新千歳空港から30分以内!北海道安平町で寄りたい施設3選

新千歳空港から30分以内!北海道安平町で寄りたい施設3選

更新日:2019/06/11 14:33

北海道安平町は新千歳空港がある千歳市や苫小牧市の隣町です。有名な競走馬を生み出し、元スピードスケート選手の橋本聖子さんの出身地でもあります。町には歴史ある鶴の湯温泉、早来駅に併設された安平町物産館、追分駅すぐの安平町ぬくもりセンターに温浴施設があり、2019年4月には鉄道で賑わった頃をイメージした道の駅もオープン!新千歳空港から車で最短20分で行ける安平町へ出かけてみませんか。

ガチョウが出迎え!夏は蓮の花がきれいな温泉「鶴の湯温泉」

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新千歳空港から車で国道36号に出て、道道10号を20分進むと写真の看板がある温泉「鶴の湯温泉」が見えてきます。またJR早来(はやきた)駅から車で道道10号を進んで5分程度進んで到着します。注意しないと見落とすことが多いので、初めて訪問する旅行者はカーナビや地図の準備を勧めます。

ガチョウが出迎え!夏は蓮の花がきれいな温泉「鶴の湯温泉」
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季節を問わず、鶴の湯温泉訪問者を迎えてくれるのは、建物の前にある池に生息する2匹のガチョウ(写真)です。池には鯉も生息しています。なお駐車場は建物の手前にあり、建物正門前や池のそばは駐車出来ません。

ガチョウが出迎え!夏は蓮の花がきれいな温泉「鶴の湯温泉」

提供元:ふる里の名湯 鶴の湯温泉

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鶴の湯温泉の敷地にある庭園には、春はエゾ小桜、紫ツツジ、夏はアヤメ、ハナショウブ、スイレンが咲きます。特に池一面にハスの花が咲く(写真)8月中旬頃が見ごろ。秋は紅葉、冬は閑静な雪景色を味わえ、四季によって風情があります。

日帰りも宿泊も可能!北海道でも古い「鶴の湯温泉」

日帰りも宿泊も可能!北海道でも古い「鶴の湯温泉」

提供元:ふる里の名湯 鶴の湯温泉

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鶴の湯温泉は1871年に鶴が傷を癒していたことから名付けられた、北海道でもかなり古い温泉です。原野に放牧馬を監視にきた牧夫が、しばしば病んだ鶴が沢地に舞い降りていき、冷泉に浴(ゆあみ)して飛び去るのを発見。この話を聞いた、現在の苫小牧市美々で馬を使い、貨物輸送の仕事をしていた井上利三郎が、ケガした人と家畜を浴させてみると治癒します。そこでこの冷泉の効果に期待し、1902年、利三郎の婿養子が現地に湯宿を開業します。

日帰りも宿泊も可能!北海道でも古い「鶴の湯温泉」

提供元:ふる里の名湯 鶴の湯温泉

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鶴の湯温泉は源泉の泉温が14.5度と低いので、浴槽の湯は加熱しています。泉質は硫黄ナトリウムを含む炭酸水素塩泉で、切り傷、火傷の他に、皮膚病、冷え性、疲労回復に効果があります。また鶴の湯温泉は宿泊も可能。宿泊対応は木曜〜月曜です。

日帰りも宿泊も可能!北海道でも古い「鶴の湯温泉」
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鶴の湯温泉には、お食事処「和(WA)」があります。朝食は宿泊者のみですが、昼食、夕食は日帰り入浴客も利用可能。一般的な定食、麺類、丼物のメニューが中心ですが、筆者がおススメするのは、入浴後に食べるとおいしい「あずきソフト(写真)」。あずきとソフトクリームが絶妙に合います。

<鶴の湯温泉の基本情報>
住所:北海道勇払郡安平町早来北町5番地
電話番号:0145-26-2211
休業日:水曜日
日帰り入浴時間:10:00〜21:00
宿泊者入浴時間:7:00〜21:00
アクセス:
苫小牧市中心部より車で約30分
札幌市中心部より車で約50分(高速道路利用)
室蘭市中心部より車で約2時間(高速道路利用)
他は本文参照。

安平町物産館はJR早来駅と併設!名馬の特別レイに雪だるまも

安平町物産館はJR早来駅と併設!名馬の特別レイに雪だるまも
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JR室蘭本線早来駅には安平町物産館(写真)が併設されています。ここには安平町の土産品が勢揃い。またJRの乗車券や記念きっぷも発売中です。

安平町物産館はJR早来駅と併設!名馬の特別レイに雪だるまも
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安平町は競走馬を育ててきた町でもあります。現役競走馬時代、高い注目を集めたディープインパクトは2002年、ジェンティルドンナは2009年にいずれも安平町のノーザンファーム生まれです。安平町は2頭の活躍を表彰し、特別栄誉賞を授与。物産館には特別レイ(競走馬の首にかける飾り)が展示中です。

