ヒンズー教と仏教が共存!ネパール・カトマンズ盆地の世界遺産5選

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ヒンズー教と仏教が共存!ネパール・カトマンズ盆地の世界遺産5選

ヒンズー教と仏教が共存!ネパール・カトマンズ盆地の世界遺産5選

更新日:2019/01/10 10:09

高田 真美のプロフィール写真 高田 真美 旅行ブロガー、グルメブロガー

インドとチベットを結ぶ交易の中継地として、古くから栄えてきたカトマンズ盆地。13世紀から約600年に渡りこの地を支配したマッラ朝は、「バクタプル」「カトマンズ」「パタン」という3つの美しい都を築き、ヒンズー教と仏教が共存する独特の文化を作り上げました。マッラ朝時代の古都やチベット仏教の聖地など、カトマンズ盆地には7つもの世界遺産があります。それらの世界遺産の中から5つを厳選してご紹介します。

歴史とカオスが交差する「カトマンズのダルバール広場」

歴史とカオスが交差する「カトマンズのダルバール広場」

写真:高田 真美

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ネパールの首都カトマンズは、15世紀から18世紀までは、マッラ朝のカトマンズ王国の都として、18世紀のネパール統一後はネパール王国の都として栄えてきた町です。

この町の一番の見どころは、世界遺産にも登録されている「ダルバール広場」です。ダルバールというのは王宮という意味。この広場には、カトマンズ王国時代およびネパール王国時代に建てられた旧王宮やヒンズー教寺院など、見所がぎっしりと詰まっています。

歴史とカオスが交差する「カトマンズのダルバール広場」

写真:高田 真美

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ダルバール広場の南端には、煉瓦造りの建物に木彫りの窓枠が施された「クマリの館」という美しい建物が建っています。カトマンズ盆地一帯では、「クマリ」という生き神を信仰する文化が今でも続いており、生き神として選ばれた少女がこの館に住んでいます。

歴史とカオスが交差する「カトマンズのダルバール広場」

写真:高田 真美

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カトマンズは、王国時代の古都としての顔と、現在の首都としての顔の両方を持ち合わせた町。ダルバール広場も、参拝に訪れる地元の人たち、物売り、観光客、修行僧、牛、無数の鳩などで溢れかえり、首都ならではのカオスと活気に満ちています。

ダルバール広場への入場券は当日のみ有効ですが、入場券・写真・パスポートの3点をダルバール広場の事務所に持参すると、滞在期間中有効のパスをその場で作成してもらえます。カトマンズに複数日滞在する場合は、あらかじめ顔写真を1枚用意しておきましょう。ダルバール広場の事務所は、クマリの館の東側、ツーリスト用公衆トイレの並びにあります。

<ダルバール広場(カトマンズ)の基本情報>
住所:Kathmandu Durbar Square, Kathmandu, Nepal
アクセス:カトマンズ中心部より徒歩
入場料:1000ルピー

繊細な彫刻細工が美しい「パタン」

繊細な彫刻細工が美しい「パタン」

写真:高田 真美

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カトマンズの南に隣接するパタンという町は、17世紀〜18世紀にかけて、マッラ朝のパタン王国の都があった場所。当時のカトマンズ盆地では、バクタプルにあったマッラ朝の王国が、バクタプル王国、カトマンズ王国、パタン王国という3つの国に分裂し、各王が競って美しい宮殿や寺院を建てました。そのため、カトマンズ盆地には、カトマンズ、パタン、バクタプルという3つの町にそれぞれダルバール広場(王宮広場)があり、ネワール様式と呼ばれる美しい建造物を数多く見ることができるのです。

パタンのダルバール広場は、カトマンズやバクタプルに比べると規模は小さいものの、その美しさにおいては、引けをとっていません。

繊細な彫刻細工が美しい「パタン」

写真:高田 真美

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特に、旧王宮内の中庭は、繊細な木彫りの彫刻が各所に施されており、目を見張る美しさです。また、ダルバール広場に建つヒンズー教寺院にも細やかな彫刻が施されたものが多く、大変見ごたえがあります。

<ダルバール広場(パタン)の基本情報>
住所:Patan Durbar Square, Patan, Nepal
アクセス:カトマンズよりタクシーで約20分
入場料:1000ルピー

繊細な彫刻細工が美しい「パタン」

写真:高田 真美

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パタンのダルバール広場から少し歩いたところには、「ゴールデン・テンプル」と呼ばれる由緒ある仏教寺院があり、参拝に訪れる人たちで賑わっています。本堂に通じる中庭には精巧な木彫りの彫刻が、本堂には煌びやかな金細工が施されており、こちらも必見です。

<ゴールデン・テンプルの基本情報>
住所:Kwalakhu Road, Patan, Nepal
アクセス:パタンのダルバール広場より徒歩3分
入場料:50ルピー

カトマンズ盆地の古都「バクタプル」

カトマンズ盆地の古都「バクタプル」

写真:高田 真美

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カトマンズの東にあるバクタプルは、マッラ朝が最初に王国を築いた場所です。そのため、この町には、カトマンズやパタンよりも、更に、古都らしい雰囲気が漂っています。バクタプルのダルバール広場は、カトマンズやパタンのダルバール広場よりも規模が大きく、また、車両の通行制限があるため、カトマンズのようなカオスもなく、情緒ある美しい景観が保たれています。ダルバール広場には数多くの歴史的建造物が建っていますが、なかでも、ネワール様式の美しい窓が並ぶ「55窓の宮殿」は必見です。

カトマンズ盆地の古都「バクタプル」

写真:高田 真美

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ダルバール広場の東には、「タチュパル・トール」と呼ばれる古い広場があり、この周辺にも、ヒンズー教寺院や歴史的建造物が数多く見られます。特に、プジャリマートという建物に施された「孔雀の窓」は、必見です。

カトマンズ盆地の古都「バクタプル」

写真:高田 真美

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バクタプルでは、裏道の散策も欠かせません。賑やかな広場から裏通りへ一歩入ると、そこには、人々の素朴な生活ぶりが伺える鄙びた風景が広がっていて、タイムスリップをしたような気分を味わうことができますよ!

<バクタプル歴史地区の基本情報>
住所:Durbar Square, Bhaktapur, Nepal
アクセス:カトマンズよりバスまたはタクシーで約1時間
入場料:1500ルピー(ダルバール広場および周辺の歴史地区一帯)

丘の上の仏塔「スワヤンブナート」

丘の上の仏塔「スワヤンブナート」

写真:高田 真美

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現在のネパールでは、ヒンズー教徒が約8割と多勢を占めていますが、古くからヒンズー教と仏教が共存してきたネパールには、歴史的に重要な仏教寺院も数多く存在しています。

カトマンズの町はずれには、「スワヤンブナート」というネパール最古の仏教寺院があります。スワヤンブナートは、小高い丘の上に建っていますので、お寺の正面からアクセスするには、約400段の階段を登らなくてはなりません。

丘の上の仏塔「スワヤンブナート」

写真:高田 真美

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急な階段を上り、頂上にあるスワヤンブナート寺院に入場すると、中央に大きな仏塔が建っており、その周りには、小さなお堂や仏教グッズを売る土産物屋が所狭しと並んでいます。眼下にはカトマンズの町、遠方にはカトマンズ盆地を囲む山々を望むことができますので、是非天気の良い日に訪れましょう。

カトマンズの町からスワヤンブナートへは、歩いて行くこともできますが、タクシーを使って訪れるのがおすすめです。400段の階段を上りたくない場合は、丘の上のほうにある裏口に回ってもらうと、ほんの少しだけ階段を上るだけで、寺院にアクセスすることができます。

<スワヤンブナート寺院の基本情報>
住所:Swayambhu Circle Road, Kathmandu, Nepal
アクセス:カトマンズ中心部よりタクシーで約10分、もしくは徒歩約30分
入場料:200ルピー

チベット仏教の聖地「ボダナート」

チベット仏教の聖地「ボダナート」

写真:高田 真美

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古くからインドとチベットを結ぶ交易の中継地だったカトマンズ盆地には、「ボダナート」というチベット仏教の聖地があり、南アジア最大と言われる巨大な仏塔が建っています。ボダナートの起源は定かではないのですが、5世紀頃ではないかと言われています。

チベット仏教の聖地「ボダナート」

写真:高田 真美

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ボダナートには、1950年以降、中国に侵攻されたチベットから亡命してきた人たちが住むようになり、現在では「リトル・チベット」とも呼ばれています。巨大仏塔の奥に広がるボダナートの町には、幾つものゴンパ(僧院)が点在し、えんじ色の袈裟をまとった僧侶をあちこちで見かけ、ネパールにいながらチベットの文化に触れることができる、とてもユニークな場所となっています。

<ボダナートの基本情報>
住所:Boudha, Kathmandu, Nepal
アクセス:カトマンズ中心部よりタクシーで約30分、
入場料:400ルピー(仏塔とその周辺)

カトマンズ盆地の世界遺産巡りにはタクシーが便利

カトマンズ盆地では、上でご紹介した「カトマンズのダルバール広場」「パタン」「バクタプル」「スワヤンブナート」「ボダナート」の他に、「パシュパティナート」と「チャングナラヤン」という2つのヒンズー教寺院も世界遺産となっています。どの世界遺産も、首都カトマンズから日帰りで訪れることができる距離なので、カトマンズをベースにして訪れるとよいでしょう。

ネパールは、タクシー料金がとても安く、観光スポットには多くのタクシーが待機していますので、移動にはタクシーを活用しましょう。タクシーはメーター制ではありませんので、乗り込む前に料金を確認しておくと安心です。カトマンズ空港からの利用の場合は目的地別に定額制となっています。

2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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