写真:スズキ ミズエ
地図を見るビスカヤ橋はスペイン・バスク地方の第二の都市ビルバオからビルバオ川を約13キロ下ったビスケー湾に面した場所にあります。1893年にエッフェル塔設計者ギュスターブ・エッフェルの弟子アルベルト・パレシオによって建造されました。橋の基本はエッフェル塔を彷彿させる鉄橋からなり、その上から操り人形のようにワイヤーで吊るされた小さなゴンドラが川の水面ギリギリを横断します。外観はなんだかブリキのおもちゃ橋のよう。
橋の高さは63メートル、長さは160メートル。8分間隔で往復し、約2分で対岸に到着します。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る宙に浮いて川を移動するのはちょっとしたアトラクションに乗っている感じでワクワクしますね。
写真:スズキ ミズエ
地図を見るこの橋の楽しみ方は二つあり、一つはゴンドラに乗って水面移動。もう一つは50メートルの場所にある鉄橋の上を歩いて渡る“ビスカヤ橋ツアー”に参加!
エレベーターで上がる際にオーディオガイダンスで橋の説明がされ、その後は自分たちのペースで渡るもの。
上からの景色はビルバオ中心地、もう片方はビスケー湾を望む入江を見ることができます。
50メートルというとビル16階と同じ高さ。勇気のある方は眺望とスリリングを味わいながら横断してみてはいかがでしょうか?
写真:スズキ ミズエ
地図を見る一日の日中の利用者数は人が16,300人、車などの乗り物が1,200台と毎日移動の手段として利用しています。24時間稼働しているので、庶民の大事な交通路です。
今では地元の人だけでなくこの橋をわざわざ渡りに来る観光客も多くいます。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る多くの人が利用するゴンドラには人はもちろん、自転車、バイク、車まで乗車することができます。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る写真:スズキ ミズエ
地図を見るビルバオは港を中心に貿易で栄えた街で、かつては多くの輸送船が港とこの川を行き来していました。船の往来の際、跳ね橋や通常の橋ではコストも時間もかかるのでこの吊り橋が採用されました。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る19世紀から20世紀にかけてはこのようなタイプの吊り橋がヨーロッパ各地で造られましたが、今でも稼働しているものはビスカイア橋を含む4橋しか残っていません。
写真はその当時造られた橋の絵図です。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る2006年に産業革命時代を象徴する建物として世界遺産に登録されました。幾つかの橋が世界遺産に登録されていますが、このようなゴンドラタイプの橋はビスカヤ橋のみです。
是非、“乗る橋”を体験してみてください。
写真:スズキ ミズエ
地図を見るビルバオ駅からC1ラインに乗車して約20分、Portugalete駅で下車。とても小さい駅ですが青の柱と赤レンガの壁がコントラストで可愛いらしい駅です。ビルバオからはそんなに遠くありませんが本数が30分に一本程度なので、帰りの電車もあらかじめチェックしておくことをお勧めします。
写真:スズキ ミズエ
地図を見る駅を出ると目の前にビルバオ川が見えます。川沿いに左方向をずっと歩いていると巨大な鉄橋が見えてきます。駅からは5分ほどで橋に到着します。
途中、黄色と青のカラフルな建物があります。昔は“ラ・カニージャ”という駅でしたが今はインフォメーションセンターの建物として利用されています。
<インフォメーションセンターの基本情報>
住所:La Canilla Ibilbidea, 21, 48920 Portugalete, Bizkaia
電話番号:+34-944-72-93-14
営業時間:10:00〜14:00、16:00〜18:00、毎日営業
住所:Puente de Vizcaya Zubia, Getxo, Bizkaia
電話:+34-944-80-10-12
橋は有料で、一回0.40ユーロ、ビルバオの乗り物共通カード“barik”でも渡ることができます。
ビスカヤ橋ツアーは8ユーロ。
2019年1月現在の情報です。最新の情報などは公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索