写真:風祭 哲哉
地図を見る臼杵は大分県の東海岸、豊後水道に面した町。大分からは約40キロ、特急列車で30分ほどの距離ですが、歴史ある静かな城下町です。
写真:風祭 哲哉
地図を見る臼杵駅から7キロほど内陸に入ると、国宝の臼杵石仏がある町としても有名です。駅前のロータリーでは、その臼杵石仏のレプリカが到着客を出迎えてくれます。
写真:風祭 哲哉
地図を見るまた、駅のホームにも臼杵石仏と、城下町をイメージしたベンチシートが設置されています。
そう、まさにこれが私たちが想像する臼杵の姿そのものなのですが、なにやら最近この臼杵駅に異変が起こっているのです。
写真:風祭 哲哉
地図を見るその異変とは、ずばりこれ。
臼杵駅ホームの駅名案内板がなんとこんなふうになっちゃったんです!
実は臼杵市では以前から「う(すき)プロジェクト」を立ち上げて、多くの人に臼杵を好きになってもらうために、「うすき」の「すき」を「ハートマーク」で表現して、様々な取り組みを行っていたのです。
写真:風祭 哲哉
地図を見るこの駅名標が設置されたのは2018年の2月。日本中が「すき」で満ちあふれるバレンタインデーに合わせて、臼杵駅のホームにこのラブラブな駅名案内板を新たに設けたのでした。
もちろん目指すは「恋の聖地」。大(すき)な人と一緒に訪れるもよし、勇気がなくてなかなか思いを伝えられないひとは、ここで撮った写真を送っちゃってもいいかもしれませんよ!
もちろんその恋が成就したらふたりで「う(すき)」さまにお礼参りも忘れずにね。
ちなみに2018年のホワイトデーには、この駅名案内板が白いハートのホワイトデーバージョンに変身したということですが、こうした遊び心もいいですね。
写真:風祭 哲哉
地図を見るそして2018年の5月、なんと臼杵駅の隣りの「上臼杵駅」も「かみう(すき)」に変身!ラブラブ駅名案内板の兄弟が誕生しました!
よく見ると隣駅の名前もちゃんと「う(すき)」になっているところがかわいいですよね。
写真:風祭 哲哉
地図を見るこの上臼杵駅は100年の歴史を持ち、現在でも美しい木造の駅舎を持つ駅。大林宣彦監督が臼杵を舞台にして作った映画「なごり雪」では、この駅の外観が臼杵駅として使われました。
写真:風祭 哲哉
地図を見る現在は無人駅となっていますが、駅舎の中はきれいに整備されていて、古き良き時代を思い出させてくれる味わい深い空間となっています。また改札脇には駅の歴史と同じ101歳(2019年1月現在)の赤ねこ石の駅長がいます。
この上臼杵駅は臼杵駅から2キロ弱と比較的距離も短いので、臼杵の町並みをブラブラ散策しながら訪れることもできます。ぜひう(すき)駅のあとはかみう(すき)駅にも足を運んでみてください。
写真:風祭 哲哉
地図を見るもちろん臼杵の魅力は臼杵駅だけではありません。
国宝臼杵磨崖仏として有名な石仏群は市内から車で約15分ほど。1000年の風雨に耐えた60余体の貴重な石仏を参拝することができます。
写真:風祭 哲哉
地図を見るまた九州を代表する戦国大名、大友宗麟によって築かれた臼杵城の城下町であった臼杵には、今なお落ち着いた古い町並みが残っています。
その名残を最も美しくとどめているのが二王座歴史の道。阿蘇山の火山灰が固まってできた凝灰岩の丘を削り取った「切り通し」と呼ばれるは道は、臼杵を代表する景観のひとつです。
古い落ち着いた臼杵の駅にいきなり斬新な「う(すき)」のこのインパクト。なかなかやるな、臼杵!という感じですね。
これはみなさんも大好きな人と「う(すき)」駅に行って、もっとラブラブになっちゃうしかありませんね。
えっ?今好きなひといないって?
恋人じゃなくてもいいじゃないですか、ご家族、友人、ペットでも、一番好きなひとに臼杵駅の中心で、愛を叫んでみませんか?
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/11更新)
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