ヨーロッパの穴場!ルクセンブルクで世界遺産の街歩き

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ヨーロッパの穴場!ルクセンブルクで世界遺産の街歩き

ヨーロッパの穴場!ルクセンブルクで世界遺産の街歩き

更新日:2018/12/23 21:10

松田 朝子のプロフィール写真 松田 朝子 トラベルジャーナリスト、ライター

今やヨーロッパの人気国は世界中から大勢の人が来ていて、観光地はどこも大混雑。ヨーロッパならではの風景をゆったりと楽しみたければ、オススメなのはルクセンブルク。ヨーロッパのほぼ中央に位置するルクセンブルクは、神奈川県とほぼ同じ大きさの小さな国。世界遺産にも登録されている旧市街は、コンパクトに見どころが集中しています。カメラ片手にゆったりと、これぞヨーロッパ!なルクセンブルクを歩いてみませんか?

小さくとも豊かな国、ルクセンブルクはこんなところ

小さくとも豊かな国、ルクセンブルクはこんなところ

写真:松田 朝子

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ルクセンブルクと聞いて、それがどこにあるのか即答できる人はまだ少ないでしょう。

ルクセンブルクはフランス、ドイツ、ベルギーといった人気国と国境を接しており、パリからは鉄道で約2時間、フランクフルト、ブリュッセルからも鉄道で約3時間半で、ヨーロッパの主要都市からのアクセスもいいところ。ヨーロッパに行ったことのある人なら、知らずに近くまで行っているかもしれません。

小さくとも豊かな国、ルクセンブルクはこんなところ

写真:松田 朝子

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ルクセンブルクは面積約2,586平方キロメートルの小さな国でありながらも国際通貨基金(IMF)が公表した、「世界で最も裕福な国」では、1位カタール、2位マカオについで第3位。EU加盟国の中でも失業率、インフレ率とも低く、比較的治安も安定しています。また、EUの本拠地の一つとして、EUの主要機関のいくつかがルクセンブルクに置かれています。

小さくとも豊かな国、ルクセンブルクはこんなところ

提供元:(c)Uli Fielitz

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そして ルクセンブルクは正式にはルクセンブルク大公国といい、大公と呼ばれる君主が国の主権を握る立憲君主制。現在、世界で大公国と呼ばれるのはルクセンブルクだけなのです。

街も要塞もまるっと世界遺産の旧市街

街も要塞もまるっと世界遺産の旧市街

写真:松田 朝子

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ルクセンブルクの首都は、国名と同じルクセンブルク市。かつては城壁で囲まれていたというルクセンブルクの旧市街は、現在もいたるところに当時の遺構が残り、その古い町並みと要塞群はユネスコの世界遺産にも登録されています。

まず、ルクセンブルク発祥の地と言われているのが、「ボックの砲台」という場所。963年にルクセンブルク家の始祖であるジークフロイト伯爵が、ここに砦を築いたのが国の始まりと言われています。岩山の砦は、ペトリュス渓谷の地形と相まって「北のジブラルタル」とも称される天然の要塞に。現在も内部に入ることができ(冬季は閉鎖)、かつては23キロメートルあった地下通路も、17キロメートルが残っています。

街も要塞もまるっと世界遺産の旧市街

写真:松田 朝子

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ルクセンブルクの駅から旧市街に向かう時にわたる、石(砂岩)の橋はアドルフ橋と言って、アデルフェス大公の支配下の1900年から1903年にかけて建てられたもの。

街も要塞もまるっと世界遺産の旧市街

写真:松田 朝子

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全長153メートルの石のアーチ橋は世界でも最大と言われています。この橋は世界でも初の自転車専用階が。車道の下がそのフロアですが、人も歩くことができます。外観と違って橋の内側は近代的な雰囲気で、新旧のコントラストを楽しむことができます。

冬はイルミネーションが綺麗な広場

冬はイルミネーションが綺麗な広場

写真:松田 朝子

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街の中心は、ギョーム2世広場。オランダの国王であり、ルクセンブルク大公だったギョーム2世の騎馬像を中心に、ここにはホテルやレストランが軒を連ねています。冬場はアイススケートリンクもオープン。華やかな電飾が飾られて、フォトジェニックな風景を堪能できます。

