ご紹介する「熱海梅園」は、JR来宮駅から徒歩約10分の場所にあり、明治19年(1886年)、当時熱海に赴任した内務省の初代衛生局長「長与専斎(ながよせんさい)」の提唱によって開園されました。
広さ約4.4ヘクタールの園内に、59品種472本の梅が植えられていて、日本一早く梅の花が咲くことで知られる名所です。
梅の花は、早咲きの品種は11月下旬から開花し始め、遅咲きのものは3月初旬にかけて順次開花し、目を楽しませてくれます。
紅色や白色、ピンク色などの色とりどりの美しい梅が咲き誇り、梅が満開を迎えた園内では、花の甘い香りまで楽しめます。梅の木は、樹齢100年を超える見応えのある古木から若木まで、様々な木があります。
明治の文豪「尾崎紅葉」の小説「金色夜叉」に登場する人物に因んだ「貫一お宮の梅」など梅園六名木と言われる木や皇室献上梅など、滅多に見られない梅もあるので必見です。
また、梅見の滝が園内を流れており、滝越しに梅が鑑賞できる日本らしい粋な鑑賞ポイントも。園内には、有料ですがコインロッカーを完備していて、荷物を預けることが出来て便利です。バリアフリー経路や多目的トイレもあり、車いすの方でも安心して巡ることができます。
1月初旬から3月初旬にかけて、梅まつりが開催されます。まつりの期間中、期間限定の足湯や大道芸披露、甘酒の無料サービスなど盛り沢山のイベントが行われますよ。
<熱海梅園梅まつりの基本情報>
開催日時:2019年1月5日(土)〜3月3日(日)
開園時間:8時30分〜16時(時間外は無料入場可)※ライトアップはありません。
入園料:一般300円・中学生以下は無料
アクセス:
電車/JR熱海駅より伊東線利用約3分→JR来宮駅下車→徒歩約10分
バス/JR熱海駅より相の原団地行き利用約15分→梅園下車
※会場周辺は交通渋滞が予想されますので電車・バス等をご利用下さい。
駐車場:(8:30〜16:30)梅園前(普通乗用車600円・マイクロバス1500円・二輪車300円)
※上記は「熱海市観光協会」運営の駐車場情報です。
※詳しくは、関連MEMOをご参照ください。
あたみ桜は、市内の随所に見所がありますが、中でも「糸川遊歩道」が一押しの見所です。糸川遊歩道は、JR熱海駅から徒歩で約15分の場所に位置。梅と同時期に開花するあたみ桜に統一する植栽整備が勧められ、糸川沿いの遊歩道約300mに、58本のあたみ桜が植えられています。
糸川遊歩道は、静岡県から都市景観賞優秀賞を受賞しており、美しい街並みもさることながら、綺麗なあたみ桜が咲く素晴らしいスポット。また、あたみ桜の開花の目安となる基準木がある重要な場所です。
あたみ桜は、明治4年(1871年)頃イタリア人によって熱海にもたらされた、沖縄県産のカンヒザクラと関西以西の暖地に分布するヤマザクラの自然雑種です。一般的な桜と違って、一つの枝に先に開花する花芽と後に咲く花芽の二段構えに形成されているため、開花する期間が長いのが特徴です。
青空の下で咲き誇る桜は実に見事で、思わずカメラを向けてしまう程、人々を魅了する可憐な花です。あなたもこの綺麗な桜に会いに熱海にお出かけてみませんか?
また、あたみ桜が見頃を迎える1月中旬から2月中旬にかけて「糸川桜まつり」が開催されます。あたみ桜のライトアップや桜茶無料サービスなど、お楽しみ企画も満載です。
<あたみ桜糸川桜まつりの基本情報>
開催期間:2019年1月12日(土)〜2月11日(月祝)
開催時間:見学自由 ※ライトアップ16:30〜23:00
会場名:糸川遊歩道
住所:静岡県熱海市銀座町・中央町の境
電話番号:0557-85-2222 (熱海市観光協会)
駐車場:なし(周辺有料P利用)
アクセス:JR熱海駅より徒歩約15〜20分
※詳しくは、下記関連MEMOをご参照ください。
熱海の梅とあたみ桜は、どちらも日本で最も早く花が咲くと謳われています。春爛漫のうららかな時間を、熱海で体感してみては如何でしょうか?
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索