写真:万葉 りえ
地図を見る鬼の洗濯岩や青島神社など、いくつもの観光スポットがある宮崎県の日向灘に面した海岸線。日南(にちなん)市の岸壁にある鵜戸神宮も朱色が美しい本殿が奇岩に囲まれていて、多くの参拝者が訪れる有名な場所です。そこと名前が似ているのですが、この記事でご紹介する鵜戸(うど)神社と大御(おおみ)神社は日向(ひゅうが)市にあります。
写真:万葉 りえ
地図を見るご覧の鳥居をくぐれば、海が広がる手前に大御神社の社殿が見えてきます。
写真:万葉 りえ
地図を見る創建の年月は不明ですが、古文書によれば、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天降した際にこの地を通り、絶景の大海原をご覧になって、この地に天照大神を祀ったと伝えられています。海沿いに建つ社殿を見るだけでも神々しさが感じられますよ。
写真:万葉 りえ
地図を見る参拝を済ませたら、その先へと足を進めて行きましょう。海がもっと近い場所まで来ると「さざれ石」群が足元にも広がります。そうです、「君が代」の中で「さざれ石の巌となりて……」と出てくる、あのさざれ石です。
じつはこのさざれ石群があることがわかったのは、平成15年のこと。もともと神社の土地だった場所を木々を取り払い造成したところ、さざれ石がたくさん出現。そこで専門家が調べたところ日本最大級のさざれ石群だとわかったのです。
その中でも特に注目してほしいのが、注連縄が張られた巨大な岩です。まさに「さざれ石の巌」となった姿。古文書では瓊瓊杵尊が大岩に立って大海原を眺望したと伝えられていて、この岩は「神坐(かみくら)」と名付けられています。しかも大きな癒しのエネルギーを現代も出しているといわれ、岩の前でそのエネルギーを感じている人の姿もめずらしくありません。
写真:万葉 りえ
地図を見るさらにご紹介した神坐の近くに「龍の卵」と言われる大石を抱き込んだ場所があります。これは五千年以上前の縄文時代の人々が、龍神信仰をしていたという古代遺跡。ごつごつした水窪に丸い石が収まっているなんて不思議ですよね。
写真:万葉 りえ
地図を見るそれだけでなく、ご紹介した日本一のスケールをほこるさざれ石群の上に火山活動で火砕流が流れて覆いかぶさり、柱状に固まった岩も生まれました。そこでここではさざれ石群と柱状岩がはっきりと分かれている場所や、それらが混じっているという、地球のエネルギー活動の様も見られます。
写真:万葉 りえ
地図を見る大御神社の本殿前から、今度はさざれ石群とは反対の方向に行ってみましょう。
様々な霊気を感じさせる場所がある大御神社ですが、さらに亀の形をした亀岩が3つもあります。ご覧いただいているのはその一つですが、火砕流が固まり長い年月で亀の形に削られていったとはいえ、それが3つも揃うとは…。
写真:万葉 りえ
地図を見る亀の姿を確認できたら、鵜戸神社へは歩いて2分ほど。しかし鵜戸神社があるのは切り立った岩場の奥なので、途中からは人一人が通れるくらいの細さになります。また、足元の段差も大きくなるので気を付けて進んでください。
写真:万葉 りえ
地図を見る写真:万葉 りえ
地図を見る龍宮とも言われている鵜戸神社は鳥居の内側だけでなく、岩窟そのものが御霊域といわれています。五人の神様を祀っており、航海・交通安全、厄難消除、事業繁栄、安産などにご利益があるといわれています。
この地には五千年前からの龍の卵があるだけでなく、山には龍が住んでいると伝えられてきました。この写真では「昇り龍?」と思われるでしょうが、岩窟の奥にある社のそばから入り口を振り返ると、左右にある岩の間を通して天に昇っていく白龍の姿が現れてきます。
写真:万葉 りえ
地図を見るこちらが海側からみた鵜戸神社。鳥居の大きさから洞窟の大きさをわかっていただけるでしょう。
さあ、様々な吉祥スポットを持つ宮崎県の大御神社&鵜戸神社に、大きなパワーをいただきに行きましょう。
神社住所:宮崎県日向市伊勢ケ浜1番地
社務所住所:宮崎県日向市日知屋1番地
アクセス:伊勢ケ浜海水浴場そば 駐車場有
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/11/5更新)
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