写真:松田 朝子
地図を見るスローガンの書かれた出窓は、目立たない路地にあります。旧市街にはフォトジェニックな路地や建物がたくさん。
写真:松田 朝子
地図を見るショッピングを楽しむならば、石畳の遊歩道が続くメインストリート、グラン・リュへ。ここには世界の有名ブランドからローカルの専門店などが集結しており、ウインドーショッピングだけでも楽しい気分になります。
写真:松田 朝子
地図を見るそんな中、目立つのは「食」に関するお店。ルクセンブルクはヨーロッパの中では屈指の美食の国。市内にはミシュランの星付きレストランも多くあり、その数を人口に当てはめると、国民一人当たりの星の数は世界第一位を誇ります。週末にもなるとフランスやベルギーといった美食の国からも、食事のために国境を越えてくる人も多いと言われています。
写真:松田 朝子
地図を見るドイツのソーセージよりも香辛料を感じる味のソーセージ、レッツブルガー・グリルヴォシュトは、ルクセンブルクの名物料理。クリスマスマーケットには必ずこの屋台があり、ソーセージの焼ける匂いに、立ち止まらずにはいられなくなります。
写真:松田 朝子
地図を見るソーセージは皮が薄茶のものと白のものがありますが、日本人の口に合うのは塩分が控えめな白い方です。また、小さいお好み焼きみたいなポテトパンケーキ、グロンペルキッシェルシャーは、マッシュしたポテトにオニオンやパセリなどを混ぜて揚げたもの。女性ならこれ1つでお腹がいっぱいになってしまうでしょう。
写真:松田 朝子
地図を見るまた、デリカテッセンに必ず置かれているのが、パテ・オー・リースリング。ミートパイのようですが、中にジュレが入っていて、薄切りにして食べます。写真はホール状のものと、薄切りになったものとが並べて置かれています。中身のミートが結構しっかり詰まっていて、薄くても存在感のある味です。
星付きレストランもいいですが、ルクセンブルクならではの郷土料理も捨てがたいものがあります。
写真:松田 朝子
地図を見るルクセンブルクの名物は、チョコレート。街にはチョコレートの国、ベルギーにも負けないほどのチョコレートショップがあります。そんな中、大公宮殿の前にある、チョコレート・ハウス・ルクセンブルクは中世の建物を利用して造られた雰囲気のあるお店。小さな建物ですが、1歩足を踏み入れるとたくさんのチョコレートやカラフルなデコレーションケーキ類がびっしりとディスプレイされていてフォトジェニック。
写真:松田 朝子
地図を見るチョコレート・ハウス・ルクセンブルクのチョコレートは、人工香料や添加物を使わない、すべて天然素材のもの。その中でもお勧めは「チョコスプーン」。木のスプーンの先についたチョコレートを、ホットミルクに溶かしていただきます。ユニークなチョコレートスプーンには50種以上もフレーバーがあり、選ぶのに迷ってしまいます。
写真:松田 朝子
地図を見るチョコスプーンはお土産にもいいですが、2階のカフェでいただくこともできます。スプーンに残ったチョコレートを舐めつついただくホットチョコレートはとても濃厚!ミルクが冷めても分離せず、チョコレートシェイクみたいな味わいになります。そして窓越しに宮殿を見ながらのティーブレイクはなんとも贅沢!運が良ければイケメンな大公ファミリーの姿が見られるかもしれません。
<基本情報>
住所:J46M+82 ルクセンブルク
電話番号:+352-26-26-20-06
写真:松田 朝子
地図を見る1863年創業のナミュールは、ルクセンブルク大公宮御用達の宮廷商人として、もっとも古い歴史を持つパティスリーです。通りに面したショーウィンドーには、色とりどりのスイーツがディスプレイされていて、道行く人の目を惹きつけます。店内には100種類をこえるオリジナルチョコレートのほか、ケーキや焼き菓子などが並び、お菓子というよりアートのよう。
ナミュールの哲学は、「アルチザン(職人)・コンフィジュール(菓子造り)」だといい、素材の選び方からできあがりまでの工程を、職人が担当します。甘いものが好きでなくとも、ショーケースの中のケーキに心奪われてしまうのは、これらがお菓子の域を超えたアートだからかもしれません。
<基本情報>
住所:J47H+4R ルクセンブルク
電話番号:+352-22-34-08
写真:松田 朝子
地図を見るオーバーワイスは1964年創業、こちらもルクセンブルク大公宮御用達のパティスリー。赤いモザイクタイルのエントランスはモダンで、グラン・リュの通りからも目立ちます。
店内に入ると、おしゃれなデコレーションケーキやチョコレートやケーキなどのお菓子だけでなく、パンや総菜なども販売していて、デリメニューもアーティスティックな盛り付け。お腹を空かせて行ってはいけない気もしますが、お店の2、3階はレストランスペースになっていて購入したものを食べることもできます。
写真:松田 朝子
地図を見るオーバーワイスはパティスリーだけでなく、料理も評判がよく、お昼時は地元の人やビジネスマンがこぞってやってきます。レストランには大公ファミリーたちとの写真がたくさん飾ってあるので、それらを見るのも楽しみの一つです。
またオーバーワイスでは1980年代以降、日本のパティシェの研修を受け入れており、数多くの日本人有名パティシェを輩出しています。
<基本情報>
住所:J46J+RG ルクセンブルク
電話番号:+352-47-07-03
写真:松田 朝子
地図を見るひときわ大きなガラス・ウィンドーの角店は、ビレロイ&ボッホ。陶器の好きな人は真っ先にここに来るといわれています。マイセン、ロイヤルコペンハーゲンに並ぶ世界三大陶磁器メーカーの一つでもある ビレロイ&ボッホは1748年、フランスで創業。その後、拠点を現在のルクセンブルク大公国に置き、美しくも実用的な作品を多く発表しました。その功績をハプスブルク家に認められて援助を受け、王室御用達の窯として発展しました。
写真:松田 朝子
地図を見る旅先で陶器を買うのはちょっと冒険かもしれませんが、食洗機に入れても大丈夫という食器類は、機能的で美しく、購買欲をくすぐられてしまいます。
数ある中から選ぶとするならば、ブランド創業270周年、オールド ルクセンブルク発売250周年を記念して誕生した「オールドルクセンブルク ブランディーユ」がおすすめ。これは、世界中のルクセンブルク大使館でも使われているシリーズ、オールド ルクセンブルクと、その前身である「ラ ブランディーユ(小枝という意味のフランス語)」のダブルネーム。オリジナルのコンセプトを引き継ぎながらも、小枝も花もより大きく描かれてモダンな雰囲気になっています。
<基本情報>
住所:J46J+HH ルクセンブルク
電話番号:+352-46-33-43
美食のルクセンブルク、と言っても珍しい食べ物とか、奇をてらったメニューはなく、どこにでもある食材がメインです。それでいて、食材の素材や持ち味、そしてビジュアルには細やかな心配りがなされています。
もしかしたらルクセンブルクでは、レストランやカフェを選ぶことから、食事をすることまでが一連の芸術活動なのかもしれません。
取材協力:ルクセンブルク政府観光局
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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