日本のエーゲ海的風景!瀬戸内海の小豆島で過ごす贅沢な時間

日本のエーゲ海的風景!瀬戸内海の小豆島で過ごす贅沢な時間

更新日:2020/05/07 13:06

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー
瀬戸内海で第二の面積を誇る小豆島は、日本文化と美しい自然へ西洋の風が吹き込まれた島。例えば、伝統的な醤油蔵がひしめく中に佇むオリーブの木々や、美しい瀬戸内海をバックにした小豆島オリーブ公園のギリシア風車など。日本離れした景色がそこにあります。特に桜とオリーブが隣り合う景観が象徴的でしょう。和洋折衷が織りなす上質かつ独特な雰囲気を感じに一度小豆島を訪れてみませんか?きっと癒されること間違いなしです。

醤(ひしお)の郷とオリーブ

醤(ひしお)の郷とオリーブ

写真:土庄 雄平

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関西から小豆島への玄関口にあたる坂手港周辺は、小豆島の地場産業である醤油造りが盛んで、全国有数の名産地としても知られています。町のメインストリートには醤油工場がどっしり構え、路地裏には「ヤマロク醤油」など老舗の醤油蔵が立ち並び、少し横を歩くだけで香ばしい醤油の薫風が鼻腔を通り抜けます。この香りを感じれば「あぁ小豆島に来たなぁ〜」と気持ちが高まることでしょう。

そんな日本の伝統産業が根付いた坂手の町ですが、町の奥へと足を運べばきっと目を疑うはず!

<ヤマロク醤油の基本情報>
住所:香川県小豆郡小豆島町安田甲1607
電話番号:0879-82-0666
アクセス:坂手港・池田港から車で10分

醤(ひしお)の郷とオリーブ

写真:土庄 雄平

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なぜなら、いきなり西洋的なオリーブの木々に囲まれた広場が現れるからです。瀬戸内国際芸術祭の会場の一つである小豆島の中でも、一二を争う人気を誇る「オリーブリーゼント」が据えられている場所です。

さっきまで日本らしい醤油蔵の佇まいの中にいたのに、それとは逆の西洋的な要素が出てくることに驚くでしょう。しかし、この場所にゆっくり座って周囲を眺めていると、意外に、両者が併存する風景に違和感がなくなります。むしろ小豆島ならではの癒しの空間だと感じるように!

醤(ひしお)の郷とオリーブ

写真:土庄 雄平

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春には、オリーブと桜がコラボレーションする絶景に出会えます。

<オリーブリーゼントの基本情報>
作家:清水久和
住所:香川県小豆郡小豆島町馬木甲255
アクセス:坂手港・池田港から車で10分(無料駐車場あり)

日本のエーゲ海と形容される小豆島オリーブ公園

日本のエーゲ海と形容される小豆島オリーブ公園

写真:土庄 雄平

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近年SNSが流行って、一段と注目を浴びてきているのが小豆島南部エリアの中央付近に位置する小豆島オリーブ公園です。斜面上にオリーブの木々が展開し、そのバックには美しい瀬戸内海を見渡すことができる絶景スポット!ただ、この場所が流行っているのは、その景色の美しさだけではありません。

日本のエーゲ海と形容される小豆島オリーブ公園

写真:土庄 雄平

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ポイントはその一画に凛と佇む、このギリシア風車にあります。実は、この異国情緒ある建物は、2014年に映画化されたジブリの名作「魔女の宅急便」のモチーフとなったことで人気を博しました。それにあやかって公園内にあるオリーブ記念館では、魔法のほうきを無料レンタルしており、風車の前でキキのようにほうきに跨って写真を撮ることが名物になっています。

この写真はタイミングが大事で、一度で成功させるのは中々難しいですが、だからこそ何度もトライするなかで一緒に旅をしている人と笑顔の時間を楽しめます。そして上手く撮れた時には達成感があるんです!最初は恥ずかしいかもしれませんが、ぜひ一度挑戦してみてください。

日本のエーゲ海と形容される小豆島オリーブ公園

写真:土庄 雄平

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なお、このオリーブ公園も春には、桜とオリーブが見事な共演をなします!小豆島は紅葉が美しいイメージが強いですが、実は春こそがおすすめです。島が暖かくポカポカ陽気になってくる頃、美しい海・桜・オリーブの色彩と、異国情緒を感じにオリーブ公園をぜひ訪れてみてください。

<小豆島オリーブ公園の基本情報>
住所:香川県小豆郡小豆島町西村甲1941−1
電話番号:0879-82-2200
アクセス:池田港・草壁港から車で5分、土庄港・坂手港から車で15分

小豆島のモダンリノベーションカフェ「UCHINKU」さん

小豆島のモダンリノベーションカフェ「UCHINKU」さん

写真:土庄 雄平

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最後に料理についても。小豆島へ旅に来た際に、ぜひ立ち寄って頂きたいのが、小豆島安田にあるカフェ「UCHINKU」さんです。実は、ここにも和×洋が混在しています。まず建物について、小豆島の特産物の一つである素麺の工場を、オリーブの緑色を中心に西洋式にリノベーションしており、とてもオシャレ!内観も洗練しており、まさにユーロピアンなテイストですが、食べられるのは小豆島の和食材を独自に組み立てたアイデア料理の数々。

小豆島のモダンリノベーションカフェ「UCHINKU」さん

写真:土庄 雄平

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特に、最初に少し触れた「ヤマロク醤油」さんの醤油を使ったハンバーグや、小豆島そうめんをグリーンカレーと合わせた料理!オリーブが良いアクセントになっています。多様な要素が共存する小豆島ならではの料理です。どれも絶品ですので是非食べに来てみてください。

<UCHINKUの基本情報>
住所:香川県小豆郡小豆島町安田甲235-6
電話番号:0879-62-8116
アクセス:池田港・草壁港から車で5分、坂手港から車で10分

独特の景観・雰囲気・文化が根付く小豆島の世界

以上、和と洋が共存した小豆島の独自性に焦点を当てながら、その魅力的なスポットを紹介してきました。特に、島の至る所に植えてあるオリーブの木が日本的な景観に異国情緒を添えていると言えますが、鍵となるのはそれが絶妙にマッチングして独自の世界を作っていることです。日本のエーゲ界的な風景を魅せる小豆島、ぜひ一度訪れてみませんか?

2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/31−2018/04/01 訪問

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