法師温泉「長寿館」群馬の名宿で心ときめく“至福の湯浴み”を

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法師温泉「長寿館」群馬の名宿で心ときめく“至福の湯浴み”を

法師温泉「長寿館」群馬の名宿で心ときめく“至福の湯浴み”を

更新日:2018/12/28 06:53

権丈 俊宏のプロフィール写真 権丈 俊宏 一級建築士

法師温泉「長寿館」(群馬県みなかみ町)は、名実ともに日本を代表する秘湯。特に混浴の「法師乃湯」が有名で、その足元湧出の温泉は“究極の温泉”とさえ言われています。また、登録有形文化財の歴史ある佇まい、地産地消の会席料理にも定評がある名宿です。

山深き一軒宿ですがアクセスにも優れ、首都圏からの一泊二日の旅行も十分可能。日帰り入浴もできますが、宿泊でこそ堪能すべき! その多彩な魅力をご紹介します。

心ときめくレトロな情景!

心ときめくレトロな情景!

写真:権丈 俊宏

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法師温泉「長寿館」は、上信越高原国立公園内にある一軒宿。与謝野晶子や川端康成など、多くの文豪にも愛された歴史ある秘湯です。全館木造で、豊かな自然と見事に調和。敷地内に降り立った瞬間から、誰もがそのレトロな情景へ引き込まれるに違いありません。

心ときめくレトロな情景!

写真:権丈 俊宏

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入口をくぐると、さらに法師温泉独自の世界へ引き込まれます。玄関は本館と呼ばれる建物で、国の有形文化財に登録されている貴重な建築。天井が高く、重厚かつ豪快さを感じさせる空間です。

上の写真中央にある直径2メートルはあろうかという巨大な切り株は火鉢で、樹齢1300年の栃の木でできています。

心ときめくレトロな情景!

写真:権丈 俊宏

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本館の内部もレトロ情緒たっぷり。写真左の“フルムーン”と書かれたポスターは、1981年、旧国鉄のCMで使われたもの。俳優の上原謙と女優の高峰三枝子が法師温泉の混浴風呂に入浴し、当時話題となりました。

「法師乃湯」極上泉質と絶妙の温度が生む“至福の湯浴み”

「法師乃湯」極上泉質と絶妙の温度が生む“至福の湯浴み”

写真:権丈 俊宏

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法師温泉の魅力は、混浴の「法師乃湯」を抜きに語ることはできません。こちらの浴室も国の有形文化財に登録。天井は貼られず、丸太を削った野太い梁や屋根裏がむき出し。上品な大正ロマン風でありながらも、豪快さと開放感を兼ね備えています。

「法師乃湯」極上泉質と絶妙の温度が生む“至福の湯浴み”

写真:権丈 俊宏

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泉質は、カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。綺麗に透き通った清澄なお湯で、湯船の底に敷かれた砂利の間から源泉が湧出。脱衣場の下から湧き出す源泉も湯船に引かれ、浴槽内で38〜41度程の適温やや温めに調整されています。

硫酸塩泉は一見特徴が少なく見えますが、実は肌にハリと潤いを与えるアンチエイジングの美人湯。また血行促進効果もあるとされ、浴後は温まり感が長時間持続する泉質。簡単に言えば、体の外からも中からも健康になれ、極めて温浴効果の高い泉質なのです。

「法師乃湯」極上泉質と絶妙の温度が生む“至福の湯浴み”

写真:権丈 俊宏

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「法師乃湯」は優れた効能を持つ温泉を、絶妙の温度で楽しめる点が最大の魅力です。38度と言うと寒い時期は温すぎと思われがちですが、温まりの泉質ですので、長く浸かると軽く汗ばむほど体ポカポカに! 次第に身も心も解き放たれ、安らかな気持ちへ…。まさに“至福の湯浴み”という言葉がピッタリの名湯です。

混浴で、タオルを巻いた状態での入浴は不可。女性にはハードルの高い温泉であることも事実です。しかし宿泊者には女性専用時間が設定されているので、その時間帯に安心して入浴を楽しめます。