冬はイルミネーションが綺麗な広場

提供元:(c)Paddy Cummins

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広場でひときわ目を引くのは、タウンホールと呼ばれる市庁舎。エントランスにはルクセンブルク大公国のシンボル、ライオンのブロンズ像が2体置かれています。ネオ・クラシックスタイルのこの建物は、旧フランシスコ会修道院だった建物の礎石を使って1830〜1838年の間に建てられたもの。外観のみならず、重厚な石造りの内部も必見です。

<基本情報>
住所:J46J+45 ルクセンブルク
電話番号:+352-47-961

冬はイルミネーションが綺麗な広場

写真:松田 朝子

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ギョーム2世広場から数分のところにあるアルム(憲法)広場では、11月末から12月24日までの間クリスマスマーケットが開かれ、移動式遊園地やクリスマス・グッズを扱う露店や、グリューワイン(ホットワイン)や軽食の屋台が彩りを添えます。ここは、第一次世界大戦で戦死したルクセンブルグ人を追悼する、ゲレ・フラ(ゴールデンレディー)のモニュメントで有名です。1923年に設立されたこの記念碑は、40メートル高さのオベリスクに、金メッキされた女性像が月桂樹の冠を手にして乗っているというもの。遠くからでもよく見えて、ルクセンブルクの街を見守る女神のようにも感じられます。

ステンドグラスとパイプオルガンに圧倒!ノートルダム大聖堂

ステンドグラスとパイプオルガンに圧倒!ノートルダム大聖堂

写真:松田 朝子

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ノートルダム大聖堂は1613年、イエズス会によって大学(現在は国立図書館)の教会として建てられたもので、のち1870年に司教座が置かれて大聖堂に。天高くそびえる尖塔は、ルクセンブルクのランドマークでもあります。ゴシック建築をはじめ、ルネッサンス、バロックといった様々な建築様式が見られるのもこの大聖堂の特徴ですが、その荘厳な空間を取り囲むように配置されたパイプオルガン、祭壇の後方を飾るステンドグラスには圧倒されます。ルクセンブルクでは、国の儀式はこの聖堂でとり行われることになっており、大公家の結婚式もここで行われます。

ステンドグラスとパイプオルガンに圧倒!ノートルダム大聖堂

写真:松田 朝子

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でも、ここだけ見て帰ってしまわないように!大聖堂にはクリプタ(地下聖堂)があり、そちらも必見です。1対のライオンに守られ、頑丈なシャッターが下ろされている部屋は、大公家の家族用の礼拝堂。シャッターの隙間から写真を撮ることはできます。

また、ここにはヨハン盲目王(ボヘミア公)や歴代の大公家の遺骨が収められています。

ステンドグラスとパイプオルガンに圧倒!ノートルダム大聖堂

写真:松田 朝子

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ちなみに、ノートルダムとは英語で「Our lady」という意味で、聖母マリアのことを指しています。なので「ノートルダム」という名前の教会堂は世界各地のフランス語圏に建てられています。

<基本情報>
住所:J45J+RJ ルクセンブルク
電話番号:+352-22-29-70-1

フォトジェニックな旧市街に溶け込む大公宮殿

フォトジェニックな旧市街に溶け込む大公宮殿

提供元:(c)SIP Uli Fielitz

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旧市街の中心にある大公宮殿は、16世紀に建てられた重厚な石造りの建物。建築当初は市庁舎として使われ、1890年から大公宮に。1995年に修復工事が行われてからは、ルクセンブルクの主要観光スポットになりました。たくさんの窓と装飾を施したバルコニーは旧市街でひときわ目立ち、多くの人がここでカメラを構えています。

フォトジェニックな旧市街に溶け込む大公宮殿

写真:松田 朝子

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ここでは衛兵交代式が6月〜9月の間は月に一回、また要人の訪問時に見ることができます。また、夏の間は、建物の中を巡るツアーもあります。ちなみに大公ファミリーはここには住んでおらず、大公の執務用と迎賓館として使用されています。

<基本情報>
住所:J46M+94 ルクセンブルク
電話番号:+352-22-28-09

ヨーロッパならではの風景を楽しもう!

ルクセンブルクの旧市街では、ギョーム2世広場を中心に3〜5時間もあれば、メジャーな観光スポットを見て回れます。あちこちから顔を出している城壁や尖塔を持つ大聖堂、カラフルな建物といった、ヨーロッパならではの風景も、団体客に邪魔されることなく楽しめます。この先長い連休などでヨーロッパに行って、人ごみに揉まれた時はルクセンブルクへエスケープするといいでしょう。

取材協力:ルクセンブルク政府観光局

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/25−2018/11/27 訪問

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