水と岩の織り成す自然の芸術を堪能!〜宮の谷渓谷(三重県松阪市)

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水と岩の織り成す自然の芸術を堪能!〜宮の谷渓谷(三重県松阪市)

水と岩の織り成す自然の芸術を堪能!〜宮の谷渓谷(三重県松阪市)

更新日:2014/04/02 16:30

津田 泰輔のプロフィール写真 津田 泰輔

三重県と奈良県の境目付近は近畿地方でも屈指の険しい山々が連なる場所。
そして大台ケ原を中心としたこの一帯は年間を通じて多量の雨が降り、山から豊富な水を運んでくれる。
今回紹介する宮の谷渓谷もまた、多くの雨水が長い年月をかけて浸食して造り出された深い谷である。
美しい水と造形深い谷の岩々。
少し足を伸ばして、自然の芸術を堪能してみてはいかがだろうか。

細くて深い谷底「犬飛岩」

細くて深い谷底「犬飛岩」

写真:津田 泰輔

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宮の谷渓谷は奥香肌峡(おくかはだきょう)と呼ばれる一帯に属し、蓮ダムのさらに上流に位置する。
蓮ダムから先は細い道になっているので車で訪れる際は注意して運転して欲しい。
細い道をしばらく進めば、突き当たりに何台か車を停められるスペースがあるので、そこに駐車して遊歩道を進んでいこう。

遊歩道をしばらく進むと分岐道がある。
左に進むと、この犬飛岩と呼ばれる場所に出ることができる。
この絶壁は高さ100mぐらいはあるだろうか。それに対して幅は数メートル。
かつて大蛇に追われた猟師が犬を抱えて飛び越えたと言う事らしいが、この絶壁を飛び越える度胸はありません…。

下を覗き込むと、川が流れている。
そしてその行き着く先にはエメラルドグリーンの淵。
滝でもあるのだろうか。断崖に隠れてはっきり見ることができないが、左側からうっすらと白い水しぶきが上がっている。
とても近づけない自然の造形美に、ただただ見とれてしまうことだろう。

蛇行して流れる「蛇滝」

蛇行して流れる「蛇滝」

写真:津田 泰輔

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犬飛岩からいったん引き返して先ほどの分岐を右へ。
川沿いの道をしばらく進むことになる。
途中、道が崩落して川の横の岩場を進んだりすることになるが、それもまた自然を堪能できて良いかもしれない。
川岸へ降りたり、階段を登って谷沿いの道を進んだりして行くと、見えてくるのがこの「蛇滝」。
滝と呼ぶには落差がないのだが、岩場を蛇行しながら白い水しぶきを上げて流れていく川はとても美しい。

水面がキラキラと美しい

水面がキラキラと美しい

写真:津田 泰輔

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これだけ山奥に来ると、とにかく水が綺麗だ。
浅い部分は川底がくっきり見えるほどの透明感。深い淵になるとエメラルドグリーンの美しい色に染まる。
これだけ美しい水は、普通の観光地ではまず味わえない。
人の手がほとんど入っていない自然はなんと美しいものなのだろう。
はるばる山奥にやって来た者だけが見ることができる芸術品。

絶壁に取り付けられたスリル満点の道

絶壁に取り付けられたスリル満点の道

写真:津田 泰輔

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谷が細くなってくると遊歩道が設置できないので、このように絶壁に直接道が作られている場所がある。
全面グレーチングのため、当然の事ながら下が見られる。
足下に川の流れを見ながら絶壁の横を歩く。絶壁の上には木々が横に生えており、時折大きな岩が橋の上に落ちていたりしてスリル満点だ。
くれぐれも落っこちないように注意して歩いて欲しい。

宮の谷渓谷の終着点にある「高滝」

宮の谷渓谷の終着点にある「高滝」

写真:津田 泰輔

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絶壁横の道を突破し、次の橋を渡ると分岐点に到達する。
標識が出ていて、右は「高滝」左は「風折滝」とあるはずだ。
左の「風折滝」の道は整備されておらず、素人では突破できない道。落差80mの大きな滝があるようだが、相当の経験と知識がない方は踏み込まないようにしよう。

と言うことで、普通の人は右側の高滝の方へ。
それでもここからは少し険しい道になってくるが、ほどなく高滝が谷の奥に見えてくるだろう。

高滝の落差は約50m。
まっすぐ綺麗に落ちる直瀑だ。
美しい自然の芸術を楽しみながらあるいてゴールにあるのは、迫力のある滝だった。

実はこの奥にも一応道は続いていて、いくつかの滝や池小屋山に登る道があるのだが、この高滝を登る道がかなりの絶壁で、滑落事故も起きていることから、普通の人にはおススメできない。

往復約3時間の芸術鑑賞

宮の谷渓谷の入口から高滝までは2.2km。休憩も入れて往復約3時間の道のりだ。ある程度整備された道とは言え、観光地ではないので、装備はしっかり整えて訪れて欲しい。
苦労して訪れるだけの価値はある、渓谷美を十二分に堪能できる場所であることは間違いない。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2012/03/20 訪問

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