写真:くまの くま
地図を見る「コープ」は、スイス国内シェア第2位を誇る小売企業。1969年に誕生した生活協同組合(以下生協)で、組合員はスイス国民全体の4分の1を占めています。組合員以外も利用可能で、現金やカードでお買い物ができます。店舗は、食料品を扱うスーパー「コープ」、総合スーパー「コープcity」、営業時間が長い「コープpronto」、お総菜が中心の「コープto go」など、さまざまな形態でスイス全土を網羅。コンビニがないスイスでは、コンビニ的存在。
写真:くまの くま
地図を見るコープに並ぶ商品は、スイスプロダクトが中心。自社ブランドには、「Naturaplan」、「Naturafarm」、「Bio」などのオーガニックシリーズやフェアドレードの「Max Havelaar」、環境に配慮した「MSC」など、健康や環境・動物保護に関心が高いスイス人に反映したものとなっています。好奇心旺盛な方は、日本未上陸のゴミムシダマシの幼虫を使ったミールワームバーガーを食してみてください。
写真:くまの くま
地図を見る自社製品には地域ブランド「Miini REGION」もあり、貴重な一品に出会えます。インターラーケンオスト駅のコープで扱っていたベルンの地ビール「Mountain Twister」は、ユングフラウヨッホまでの道のりを彷彿とさせる曲がったフォトジェニックな瓶とシードルのようなフルーティーな味わいは、女性にもおすすめです。スイスの高級チョコレート「Lindt」も種類豊富に扱っているので、少しずつ買い揃えていくのもいいでしょう。
写真:くまの くま
地図を見る「ミグロ」は、銀行やホームセンターなど手広く事業展開する、スイス国内最大の売り上げを誇る小売企業。株式会社として1925年に創立、1941年からは生協となり、今ではスイス国民全体の4分の1の組合員が在籍しています。コープ同様、スイスプロダクトを中心に揃え、一般客も自由に買い物ができます。中・大型店舗ではフードコートがあり、レストランよりも安く楽しめると観光客にも人気。
写真:くまの くま
地図を見るコープとの一番の違いは、タバコやアルコールを扱っていないこと。また、「MIGROS BIO」や「REGION」などのオーガニックブランドや「REGION」の文字が入った青い空と太陽、山が描かれたマークの地域ブランド、高級志向の「Migros Selection」、グリーンの簡易包装でコストを抑えた「M Budget」など、自社ブランドの多さも特徴。スイスで一番売れている高級チョコレート「FLY」は同グループ傘下ブランドで、国内ではミグロでしか購入できません。
スイス全土にある「コープ」と「ミグロ」ですが、チューリッヒ国際空港内に隣接した一般エリアにある巨大ショッピングモールには、レベル01(地下1階)にコープ、レベル0(1階)にコープprontoとミグロが入っており、朝早くから夜遅くまで365日毎日営業しています。広くて品揃えも豊富なので、スーツケースを預ける前にスイス最後の買い物をおもいっきり楽しみましょう。
レベル01にあるコープは、スイス土産になりそうな国産ワインや体裁のいいスイスブランドのお菓子がずらり。店内にあるコックをひねると絞りたてのオレンジジュースが出てくる、夢のようなマシーンもあります。
<コープ・チューリッヒ空港店の基本情報>
住所:Flughafenstrasse Flughafen Zurich, 8302 Kloten, Swiss
電話番号:+41-44-245-17-10
アクセス:チューリッヒ空港駅直結エアポート・センター地下1階
営業時間:6:00 〜23:00年中無休
写真:くまの くま
地図を見る一方、レベル1にあるミグロは、生鮮食品やお総菜、ベーカリー、日用雑貨まで揃った大型店舗。量り売りからパック売りまで揃っているチーズ売場は必見です。
<ミグロ・チューリッヒ空港店の基本情報>
住所:Flughofstrasse 3, 8058 Kloten, スイス
電話番号:+41-58-563-46-60
アクセス:チューリッヒ空港駅直結エアポート・センター1階
営業時間:6:15〜23:00年中無休
写真:くまの くま
地図を見る帰国寸前で購入したい、スイスのお土産を商品を紹介しましょう。スイスといったら、チーズ。滞在中に食べて美味しかったチーズを量り売りで少量、または既にカットされたものから選んで購入を。花びら状に削った「テット・ド・モアン」やミモレット、ナッツやドライフルーツが入ったクリームチーズなど、タイプの違ったチーズを盛り合わせた贅沢なグルメパックは、女子会や大切な人と一緒にどうぞ。
写真:くまの くま
地図を見る朝食ビュッフェで口にする機会も多い、スイスの菓子パン。ベーカリーを持ち帰るのは厳しいので、日持ちする袋詰めを購入。この菓子パンは、ヘーゼルナッツのフィリングが入った一口サイズ。少し温めると、香ばしさが増します。
写真:くまの くま
地図を見るスイスは、隣接する国の料理やお菓子も食べられるのも魅力。こちらはドイツの伝統菓子「リンツァートルテ」。シナモンが香るチョコレート生地に粗刻みしたクルミとアーモンド、ヘーゼルナッツのフィリングは、スイスの伝統菓子「エンガディナー ヌストルテ」よりもあっさりとした食べごたえ。ミグロ商品なので、お値段も良心的。
個人でもツアーでもスイス滞在中にお世話になることになる、スイスの2大スーパー。扱う商品や特徴を掴んで、お買いものを楽しんでみてくださいね。
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
くまの くま
イラストも文章も写真も手掛ける、フリーイラストレーター。独身時代は海外、結婚後は国内も出かけるようになりました。工場見学、温泉、コスプレ、食虫植物や熱帯植物、蝋細工に感興をそそります。海外記事では暮ら…
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