安平町物産館はJR早来駅と併設!名馬の特別レイに雪だるまも
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安平町早来にある集配郵便局はその名も「早来雪だるま郵便局(写真)」。開業は1896年と道内でも古い方です。1986年、当時の郵便局長が、東京の子供にも純白の雪だるまを見せてあげようと「発泡スチロール詰め雪だるま」の発送を考案し、1988年から発送が始まりました。平成9年には郵便局名にも雪だるまが付けられます。物産館では発泡スチロール雪だるまの展示のみで、発送の申込などは徒歩5分の場所にある郵便局で行って下さい。

安平町土産には高倉健さんが愛したカマンベールチーズも!

安平町土産には高倉健さんが愛したカマンベールチーズも!

提供元:一般社団法人あびら観光協会

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安平町物産館で販売中の土産で、おススメは安平町早来のチーズ工場「夢民舎(むーみんしゃ)」のカマンベールチーズ。あの高倉健さんが北海道ロケで訪れた時、差し入れで味わってから大変気に入り、2001年より毎月取り寄せていたほど。早来は日本で初めて本格的にチーズの生産が始まった国産チーズの発祥の地。物産館の近くには、夢民舎直営の「レストランみやもと」もあります。

なお、北海道胆振東部地震から品薄状態が続いていますので、現地で購入したい場合は事前に電話で確認する事をおススメします。

安平町土産には高倉健さんが愛したカマンベールチーズも!
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安平町追分地区にも地元企業によるチーズ工場があります。夢民舎と同様に人気があるのが角谷(かくや)のカマンベールチーズ(写真)。こちらもセットでも単品でも購入可能です。

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安平町は酪農の他に、かりんずやハスカップの栽培が行われています。物産館の近くにある株式会社早来かりんずでは、かりんずやハスカップのゼリーや羊羹、更にチーズ羊羹も製造・販売しています。

<安平町物産館の基本情報>
住所:北海道勇払郡安平町早来大町199-1
電話番号:0145-22-2992
営業時間:8:30〜18:00
定休日:12月31日〜1月3日

「ぬくもりの湯」は安平町ぬくもりセンター内!近くに道の駅オープン

「ぬくもりの湯」は安平町ぬくもりセンター内!近くに道の駅オープン
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安平町追分地区はかつて鉄道で栄えた地域。室蘭本線と夕張方面へ向かう夕張線(現・石勝線)があって、かつては追分駅の近くにSLの機関区がありました。現在は1981年に現・南千歳駅−追分駅と現・新夕張駅―新得駅に石勝線が開通して、札幌と帯広・釧路を結ぶ特急列車が走り、その一部が追分駅に停車しています。

そんな追分駅そばの安平町ぬくもりセンター内に温浴施設「ぬくもりの湯(写真)」があります。

「ぬくもりの湯」は安平町ぬくもりセンター内!近くに道の駅オープン

提供元:一般社団法人あびら観光協会

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ぬくもりの湯は温泉ではありませんが、9種類の天然鉱石(活性石)で活性化されたミネラルウォーターを使った施設。リンスインシャンプーとボディソープは備えてあるので、最低限タオル、衣類、貴重品を持参して下さい。なお宿泊は出来ません。一定の期間ごとに男湯と女湯が入れ替わります。

<ぬくもりの湯の基本情報>
住所:北海道勇払郡安平町追分中央1番40号
電話番号:0145-25-2968
休業日:第2、第4火曜日
アクセス:
JR追分駅より徒歩1分
新千歳空港よりJRで約18分(南千歳−追分間特急乗車)
札幌駅よりJRで約43分(全区間特急乗車)
新千歳空港より車で約23分
札幌市中心部より車で36分(道東自動車道・追分町IC利用)

「ぬくもりの湯」は安平町ぬくもりセンター内!近くに道の駅オープン
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2019年4月、安平町追分の市街地、国道234号線沿いに「道の駅あびら D51ステーション(写真)」がオープンしました。道の駅にはこれまで追分鉄道資料館に展示していたSLのD51、石勝線開通時から長い間走っていたキハ183系気動車が開通当時の国鉄塗装で2019年6月下旬以降に登場予定。かつて栄えた時の追分駅や追分機関区についても展示中です。もちろん安平町や周辺の土産も数多く販売中!

北海道安平町へ出かけよう!

北海道安平町には温泉や温浴施設、物産館があり、土産が充実。また2019年4月には道の駅が誕生しました。湯・土産が揃った新千歳空港から近い町、北海道安平町へ出かけてみませんか。

2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/17 訪問

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