写真:堀内 京子
地図を見る大分県九重町は九州の屋根と言われる「くじゅう連山」の麓に広がる自然豊かな町。5月末〜6月初め頃はミヤマキリシマ(天然記念物)が絨毯のように咲き誇り、秋は紅葉の名所が点在しています。トライアル温泉郷は長者原の登山口から車で数分、爽快なドライブルート「やまなみハイウェイ」沿いに出ている看板を目印にお出かけください。
写真:堀内 京子
地図を見る自然豊かな敷地に受付棟・宿泊施設・大浴場・貸切風呂・レストランが点在し、敷地そばにはラムサール条約に登録された「タデ原湿原」が広がっています。宿泊は低価格が魅力の「虎乃湯」、ワンランク上のステイが満喫できる「宿膳虎白 久織亭」があり、素泊まりや食事付きプランが揃っています。
写真:堀内 京子
地図を見るフロントがある受付棟には売店があり、菓子・カップ麺・お茶パック・アルコール類・おつまみなども販売。地元九重町にある「八鹿酒造」の大分麦焼酎やリキュールもお土産に喜ばれる一品でしょう。アメニティは髭剃り・ヘアーブラシ(各50円)、歯ブラシ(60円)など手軽な料金。タオルとバスタオルのレンタルセット(100円)も用意していますので、手ぶらで行くことができて便利ですよ。
写真:堀内 京子
地図を見る2つの宿泊施設から、まずは「虎乃湯」をご紹介いたします。
くじゅう連山を望む大屋根の建物、シンプルな外観が客室の鳶(とび)です。2つの宿泊棟が建ち、どちらも客室が並ぶ長屋造りになっています。格安な宿泊を提供するために、スタッフによる部屋までの案内を省き、歯ブラシやタオルなどのアメニティを有料化に。
写真:堀内 京子
地図を見る鳶はコンパクトな客室ですが、居間・寝室・ロフトが付いて思ったより広く感じられるかも。木の温かみがあり、フローリングの居間には座布団が用意されています。格安な宿泊料金ですが、32型液晶テレビ・冷蔵庫・電気ポット・ドライヤーなども置かれていますので快適に過ごせますよ。室内に洗浄便座付きのトイレを完備している点も、評判が良いポイントです。
写真:堀内 京子
地図を見る寝室へ続く廊下に洗面コーナーが設けられて、フェイス&ハンドソープも備えています。寝室にはベッドが1つと、マットレスの上に布団を敷くタイプがもう1つ。ロフトにも布団を用意しています。虎乃湯には鳶より広い間取りの萌葱(もえ)もあり、離れ風の造り。2〜3名、2〜6名の客室タイプが揃っていますので、ご家族やグループ旅行にもご利用ください。
写真:堀内 京子
地図を見る続いてご紹介する「宿膳虎白 久織亭(くおりてい)」は少し贅沢な造りになり、女子旅や記念日旅行にも人気の客室です。木立に建物が並び、8つある客室はそれぞれに趣が異なる設えに。どの客室にもゆったりとした広さのリビングや半露天風呂が付いています。
写真:堀内 京子
地図を見る客室の一例として、黄檗(きはだ)をご紹介いたします。
三俣山や硫黄山側に造られて、大きく採られた窓の向こうは自然豊か。デッキが付いたリビングはソファーも置かれて寛げる造り。化粧室、洗浄便座付きのトイレ、化粧水・タオル・作務衣など色々なアメニティも揃っています。
写真:堀内 京子
地図を見る客室の半露天風呂は縦2メートル、横1.5メートルほどの広さがあり、薄い黄褐色の湯が満ちています。客室に温泉が引かれていると、好きな時間に浸かることができて贅沢ですよね。室内にシャワーブースが設けられていますので寒い日も快適です。
<温泉データ>
泉質名/カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉
源泉温度/78.8度
写真:堀内 京子
地図を見る男女別の大浴場と家族湯(貸切風呂)は、周りの自然に溶け込むようなシンプルな外観。トライアル温泉郷が建つ長者原エリアは観光客や登山客が多く、行楽シーズンはとくに温泉施設が混み合います。トライアル温泉郷は外来入浴を受付ていないため、ゆっくりと入浴を楽しめる点も魅力です。
写真:堀内 京子
地図を見る大浴場は内湯と露天風呂があり、浴槽の縁などは温泉成分により茶色にコーティング。広めの岩風呂はゆったりと浸かれて、薄い黄褐色の湯が満ちています。利用時間は15:00〜翌日11:00、12月〜3月中旬までは露天風呂は休止、内湯は利用できます。
写真:堀内 京子
地図を見る大浴場棟の横に貸切風呂が並び、宿泊者は無料で何度でも利用できます。それぞれに少し趣が異なりますのでお好みでご利用ください。貸切風呂が5室、それから大浴場もありますので施設内で温泉めぐりを楽しめますよ。貸切風呂の利用時間15:00〜23:00。
写真:堀内 京子
地図を見る敷地内のレストランは2ヶ所あり、手軽に食事が楽しめる「こはく食堂」も人気。宿泊者専用の食事処になり、利用する際は事前に席の予約が必要になります。料理は事前予約が必要なメニューもありますが、定食は来店時に選んでOKです。
定食は大分名物のとり天・から揚げ・チキン南蛮から1品、8種類のおかずから1品を選ぶダブルセット(1,500円)がイチオシ。でかホッケは名前の通り大きく、身がプリッとした有頭海老フライもボリュームたっぷり。おかずは他にも定番サバ塩焼き・やみつき生姜焼き・厚切り三元豚のとんかつなどがあります。
写真:堀内 京子
地図を見る朝食を利用する方は前日の20時までに予約しましょう。おかずが盛られたプレート・生卵・ベーコン・海苔、セルフサービスのご飯・味噌汁付きで800円。味噌汁は豆腐や揚げなどが入って優しい味わい、おかずも多くてご飯が進みます。
もう1ヶ所のレストラン「料匠Kohaku」の夕食は懐石料理が中心になり、豊後牛や軍鶏を使った季節の懐石が味わえます。朝食は焼魚・朴葉味噌・小鉢7種・ハーフバイキング付きで充実の献立です。ご予算やお好みに合わせて食事処を選んでくださいね。
写真:堀内 京子
地図を見るこはく食堂の横には池が広がり、アイガモたちが泳いでいます。餌を販売していますので手にすると、ガーガーと声を上げながら寄ってきて可愛いですよ。自然豊かな敷地内の散策も楽しく、展望みはらし台からの眺めにも癒されます。
格安料金で温泉や食事が楽しめるトライアル温泉郷をご紹介しましたが、いかがでしたか。周辺の観光スポットは、牧ノ戸峠・九重高原スキー場・九重“夢”大吊橋・九酔渓・龍門の滝・宝八幡宮などがあります。自然豊かな九重町のトレッキングや観光の拠点としての宿泊にもオススメです。
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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