ブリュッセルから列車で約40〜50分、観光の第一歩は列車で到着したアントワープ中央駅。駅舎の正面ホールに入ると、ご覧のようにどこかの宮殿かと見紛うばかりのこの豪華さです。
20世紀の初頭に10年間かけて建設されたネオ・バロック様式の建物で、重厚な石造りのターミナルと鉄とガラスを用いた巨大なドームが美しく調和しています。その見事な景観から「鉄道の大聖堂」とも呼ばれています。
駅舎内のホールに出てすぐ左手、「ロイヤル・カフェ」という名前の通り、王室をイメージしたカフェにぜひ立ち寄りましょう。店内は高い天井と白を基調とした美しい装飾。まさにヨーロッパのカフェといった雰囲気です。
<基本情報>
住所:Pelikaanstraat 3, 2018 Antwerpen
電話番号:+32-3-225-58-80
提供元:(c)Antwerp Tourism & Convention
地図を見るアントワープ中央駅→「ルーベンスの家」約1.5Km 徒歩約15分
アントワープ中央駅を出ていよいよ街の観光ポイントに向かいます。
「ルーベンスの家」はバロック絵画の巨匠、ルーベンスが1610年から亡くなるまで過ごしたアトリエ兼住居です。彼は画家としての才能ばかりでなく、7カ国語を話す外交官としても活躍しました。作品以外にも当時の家具や調度品も見ものです。
<基本情報>
住所:Wapper 9-11, 2000 Antwerpen
電話番号:+32-3-201-15-55
ルーベンスの家→「Ko’uzi - Sushi and Fine Food」約850m、徒歩約10分
少し早いお昼になるかもしれませんが、ルーベンスの家からすぐ近く、ちょっと変わったランチ場所をご案内しましょう。
ベルギー人のご主人と日本人女性が経営するこちらのお店のSushiは、日本で開催された創作寿司のコンテスト「ワールドスシカップジャパン2013」で準優勝に輝き注目されるようになりました。
ご覧のように江戸前寿司とは全く違った、お洒落な可愛らしいお寿司で、ベルギーのチョコレートを作る時に使う型に酢飯を入れ、その上にネタを乗せて押し出して作るようです。ヨーロッパの食材と日本の寿司の融合で出来たお洒落でヘルシーなSushiをぜひ味わってみてください。
<基本情報>
住所Leopoldplaats 12, 2000 Antwerpen
電話番号:+32-3-232-24-88
Ko’uzi - Sushi and Fine Food→「プランタン=モレトゥス博物館」1.5Km,約徒歩15分
ランチの後、午後の街歩きスタートです。
まず向かうのは、単独の活版印刷の博物館として世界遺産に登録されている、プランタン=モレトゥス博物館(Museum Plantin-Moretus)。博物館の名前の由来は、創業者のクリストフ・プランタンおよびプランタンの後継者モレトゥスの仕事場兼住居であったことから来ています。
現存する世界最古の印刷機や創業者一族と親交のあったルーベンスの絵画など、一見の価値があるものが並び、邸宅部分からは富豪の暮らしぶりを知ることができます。
<基本情報>
住所:Vrijdagmarkt 22-23, 2000 Antwerpen
電話番号:+32-3-221-14-50
プランタン=モレトゥス → 「ブラボーモニュメント、市庁舎」約500m, 約徒歩5分
次に、博物館から数分で街の名前の由来にもなった「ブラボーの像」と市庁舎のあるグローテマルクト広場に到着です。伝説ではブラボーとは古代ローマの兵士の名前で、街を流れるスヘルデ川で猛威を奮っていた巨人の手を切って川に投げ込んだ、とのことです。アントワープのオランダ語読みは「アント・ウェルペン」=手を投げる、という意味です。
広場に面して建つ重厚な建物が、フランドル・ルネッサンス様式の市庁舎です。
<基本情報>
住所:Grote Markt 1, 2000 Antwerpen
電話番号:+32-3-221-13-33
市庁舎→「聖母大聖堂」約180m, 約3分
市庁舎のある広場からもこの大聖堂は見える近さで、歩いて数分の距離です。ベルギー最大のゴシック様式の聖堂で、 着工から約170年の歳月をかけ1521年に完成しています。 1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産登録されています。
大聖堂そのものの素晴らしさも勿論ですが、ルーベンスによる「聖母被昇天」「キリストの降架」「キリストの昇架」といった傑作を、いつでもここで見ることができます。
<基本情報>
住所:Groenplaats 21, 2000 Antwerpen
電話番号:+32-3-213-99-51
聖母大聖堂→「Quinten Matsijs」約350m, 約5分
さて1日の街歩きもそろそろ夕方。夕食は地元のカフェをご案内しましょう。
大聖堂からも徒歩数分、ちいさな路地に、アントワープで一番古いカフェ、「Cafe Quinten Matsijs (カフェ クイントン マセイス)」があります。この店もベルギー人のご主人と日本人の奥様が経営するカフェで、16世紀からの建物は文化財に登録されていて、内外装とも大きく改装できないため、店内に入るとまるでタイムスリップして昔に戻ったような気分になります。
各種地元ビールやベルギーのソーセージ、小エビのコロッケなどおつまみからフランダース風牛煮込みなど地元料理も楽しめます。そしてこの店で忘れてならない料理が、奥様が作られる「ドライカレー」。ぜひお試しください。
<基本情報>
住所:Moriaanstraat 17, 2000 Antwerpen
電話番号:+32-3-225-01-70
都市としては冒頭お話したとおりベルギー第二の大都会ですが、中世の建物が残るエリアは今回ご案内したように充分歩いて回れる広さです。ブリュッセルからでも日帰りでも楽しめますので、ベルギー訪問の際はこの街を訪れる日程を考えてみましょう。
2018年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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