バンコク「ワットパクナム」の行き方と観光ポイント

バンコク「ワットパクナム」の行き方と観光ポイント

更新日:2020/02/16 14:17

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
SNSで話題のエメラルド色のワットパクナムは、宇宙やプラネタリウムにいるような幻想的な空間が魅力で、是非とも訪れていただきたい寺院の一つです。有名な寺院が集まる王宮周辺からは少し離れていますが、BTSと「ソンテウ」というローカルな乗り物を使えば簡単に行くことができます。周辺にも見所がありますので、王宮周辺以外で寺院巡りを考えている方にはおすすめですよ。

まずはワットパクナムの最寄り駅へ

まずはワットパクナムの最寄り駅へ

写真:東郷 カオル

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ワットパクナムへは公共交通機関でアクセスできます。もちろんタクシーでもいいのですが、せっかくなので地元の人に交じってローカルな乗り物にも挑戦してみましょう。利用するのはBTSと「ソンテウ」という乗り合いバス。

BTS(スカイトレイン)は高架を走っていますので駅も見つけやすいでしょう。チケットは券売機で買えますが、ほとんどの券売機はコインしか使えません。コインが足りない場合は窓口で買いましょう。

まずはワットパクナムの最寄り駅へ

写真:東郷 カオル

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BTSタラートプル駅で下車し、2番出口へ。下の道路にソンテウの乗り場が見えます。ソンテウというのは、トラックの荷台を改造したような乗り合いバス。ソンテウ乗り場に係員がいる場合はワットパクナム行きのソンテウが来たら教えてくれますが、いない場合は必ず運転手や他の乗客に「ワットパクナム?」と聞きましょう。

ソンテウでワットパクナムへ

ソンテウでワットパクナムへ

写真:東郷 カオル

ソンテウの中は長椅子が両サイドにありますが、埋まっていたら立ち乗りです。ソンテウの後ろはドアなどはなく、開放的(笑)。立って乗車している人は必ず手すりにつかまっていましょう。

ソンテウでワットパクナムへ

写真:東郷 カオル

料金は降車時に支払います。必ず小銭を用意しておきましょう。10BTでお釣りがくるくらいの料金だと思っていてください。

ソンテウでワットパクナムへ

写真:東郷 カオル

ワットパクナムは日本人が多く訪れる観光スポット。数カ所に日本語で「緑ガラス仏塔→」の張り紙がありますのでそれに従って進むといいでしょう。

ワットパクナムのご本堂

ワットパクナムのご本堂

提供元:タイ国政府観光庁

ワットパクナム(ワットパクナム パシーチャルン)は、アユタヤ時代に建立された長い歴史を持つ由緒あるお寺です。日本ではエメラルド色の天井画がSNSで“インスタ映え”と有名になり、「新しいお寺」と言われたりしますが、それは8年の歳月をかけ2012年に完成した白亜の大仏塔のこと。この話題の大仏塔は故プミポン国王(ラーマ9世)と王妃の72歳の誕生日を記念して建てられたものです。

途中の貼り紙は“緑ガラス仏塔”押しなのですが、大仏塔とは別にあるご本堂には写真のような素晴らしい仏像と壁画があります。ワットパクナムを訪れる際には宗教施設であることを忘れず、騒いだりせず肌の露出の高い服装は避けて信者の方々の迷惑にならないように心がけましょう。

ワットパクナムのご本堂

写真:東郷 カオル

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ご本堂を後にして、いよいよ目的の大仏塔へ。大仏塔は1階から5階まであり、週末に限りエレベーターが利用できます。中に入る際には靴を脱ぎましょう。2019年5月現在、拝観料等は不要です。

美しいエメラルド色の世界

美しいエメラルド色の世界

写真:東郷 カオル

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内部には展示室や瞑想の場があり、5階がエメラルドの仏塔(仏舎利奉安塔)と天井画の場となります。思わず写真に収めたくなる美しさですが、はしゃいだり間違ってもジャンプしたりなんてしないように。

美しいエメラルド色の世界

写真:東郷 カオル

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幻想的なエメラルドの仏塔は、ガラスを積み上げたもので、仏塔を囲むようにガラス製の竜が飾られています。天井には菩提樹と仏陀の一生を現した二十八仏陀。宇宙の星々が色鮮やかに描かれて、宇宙の中に放り出されたかのような独特の世界観。曼荼羅に宇宙を感じるのと似ているかもしれません。

ワットクンチャン(Wat Khun chan)にも立ち寄ってみて

ワットクンチャン(Wat Khun chan)にも立ち寄ってみて

写真:東郷 カオル

5階からは外に出ることができ、周囲の寺院や建物が見渡せます。ワットクンチャンの仏像の背中も間近に。ユニークな表情の仏像が話題のワットクンチャン。インスタ映えに辟易の方は、是非こちらにも立ち寄ってみてください。ツイッター映えする何とも言えない表情の数々の仏像に会えますよ。

仏像のお顔がそれぞれユニークなのでテーマパークのように楽しくなってしまうかもしれませんが、お寺ですのでワットパクナム同様騒がないように注意してください。

ワットクンチャン(Wat Khun chan)にも立ち寄ってみて

写真:東郷 カオル

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帰りのソンテウは近くのセブンイレブン前から乗ることができます。ソンテウが近づいてきたら、手で合図しましょう。乗車する際には必ずBTSの駅に行くかを尋ねてください。「BTS?」で大丈夫です。

乗る際にBTSの駅で降りることを運転手や周りの乗客にアピールしておくと、BTSの駅で運転手や周りの人が声をかけてくれるので安心です。

ワットパクナムだけの参拝ならソンテウが便利ですが、帰りにワットクンチャンに立ち寄る場合はそのままBTS「Wutthakat駅」まで徒歩15分程度でアクセスできます。

ワットパクナムの基本情報

住所:300 Ratcha Mongkol Prasat Road, Bang Wa, Phasi Charoen, Bangkok
時間:8:00〜18:00
アクセス:BTSタラートプル駅からソンテウ
注意事項:肌の露出の高い服装は避け、騒がないように心がけましょう

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

※2019年末にMRT(地下鉄)が延伸し「バーンパイ駅(Bang Phai)」が新設されたので、ワットパクナムまでは駅から徒歩でアクセスできるようになっています。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/13 訪問

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