オーストリアの景勝地「ヴァッハウ渓谷」で訪れたい町3選

| オーストリア

| 旅の専門家がお届けする観光情報

オーストリアの景勝地「ヴァッハウ渓谷」で訪れたい町3選

オーストリアの景勝地「ヴァッハウ渓谷」で訪れたい町3選

更新日:2019/01/14 21:58

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

ヨーロッパ第2の大河ドナウ川。この流域で最も美しいといわれるのがヴァッハウ渓谷です。渓谷は、世界遺産の修道院を抱えるメルクから、伝説の古城が見下ろす葡萄畑の中のデュルンシュタイン、さらに東端に位置するクレムスにかけた一帯で、見所溢れるオーストリアの景勝地です。

古くから交通の要衝であったこの地域。岸辺に佇む葡萄畑に囲まれた魅力いっぱいの小さな町で「美しく青きドナウ」のイメージに浸ってみませんか。

オーストリアの景勝地「ヴァッハウ渓谷」

オーストリアの景勝地「ヴァッハウ渓谷」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

オーストリア北部のドナウ川下流地域に広がる景勝地としてクルーズでも人気のあるのが「ヴァッハウ渓谷」。36キロメートルにも及ぶ渓谷の南北に山並みが連なり、その麓には長閑な葡萄畑が広がるという素晴らしい景観。

オーストリアの景勝地「ヴァッハウ渓谷」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

渓谷の周囲にはかつてのヨーロッパの姿が残る可愛らしい町並みが広がっています。自然と人間の作り出した姿の調和が美しい風景は、現在でも大変人気があり、「ヴァッハウ渓谷の文化的景観」の名称で世界遺産に登録されています。

オーストリアの景勝地「ヴァッハウ渓谷」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

また、この辺りはワインの名産地!岸辺には葡萄畑が広がり、当時の農家の住居なども多数残されています。また、見晴らしの良いところにはヨーロッパが歩んできた歴史を偲ばせる古城や修道院も複数点在しており、「美しく青きドナウ」のイメージに浸ることができます。

華麗なるバロックの修道院を抱える町「メルク」

華麗なるバロックの修道院を抱える町「メルク」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

ヴァッハウ渓谷の景観やクルーズを楽しむ一つとして欠かせないのがメルクの町。鉄道で到着したら、まず目に入るのが、町並みを見渡す小高い丘にそびえるメルク修道院。駅前は静かな住宅街で、立派な館が建ち並びます。

メルクはハウプト広場に面した教区教会を中心として、細い石畳の情緒ある路地沿いに、可愛らしい中世の家屋が軒を並べる町並みが広がっています。

華麗なるバロックの修道院を抱える町「メルク」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

メルク最大の見所が、岩山の上にそびえるバロックの大修道院!バーベンベルク家のレオポルト1世が11世紀に、ベネディクト派の修道院をここに築いたのが最初で、18世紀の改築によりオーストリア・バロックの至宝と言われるほどの華麗な姿になりました。

修道院内には素晴らしい美術品がずらりと並び、2000冊近い貴重な手書き本と約10万冊の蔵書が収められた図書館は圧巻そのもの。また、付属教会では息をのむばかりの絢爛豪華さ!ガイドツアーで回る見学では院内撮影禁止なのが残念なところですが、唯一許されるのがテラスでの撮影です。

華麗なるバロックの修道院を抱える町「メルク」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

修道院の麓に広がる家並みは可愛らしい佇まいで、見て歩くだけでも楽しくなるほど。カフェ・レストランやお土産物屋さんが入っています。ハウプト広場からラートハウス広場に続く通りがメインストリートで、両側に建ち並ぶ家屋の背後に修道院が見える風景が素敵です。年末にはこの辺りにクリスマスマーケットの屋台が並び、にぎやかさが増します。

<メルク修道院の基本情報>
住所:Abt-Berthold-Dietmayr-Straße1,3390 Melk,
電話番号:+43-2752-5550
開館時間:(3/23〜11/4)9:00〜16:00、(11/5〜3/22)ガイドツアーでのみ11:00と14:00

青い鐘楼と伝説の古城が目印の「デュルンシュタイン」

青い鐘楼と伝説の古城が目印の「デュルンシュタイン」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

ヴァッハウ渓谷で最もロマンティックと言われるのがデュルンシュタイン。クルーズ船で近づいたら真っ先に目に入るのが青い鐘楼です。

葡萄畑に囲まれた町の中心部にそびえる修道院教会の鐘楼は水色に白い漆喰模様が浮き出て、まるでウェッジウッドの食器かと思えるような素敵な塔です。

青い鐘楼と伝説の古城が目印の「デュルンシュタイン」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

石畳の通りハウプト通りがメインストリートのデュルンシュタインは、10分も歩けば端まで歩けてしまうくらいの小さな町です。山の斜面にある町中には昔の城門や城壁が残り、通りの両側には白壁やパステルカラーの可愛らしい家屋が建ち並び、まさにおとぎの世界のような雰囲気。散策が楽しくなるところです。

