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写真:アシュ 飯田
地図を見る古代ローマ帝国時代の西暦40年ごろ、アフリカ西端の拠点として築かれたヴォルビリス遺跡。当時から栽培が続けられている、オリーブ畑が広がる大地の中に、突如石造りの退廃した遺跡が浮かび上がっています。
街の最盛期には、約二万人もの人々がこの都市で生活を営んでいたこともあり、遺跡の方々で当時の暮らしぶりを窺うことができる、貴重な世界遺産です。
写真:アシュ 飯田
地図を見る写真は遺跡内にいくつも現存する、床のモザイク画の一つ。モザイク画のある区画は、当時ローマ帝国騎士の邸宅でした。豪奢な装飾は、身分が高く家柄もよい彼らだからこそ拵えることのできた、富の象徴でもあります。
ヴォルビリスのモザイク画は保存状態がとても良く、そのことが世界遺産登録の評価にもつながりました。その鮮やかな画は、遠く離れたモロッコの地にも、故郷を思い出させる空間を作ろうという彼らの気持ちを、現代に生きる私たちにも届けてくれます。
写真:アシュ 飯田
地図を見るヴォルビリス遺跡が世界遺産に登録された理由の一つとして、北アフリカのローマ帝国時代の遺構が、よい保存状態で残っていたということがあります。7世紀にアラブ勢力がモロッコを席巻するにつれ、他の遺跡は破壊されたり風化の憂き目に会いましたが、ヴォルビリスは致命的な被害もなく残されました。
写真:アシュ 飯田
地図を見るしかし、1755年に起きたリスボン大地震では、この遺跡も大きな被害を受けました。遺跡内のキャピトルの柱や壁、水道橋の一部も崩れてしまうなど、危機的な状況に陥ったことも。
遺跡のハイライトの1つであるキャピトルにそびえる柱は、崩れかけた状況を間近に観察できるスポットです。ゼウス神を祀る神殿で元々は屋根もある造りでしたが、今では柱が数本残るのみ。2000年の時の流れを感じるその姿は、観光客にも人気で絶好の撮影スポットにもなっています。
写真:アシュ 飯田
地図を見るヴォルビリス遺跡は長年に渡る崩壊の危機を乗り越えて、歴史的価値の高いこの遺跡を後世に残すため、現在も修復作業が続けられています。遺跡内にはミュージアムが設けられており、ヴォルビリス遺跡で暮らしていた人々の生活模様についても学ぶことができます。
写真はオリーブを引いて油を取っていた圧搾機。ヴォルビリス付近の特産品であったオリーブは、加工されたりなどしてヨーロッパに輸出もされていました。遺跡周辺には現在もオリーブ畑やブドウ畑、果樹園が広がり、当時の雰囲気を残しています。
写真:アシュ 飯田
地図を見る施設になりますが、ここヴォルビリス遺跡では、集会所として市民に利用されていました。跡地には石の台座や柱が僅かに残るだけで、雑草の生えた石造りの床が繁栄の跡を偲ばせます。
写真:アシュ 飯田
地図を見るフォーラムの脇にはバシリカ礼拝堂の遺構を見ることができます。現在は外壁が約100mに渡って残るのみですが、外壁の美しいアーチの曲線美が観光客の目を引き、キャピトルと同じくローマ帝国時代の美しい建築様式を感じられるスポットに。この場所に立つと、ローマ帝国時代のヴォルビリスに迷い込んだかのような気持ちになれる場所でもあります。
住所: Route de Volubilis, Fertassa
アクセス:公共交通機関なし。メクネスまたはムーレイ・イドリスよりグランタクシーを利用
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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