写真:羽田 さえ
地図を見る熊本城など熊本市内中心部から美里町へ車で向かう場合は、高速道路を使わなくても大丈夫。道路事情にもよりますが、1時間ほどで到着できます。「美里町小筵」の交差点を目指しましょう。
目印は、交差点の手前にある「恋人の聖地 入口」という写真入りの看板。この看板が立つ場所から左折して細い道へ入り、突き当たりが二俣橋です。橋の手前には無料の駐車場があるので、路上駐車はせず駐車場を利用してくださいね。
写真:羽田 さえ
地図を見る駐車場で車を下りると、ふたつの古い石橋が見えています。
ここは釈迦院川と津留川の合流地点にあたり、「二俣渡」と「二俣福良渡」というふたつの石橋を総称して「二俣橋」と呼んでいます。どちらも歴史は古く、江戸時代後期のもの。二俣渡は文政12(1829)年、二俣福良渡は文政13(1830)年に架けられました。
写真:羽田 さえ
地図を見る橋の手前には「恋人の聖地」のモニュメントがあります。中央には大きなハート型。二人の手でハートマークを作って自撮りをしているカップルの多発地帯でもあります!
写真:羽田 さえ
地図を見る二俣渡を渡り終えたら、直角に交わる二俣福良渡へ移動しましょう。二俣福良渡の中央付近から二俣渡を眺めると、タイミングによってはハートが見えます。この写真は、ハートが完成する少し前の時間帯に写したもの。ハートの上半分だけができている状態です。
写真:羽田 さえ
地図を見るハートができる時間帯は11時半から12時半ごろと言われていますが、季節によって変わります。取材時は1月半ばで、11時半頃から少しずつハート形に近づいてきました。ハートが完成したと思われたのが上の写真で、12時頃のものです。
さらに、ハートのできる位置も時間帯や季節によって少しずつ動きます。二俣福良渡の中央付近から左右に動いてみて、きれいなハートに見えるベストポイントを探してくださいね。
写真:羽田 さえ
地図を見る10月から2月頃までがハートを見られる季節ですが、くっきりとしたハートを狙うなら、ベストシーズンは真冬。濃い影ができる、よく晴れた日がおすすめです。
また、橋のたもとの銀杏が黄色に色づく晩秋も、独特の雰囲気のある美しい写真が撮れると評判です。
写真:羽田 さえ
地図を見るハートのできる時間帯には間に合わない、天気がいまひとつで影ができない、そんな時でも二俣橋は楽しめます。
ふたつのレトロな石橋が交わる景色は独特の雰囲気があり、写真映えする美しさ。二俣渡のたもとにある石段を下りて、川岸から橋を見上げるのがおすすめです。
実は二俣橋界隈は、2019年の大河ドラマ「いだてん」のロケ地としても使われた場所。
山あいの美しい渓谷に重厚な石橋が架かる様子は、古き良き熊本らしさを感じられる風景と言えるでしょう。
写真:羽田 さえ
地図を見るまた、二俣橋の少し上流には「年袮橋(としねばし・年禰橋とも)」があります。大正9(1920)年に架けられた比較的新しい石橋ですが、高さ約24メートル、長さ約60メートルの大きさがある大規模なもの。迫力ある4連アーチは一見の価値ありです。
写真:羽田 さえ
地図を見る美里町には二俣橋の他にもたくさんの石橋があります。国の重要文化財の霊台橋なども見応えある石橋として知られていますが、自分好みの石橋を探すのも楽しみのひとつです。写真は「馬門橋」。文政11(1828)年に架けられたもので、苔むした姿は独特の雰囲気たっぷり。二俣橋から1.2キロほどの距離にあるので、あわせて訪ねるのもおすすめです。
住所:熊本県下益城郡美里町小筵
アクセス:九州自動車道・松橋ICから車で約20分
営業時間:特になし・見学自由
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
羽田 さえ
こんにちは。国内は44都道府県(青森・秋田・新潟が未踏です!)を旅しました。海外は東アジアが多めです。旅先では、歴史ある建物や古い街並みを見て歩くことが大好き。素敵なホテルに泊まること、美味しいものを…
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