青い鐘楼と伝説の古城が目印の「デュルンシュタイン」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

デュルンシュタインを見下ろす山上に残っているのが古城「クエンリンガー城」。この廃墟になった古城には伝説が残っています。

イギリスのリチャード獅子親王が第3回十字軍遠征からの帰途、オーストリア・バーベンベルクのレオポルド5世の怒りにふれたために囚われの身となり、1192〜1193年に幽閉されてしまったというものです。 幽閉されたといえど、リチャード王は実際には、この地の名産ワインやアプリコットのリキュールを飲みながら、イギリスから身代金が届くまでの間、王の身を案じた家臣たちの心配をよそにホリディとして楽しんでいたといわれていますので、何ともお気楽な伝説です。

メインストリートから山道に入ること30分もかからずにお城まで行けますので、お時間に余裕のある方はぜひミニハイキング気分で上ってみてください。風光明媚な眺めを楽しめますよ。

<修道院教会の基本情報>
住所:Durnstein 1, 3601 Durnstein,
電話番号:+43-2711-375

葡萄畑に囲まれた東端の町「クレムス」

葡萄畑に囲まれた東端の町「クレムス」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

ヴァッハウ渓谷の東端に位置するのがクレムスの町。歩行者天国になっているオーベレ・ランド通り(Obere Landstabe)沿いにはお洒落なショップが入り、ショッピングを楽しむ人たちでにぎわっています。

この通りには市庁舎はじめ、クレムス博物館や教区教会、ピアリステン教会などが集まっています。通りの先に見えるのが町のシンボル・シュタイナー門です。

葡萄畑に囲まれた東端の町「クレムス」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

聖ヴィートの教区教会から石畳の坂道を進みピアリステン教会へ上がる石段は屋根付き。お洒落な通りから一歩路地へ入ると中世の世界が広がります。

葡萄畑に囲まれた東端の町「クレムス」

写真:Hiroko Oji

地図を見る

オーベレ・ランド通りの西端にある広場からは、マリア柱とその向こうに見える元修道院のクレムス博物館と穀物市場をまとめて見られます。博物館では名産のマスタードとワインの関係を知ることができたり、アートギャラリーの展示を見たりできます。

<クレムス博物館の基本情報>
住所:Kornermarkt 14, 3500 Krems an der Donau,
電話番号:+43-2732-801567
開館時間:11:00〜18:00

名産品をお土産に!

名産品をお土産に!

写真:Hiroko Oji

地図を見る

バッハウ渓谷の名産で最も有名なのがワイン。ご紹介した町ではあちらこちらのカフェ・レストランで味わえます。自家製ワインを出してくれるホイリゲ(※)も多く、出来立てのさわやかなワインが楽しめます。メルクでは、修道院をデザインしたラベルが貼ってあるワインもあって、いいお土産になるはずです。

またデュルンシュタインでは、自家製ワインのティスティング試飲会をしながら販売するところも多いので、覗いてみてくださいね。

※その年にできた新しいワインを指すと同時に、ホイリゲを提供する酒場のこともホイリゲといいます。

名産品をお土産に!

写真:Hiroko Oji

地図を見る

ワインだけではなく、アプリコットもこの地方の名産!オーストリアでは「マリレン」と呼ばれていて、ジャムやリキュールなどが瓶詰で販売されています。

名産品をお土産に!

写真:Hiroko Oji

地図を見る

さらに、アプリコットの種をスライスしてローストしたものが袋詰めで売られているところもあります。ほんのり塩味がきいて苦みもちょっぴり!ワインやビールのおつまみにいいかも。瓶詰のジャムやリキュールは重くてあまりたくさん買えなくても、こちらは軽いので大量購入したいときは重宝しますよ。

ウィーンから日帰りでも行けるヴァッハウ渓谷ですが・・・

ご紹介したヴァッハウ渓谷は、ウィーンから日帰り観光も可能です。しかし、せっかくのオーストリアを代表する風光明媚な渓谷美の地域。静かな暮らしが息づいているこの地域をたっぷり味わうには、川沿いの小さな町や村で宿泊するのが一番!

それには鉄道駅のあるクレムスかメルクがお出かけするのに便利です。デュルンシュタインへは夏ならクレムスからの列車運行もあるのですが、冬ならバスのみ。3つの町はWL1・WL2の路線バスでも繋がっており、朝夕のしっとりした人影のない家並みの風景も併せて、渓谷美を心ゆくまで楽しめるに違いありません。

2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/12/08−2018/12/11 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらLINEトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -