写真:やた 香歩里
地図を見る勝浦市は房総半島の南東部にあり、東京からは特急わかしおで約90分。開放的な海の絶景が楽しめるところが魅力です。そんな勝浦の早春を彩るイベントが、「かつうらビッグひな祭り」。
期間中、街中の様々なところにひな人形が飾られます。会場は、遠見岬(とみさき)神社、覚翁寺(かくおうじ)山門前、墨名(とな)交差点、勝浦市芸術文化交流センター・キュステ、市役所ロビーなど市内各所。
写真:やた 香歩里
地図を見る勝浦駅から勝浦中央商店街や遠見岬神社を目指して歩くとまず目を引くのは、墨名交差点にずらり並んだひな人形でしょう。
2つの大きなひな壇いっぱいに飾られたひな人形はワイドすぎてひな壇の前からではカメラに収まりきらないほど。後ろに下がりすぎて車や人に接触しないように十分注意してください。
※ひな飾りの写真はすべて2018年開催時のものです。
写真:やた 香歩里
地図を見る勝浦中央商店街の東の入り口前の、覚翁寺山門前にも大きなひな壇が並びます。お寺の山門前だと思うと、人形もきりっとして見えるから不思議です。
<覚翁寺の基本情報>
住所:千葉県勝浦市出水1297
電話番号:0470-73-3115
アクセス:JR勝浦駅から徒歩約15分
写真:やた 香歩里
地図を見るこちらは遠見岬(とみさき)神社。創建を神武天皇の頃にまで遡るという由緒ある神社です。普段は静かなところですが「ビッグひな祭り」ではひときわ多くの人が集まり、賑わいます。
写真:やた 香歩里
地図を見るここには長い石段をひな壇に見立てた巨大なひな飾りがあるのです。よくポスターやチラシの写真に使われているので、目にした方も多いのでは。両端のぼんぼりや鉢植えも美しく、とても絵になります。60段の石段に飾られているひな人形、約1800体。
最上段を飾るのは、通常の3倍はあろうかという、まさにビッグなおひな様。市制50周年を記念して、地元の企業が勝浦中央商店会に寄贈したものです。60段はあまりにも遠くて肉眼ではよく見えませんが、その大きさは見て取れます。
<遠見岬神社の基本情報>
住所:千葉県勝浦市浜勝浦1番地
電話番号:0470-73-0034
アクセス:JR勝浦駅から徒歩約10分
写真:やた 香歩里
地図を見る最大の会場は、勝浦市芸術文化交流センター・キュステ。こちらには総数約8000体ものひな人形が飾られます。
写真:やた 香歩里
地図を見る館内はロビーにも廊下にもたくさんのひな人形が。一口にひな人形と言っても、時代によってその姿は変わります。時代ごとの流行りもありますし、たとえば昭和の高度成長期になると、核家族化と集合住宅が増えたことによりひな人形がコンパクトになるなど、世相を反映した様変わりも見られます。見比べてみると面白いですよ。どこか見覚えがあり、懐かしさを感じるひな人形も見つかるのではないでしょうか。
写真:やた 香歩里
地図を見る圧巻なのは会館中央のホール。客席を利用して、幅いっぱいに20段以上のひな壇が作られ、整然とひな人形が飾られています。緋毛氈のひな壇にずらり並ぶ約6000体のひな人形は、「ビッグひな祭り」という名称そのものの姿で、壮観の一言。
写真:やた 香歩里
地図を見るこのひな祭りのきっかけは、“全国勝浦ネットワーク”が縁で、徳島県の勝浦町から2001年に約7000体のひな人形を里子として譲り受けたことでした。徳島県の勝浦町では、町おこしの一環として、1988年から「ビッグひな祭り」を開催しています。
千葉県勝浦市の「ビッグひな祭り」も年々規模を拡大し、今では勝浦市を代表するイベントのひとつとなりました。
写真:やた 香歩里
地図を見る圧倒的な数の人形ですが、よくよく見ると…あら? 勝浦市のキャラクター、カッピーがおひな様衣装で紛れ込んでいますよ。こういう遊び心も楽しいですね。2019年もカッピーはどこかにすまし顔で並んでいるでしょうか?
<勝浦市芸術文化交流センター・キュステの基本情報>
住所:千葉県勝浦市沢倉523番地1
電話番号:0470-73-1001
アクセス:JR勝浦駅から徒歩約20分
写真:やた 香歩里
地図を見るキュステからすぐの市役所ロビーにも、東京の人形の老舗・吉徳大光が所有する「吉徳コレクション」や、地元の保育園児による手作りのひな人形などを見ることができます。
<勝浦市役所の基本情報>
住所:千葉県勝浦市新官1343-1
電話番号:0470-73-1211
アクセス:JR勝浦駅から徒歩約20分
写真:やた 香歩里
地図を見る勝浦の名物と言えば朝市ですが、もちろんひな祭り期間中も開催されています。遠見岬神社前の下本町朝市通りでは毎月1日〜15日、中央商店街を挟んで北側の仲本町朝市通りでは16日〜月末まで、6:00頃〜11:00頃に朝市が開かれています(水曜日は定休日)。
写真:やた 香歩里
地図を見る朝市では勝浦の魚介や農産品がいっぱい! あつあつの汁物を出す店もあるので、寒い朝には嬉しい限り。試食ができるお店もたくさんで、なかには「試食してから買って! 食べずに買わないで!」なんて怒られちゃうお店も。味と品質に誇りを持つ、港町の心意気を感じます。
できれば朝10時頃には勝浦に到着して、商店街や遠見岬神社のひな人形を見て、朝市も一緒に楽しむのがおススメです。そして昼食に勝浦タンタンメンを食べれば完璧!
写真:やた 香歩里
地図を見る商店街の店先にもさまざまなお雛様が飾られます。可愛い手作りのおひな様や、つるしびなを飾るところも。少し離れた場所になりますが、各地の集会所や部原瀧口神社、勝浦海中公園などにも飾られ、子供のひな行列や、踊りのパレードなどのイベントも行われます。
また、お隣の御宿町では2月中旬から「おんじゅくまちかどつるし雛めぐり」が開催され、2つのイベントが重なる期間は勝浦市と御宿町の会場をつなぐシャトルバスの運行が予定されています。勝浦市は正統派おひな様、御宿町は可愛い手作りつるし雛と、それぞれ趣が違いますので、ぜひ両方のイベントを楽しんでください。
2019年の「おんじゅくまちかどつるし雛めぐり」は2月16日(土)〜3月3日(日)に開催予定です。
開催期間:2019年2月22日(金)〜3月3日(日)
各会場の開閉時間:
<遠見岬神社石段>9:00〜19:00
<覚翁寺山門前>9:00〜18:00
<墨名交差点>9:00〜17:00(土日は18:30まで)
<勝浦市芸術文化交流センター・キュステ>9:00〜19:00
※入館料:300円(中学生以下無料)
<市役所ロビー>8:30〜17:15
シャトルバス運行予定:
キュステ会場⇔部原瀧口神社前⇔御宿会場
キュステ会場⇔墨名市営駐車場
墨名市営駐車場⇔守谷海岸駐車場(土日のみ)
2019年1月現在の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/15更新)
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