足元湧出の「長寿乃湯」、露天風呂付の「玉城乃湯」

足元湧出の「長寿乃湯」、露天風呂付の「玉城乃湯」

写真:権丈 俊宏

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法師温泉「長寿館」では、三か所の浴室があります。写真は「長寿乃湯」。こちらも湯船の底から温泉がプクプクと湧出。以前は女性専用風呂でしたが、現在は男性専用時間が設けられ、男性も入浴できる様になりました。

「長寿乃湯」は法師乃湯とよく似た泉質ですが、浴槽内で41〜42度と温度はやや高め。しばらく浸かると猛烈に体が温まります。熱めの温泉が好きな方におすすめです。

足元湧出の「長寿乃湯」、露天風呂付の「玉城乃湯」

写真:権丈 俊宏

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写真は「玉城乃湯」の内湯。男女交代制の浴室です。総檜の浴室は法師乃湯と似た造りですが、さらに屋根までの高さが高く、開放感にも優れます。

泉質は単純温泉。温度が低いので加温循環方式を採用していますが、湯口からは源泉を投入。単純温泉とはいえ硫酸塩泉系統の美人湯ですので、肌の潤いは浴後もしっかりと残り続けます。

足元湧出の「長寿乃湯」、露天風呂付の「玉城乃湯」

写真:権丈 俊宏

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写真は「玉城乃湯」の露天風呂。山々に囲まれ、四季折々の情緒を感じさせる造りです。内湯と併設されているので、交互に入浴を楽しめる点が魅力的です。

多彩な客室〜ラグジュアリーから文化財まで

多彩な客室〜ラグジュアリーから文化財まで

写真:権丈 俊宏

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法師温泉「長寿館」の魅力は、決して歴史や温泉だけではありません。伝統を大切にしながらも現代の利便性を随所に導入。客室は、本館・別館・薫山荘・法隆殿の四つの建物に分かれています。

上の写真は「法隆殿」にある特別室。スウェーデン皇太子も宿泊された由緒ある部屋です。メゾネットタイプ(客室が二階建て)になった贅沢な造りで、和洋折衷の佇まいが魅力。家族や親しい仲間と一緒に過ごしたくなるような上級客室です。

多彩な客室〜ラグジュアリーから文化財まで

写真:権丈 俊宏

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写真は「薫山荘」の客室。客室の造りは部屋ごとにすべて異なります。いずれも純和風の建築で、全ての部屋で法師川が臨めます。

多彩な客室〜ラグジュアリーから文化財まで

写真:権丈 俊宏

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「本館」と「別館」は、国の有形文化財として登録されています。上の写真は別館の客室。ただ歴史があるだけでなく、別館は全室トイレ付であり、現代の利便性への配慮もなされています。

地産地消にこだわったヘルシーな会席料理

地産地消にこだわったヘルシーな会席料理

写真:権丈 俊宏

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夕食は、地元群馬県産の素材を使用した会席料理です。刺身はギンヒカリ(群馬の最高級ニジマス)を使用。鶏肉は赤城産、野菜や山菜は町内産・県内産を中心に使用しています。全体にあっさりした滋味で、体の中から健康になれるような料理です。

※旬の食材を使用しているので、料理内容が変わることもあります。

地産地消にこだわったヘルシーな会席料理

写真:権丈 俊宏

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朝食は、湯豆腐を中心とした山菜料理。米は南魚沼産のコシヒカリ。一見淡白な味ですが、噛めば噛むほど甘味が口の中に広がる上品な味わい。おかわりがよく進むご飯です。

法師温泉「長寿館」は超人気宿。こまめに空室チェックを!

このように法師温泉「長寿館」は、温泉そのものが非常に優れた名宿です。しかし歴史ある佇まいや多彩な客室、地産地消の料理にも優れ、秘湯でありながらも快適な宿泊ステイが楽しめます。

日帰りも可能ですが、ぬるい温泉ですので宿泊してじっくり堪能するのがベスト。日常の喧騒を忘れ、心と体を癒したい方にピッタリの宿です。

東京から公的交通機関(新幹線とバス)で行ける点も魅力。なかなか予約が取れない超人気宿なので、こまめにチェックして希望日に空室があれば、迷わず予約!がおすすめです。

2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/12/16−2018/12/17 訪問

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