が館内にはあります。例えばこちらの写真の跳び箱は、真ん中に水槽が入っていて中には金魚が泳いでいます。
学校でしか見ることがないいろんな用具や場所を上手く使った見せ方は、むろと廃校水族館ならではの魅力です。
写真:岡本 大樹
地図を見る手洗い場は横に長く伸びるタッチプールに。ナマコやヒトデなどもいればカニやエビといった甲殻類まで様々です。よく見なければ石のような姿に擬態している生き物もいるので、しっかり観察してみましょう。
写真:岡本 大樹
地図を見るタッチプールは子供が楽しむためのものといったイメージがありますが、もちろん大人もタッチし放題です。
ルールとしては生き物を水面から出さないという点があるので、子供と一緒に楽しむ場合は注意しながら楽しんでみてくださいね。
写真:岡本 大樹
地図を見る図書室の本棚の上にはクジラの骨格があったりと、歩けば歩くほど驚きに出会うことができます。この骨は近くの椎名漁港で水揚げされたミンククジラのもの。
食用として使われたため一度は色々な鮮魚店に散らばってしまいましたが、骨好きのスタッフの方がお店をまわって集めてきた、なんていうちょっと面白いエピソードも黒板上で解説されています。
写真:岡本 大樹
地図を見るむろと廃校水族館はもともとは椎名小学校であった場所、ということはすでにご紹介した通りですが、館内には近隣の廃校などから来た物資も多くあります。
例えば上でご紹介した跳び箱も隣の中学校で使われていたものですし、その中で泳いでいる金魚はさらに隣の三高小学校の池から来た魚たちであるなど、他の廃校から転入(とこの水族館では表現されています)してきたものを上手く活用していることがわかります。
写真:岡本 大樹
地図を見るこちらのオルガンは個人的にこの水族館に贈られたもの。千葉に住んでいる椎名さんが自宅の隅で眠っていたオルガンの処理を考えていたところ、この廃校水族館のことを知り、受け取ってもらえないだろうかと思いついたそう。
学校の名前と寄贈者の苗字が同じ「椎名」だったことは偶然ですが、その偶然により館内にオルガンが登場したのです。子供達にどんどん弾いてもらえれば、と館長さんもおっしゃっています。
写真:岡本 大樹
地図を見る色々な生き物の説明書きにも注目してみましょう。こちらには日本語だけではなく英語訳もあります。しかもその英語訳は単に日本語を英語に訳しただけではないのです。
これまで水族館などの英語文は翻訳の正確性に重点が置かれており、子供にもわかりやすく興味を抱かせるといった点にはそれほど注力されていませんでした。
そんな問題点を解決するため、ここの英訳はハワイ大学で日本語を学ぶ学生グループP.O.N.Oによって作られ、子供でも馴染みのある理解しやすい文章となっているのです。
日本語でも、場合によっては説明文が難しく子供に大人が説明するといったケースはよくありますよね。こういった細かな配慮にもぜひ注目してみてくださいね。
写真:岡本 大樹
地図を見るフロントにはいくつかのグッズも置かれているので、帰る前にはチェックしてみましょう。
もっとも手軽なお土産にはポストカードセットがオススメですが、ウミガメのピンバッジもあれば、ぶりのぬいぐるみのくじ引きなんてものもありますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見るハズレなしの限定くじで特等が当たればかなりのビッグサイズなぶりを持って帰ることができます。
ちなみにポストカードにも描かれているぶりに足が生えたキャラクターは「むろとぶりくん」という名前。キモ可愛いキャラも要チェックです。
写真:岡本 大樹
地図を見る廃校というと子供が少なくなっていることなどの影響を感じて少しネガティブな印象かもしれません。ですが、室戸では一度役目を終えた学校を上手に使って新しい価値を生み出すことに成功しています。
学校というのは子供のための施設ではありますが、大人こそその懐かしさに魅了されること間違いなし。
「ノスタルジック」という言葉だけでは足りないむろと廃校水族館の魅力、ぜひ足を運んで感じてみてくださいね。
住所:高知県室戸市室戸岬町533-2
電話番号:0887-22-0815
入館料:高校生以上600円 小・中学生300円
営業時間:9:00〜18:00(10月〜3月は9:00〜17:00)
定休日:なし
※2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2022/5/27更新)
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