味わえるのは年2回!桜えびの町・由比で絶品桜えびを食す!

味わえるのは年2回!桜えびの町・由比で絶品桜えびを食す!

更新日:2016/04/16 15:38

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
世界でも珍しい桜えびは、日本では唯一駿河湾でのみ漁獲が許されています。
また、禁猟期間が長く、春漁は3月中旬〜6月初旬、秋漁は10月下旬〜12月下旬のみというとても貴重なえび。
えびは殻に旨みが凝縮されていますが、通常のえびでは殻は食べられない場合が多い中、桜えびの殻はとても柔らかく殻ごと食べられるのも特徴の一つ。
シーズン中の駿河湾のみでしか獲れたてを味わえない桜えび。是非味わいに行きましょう!

生の桜えびを味わおう!

生の桜えびを味わおう!

写真:しの

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生の桜えびを味わいたいならおすすめは「沖漬け」。
「沖漬け」とは漁師さんが沖で獲りたてのものを生きたまま漬けダレに漬け込むという「ザ・漁師料理」。

「でも・・・生の海老だと殻が気になる」と思っていませんか?駿河湾の獲れたて桜えびに関しては心配無用。殻もやわらかく喉にひっかかからないんです。食感や味は個人差がありますので一概に言えませんが、筆者もかなり殻が気になる方で生の桜えびを敬遠していたのですが、「今まで敬遠していてごめんなさい。」と思いました。

お味に関しては言うまでもなし。えび独特の旨み、甘みはもちろん、桜えびならではの「殻ごと」食べる事によることによるさらなる旨み、かつお味そのものも臭みがなくどちらかと言うとあっさり上品なんです。

尚、丼にしてあるものはさらなる楽しみとして出し汁をかけてお茶漬けにできますので一度で二度美味しいですよ。

出し汁がうまい!郷土料理の「沖あがり」

出し汁がうまい!郷土料理の「沖あがり」

写真:しの

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漁を終えた漁師が沖からあがって、冷えた体を温めたり、漁をねぎらうことから始まった郷土料理が「沖あがり」。豆腐、ネギ、その他しらたきなどとたっぷりの桜えびを鍋で甘辛く煮た鍋料理の一種です。
味付けはお店や家庭でそれぞれ異なりますが、砂糖、醤油、酒と出汁で煮込んでいるのはほぼ共通です。
出し汁に桜えびのうまみがものすごく溶け込んでおり、食べ終わった後は汁を飲み干してしまううまさ。
桜えびの出し汁の旨みを味わうならおすすめの逸品です。

みんな大好きサックサク。桜えびのかき揚げ

みんな大好きサックサク。桜えびのかき揚げ

写真:しの

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桜えび料理の代名詞とも言えるのが「桜えびのかき揚げ」。
今更ながらかき揚げ、いややはりこれを食べずにはいられない・・・。そして産地の桜えびは鮮度はもちろん食感も素晴らしいです。

サクッ。ふわ〜。

と一口食べる毎にその食感と桜えびのうまみが口いっぱいに広がります。丼にして食べるもよし、そのまま食べるもよしです。
かき揚げのみならおやつ感覚でそのまま召し上がって下さい。丼にした場合は甘辛いタレもかかるのでご飯もすすみますよ。

桜えびとしらすの夢のコラボレーション「由比どんぶり」

桜えびとしらすの夢のコラボレーション「由比どんぶり」

写真:しの

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貴重な生の桜えびや郷土料理も大変美味しく由比ならではですが、桜えびの美味しさはそれだけではありません。
釜揚げにしても実に美味。ふわふわの食感、臭みはなくやさしくマイルドな風味。これに由比のもう一つの特産品しらすを釜揚げにしたものをハーフ&ハーフで頂くのが「由比どんぶり」。
半分ずつと言ってもそれぞれたっぷり乗っているので十分な食べ応えで大満足。また、あっさりしているので一番量を食べられる調理方法でもあります。
桜えびもしらすも食べたい欲張りさんにも納得の丼です。

由比(ゆい)について

由比(ゆい)について

写真:しの

由比は桜えびの町として有名なので、駅を降りてすぐに「桜えび通り」という通りがあります。
ご紹介したお店へは、この通り沿いを10分ほど歩くと途中右手に高架があるので、そちらをくぐると見えてきます。
ぶらぶら歩きながらでも到着できますよ。
毎年5月3日に「桜えび祭り」も開催されるのでこちらも楽しみですね。

ご紹介したお店について

今回ご紹介した料理は由比漁港にある「浜のかきあげや」。この立地から鮮度は言うまでもなし。
「沖あがり」は営業日によって販売しない事もあるので事前に問い合わせをしてみて下さい。
また、こちらのお店の他、各店舗でお土産用の桜えびを販売していたり、桜えびの定食を提供しているお店もありますよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/02−2015/04/10 訪問

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