壮瞥町は洞爺湖の南東岸に面する町で、洞爺湖温泉の東側一部を含むほか、有珠山山頂や昭和新山全域も入ります。「そうべつ情報館i」は、洞爺湖岸から少し入った国道453号沿いにあり、洞爺湖温泉街から約6km進んだ場所にあります。車で洞爺湖温泉を訪れた旅行者なら、少し足を伸ばして訪問したいスポットです。
道の駅は2階建てで、1階がトイレ、農産物直売所、観光防災の情報センター、2階が火山防災学びの館となっています。
道の駅正面玄関から入り、1階奥にあるのが農産物直売所サムズ(写真)です。手前に野菜、奥に果物そのもの及び加工品、軽食コーナーがあります。夏秋の収穫期は新鮮な野菜や果物が勢揃いしていますが、今回は1年中購入可能な農産加工品を紹介します。
壮瞥町はカボチャが名産で、お尻が少しとがった形をした艶のある黒皮が特徴的な、ホクホクしてしっかりした甘さがある「ダークホース」も栽培されています。そのペーストを生地に練りこんだサムズのオリジナルクッキー(写真)は、普通のクッキーとは違う甘さを感じる商品です。
壮瞥町で栽培が盛んな果物として、りんごがあります。壮瞥町の観光情報サイトで2018年8月に第1位になった土産が、「そうべつりんごカレー(写真)」。壮瞥産の乾燥りんごを使用したレトルトカレーで、りんごの甘さが効いている甘口カレーです。カレーは辛口より甘口が好きな人に特におススメします。
壮瞥町ではぶどうの生産も盛んです。地元で果汁100%ジュース「北国の雫」を生産していて、酸味が強く濃厚な紫のキャンベルの加糖タイプ(写真)があります。水やサイダーなど炭酸類で2〜4倍に割って飲むジュースです。
同様にりんごでも北国の雫ジュースがあり、数種類のりんごを搾ったミックスと、単一品種を搾ったストレートの2タイプ。なお、りんごの方は割って飲む必要はありません。
壮瞥町のブランドアイデンティティ(BI)は「そうきたか!そうべつ」で、町を売り込むキャッチコピーやロゴのことです。このBIを使った壮瞥りんごを使用した商品として、シードル「Cidre de Sobetsu(左側)」と炭酸りんごジュース「Sparkling apple juice(右側)」があります。
シードルの生産は本州ですが、販売は壮瞥町限定。また炭酸りんごジュースは砂糖を使っておらず、りんごの甘みとキリっとした炭酸の味わいが素晴らしい飲料です。
壮瞥町はコメの生産も行われています。2017年3月に発売された「あまざけ」は、地元の米と米こうじで作ったノンアルコールの甘酒。女性だけでなく、男性にもおススメで、冷やしても温めても美味しい逸品です。
農産物直売所サムズの軽食コーナーでは、そば、うどん、おにぎりなどの他に、ソフトクリームなどのデザートやコーヒーも販売。壮瞥産の食材を使ったデザートといえば、「ブルーベリーパフ(写真)」や「ぶどうフロート」、甘酒があります。
軽食コーナーで人気で、売切続出の品といえば、壮瞥産ダークホースカボチャを使い、洞爺湖町北部の菓子処・大広昭洞軒(おおひろしょうどうけん)で製造した「かぼちゃしっとりケーキ(写真)」。そうべつサムズだけの限定販売です。
道の駅2階にあるのは、有珠山、昭和新山の噴火を中心に、写真や新聞記事などの資料を展示する「火山防災学び館」。有珠山は近年では2000年に大噴火を起こしており、20世紀の100年間で4度も噴火した世界的にも珍しい、活発な火山です。また昭和新山は昭和18年12月から昭和20年9月まで活発な火山活動を見せた溶岩ドーム。農地が隆起して誕生しました。
火山は人類に恵みをもたらしますが、反面災害も引き起こす大自然の活動。火山と上手につきあうために、ぜひ見たい展示です。
火山防災学び館の2階の窓からは有珠山(右)、昭和新山(左)が雲に覆われなければ見る事が出来ます。目の前の道路が国道453号線です。
住所:北海道有珠郡壮瞥町字滝之町384-1(国道453号沿い)
電話番号:0142-66-2750
開館時間:
9:00〜17:00(11月16日〜3月31日、4月1日〜11月15日は17:30まで)
休館日:
年末年始(12月31日から1月5日)
火曜日(11月16日〜3月31日の祝日以外)
アクセス:
札幌市中心部から約110km。車で約2時間
室蘭市中心部から約36km。車で約40分
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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