女城主の里、岐阜県・岩村町へ!歴史ある町並みとグルメを満喫しよう

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女城主の里、岐阜県・岩村町へ!歴史ある町並みとグルメを満喫しよう

女城主の里、岐阜県・岩村町へ!歴史ある町並みとグルメを満喫しよう

更新日:2019/02/22 18:35

新 直子のプロフィール写真 新 直子 歴史さんぽライター

女城主の里として今話題の岐阜県恵那市岩村町。日本の原風景といわれるやさしい田園風景の中に、歴史ある美しい城下町が広がります。かつて東美濃の中心地として栄えた岩村町は、豊かな歴史と伝統が今も息づいており、気が向くままのお散歩がおすすめ。そして旅の楽しみといえばグルメですね。今回は見て感じて味わって欲しい岩村町の魅力をご紹介します。

五平餅を味わいながら、誰もがホッとくつろげる古い町並みを散策

五平餅を味わいながら、誰もがホッとくつろげる古い町並みを散策

写真:新 直子

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岩村町へのアクセスは、名古屋駅からJR中央本線で約60分で恵那駅へ、そこから1両編成のかわいいローカル線・明知鉄道に乗り換えて約30分ほど。進むほどに山が近づいてくる車窓の景色に、ワクワク感が高まります。

岩村駅に降り立ったら、メインストリートの岩村本通りをぶらぶら散策。国の重要伝統的建造物保存地区にも選ばれた、歴史ある古い町並みには、豪商の旧家、五平餅のお店やカフェ、和菓子店など、立ち寄りたくなる名所やお店がならびます。

五平餅を味わいながら、誰もがホッとくつろげる古い町並みを散策

写真:新 直子

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そこでぜひ味わって頂きたいのが郷土料理の五平餅。五平餅というとワラジ型のイメージがあるかもしれませんが、岩村本通りにお店を構える「あまから岩村店」の五平餅は団子型。

しょうゆをベースにした秘伝のタレには、砂糖、ゴマ、クルミやナッツがたっぷり。おいしいだけでなく栄養価もバツグンです。

<あまから岩村店の基本情報>
住所:岐阜県恵那市岩村町1575−2
アクセス:岩村駅から徒歩3分(約250m)

五平餅を味わいながら、誰もがホッとくつろげる古い町並みを散策

写真:新 直子

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岩村町は2018年のNHK朝ドラ『半分、青い』のロケ地にも選ばれ、一躍有名になりました。この時、江戸時代の町並みが残る岩村本通りは、セットによって懐かしい昭和の雰囲気に一変、主人公のふるさと「ふくろう商店街」になりました。

そして2020年のNHK大河ドラマ、『麒麟が来る』(主演・長谷川博己)は、戦国武将の明智光秀が主人公。実は岩村町周辺は明智光秀ともゆかりのあるところ。岩村駅を通る明知鉄道の終点、明智駅を降りると、明智光秀の生誕の地ともいわれる明知城があります。

明智光秀の生誕地については、岐阜県可児市とする説もありますが、いずれにせよ、明智光秀の先祖や一族がこの地にゆかりがあったことは確かだといわれています。

200年以上続く老舗の造り酒屋の地酒と、400年前にポルトガル人が伝えたカステラ

200年以上続く老舗の造り酒屋の地酒と、400年前にポルトガル人が伝えたカステラ

写真:新 直子

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岩村本通りのゆるやかな坂道を歩いていくと、天命7年(1787)創業の老舗の造り酒屋、岩村醸造があります。地酒の「女城主」とともに人気があるのが、甘酒と甘酒ソフトクリーム。また歴史的建造物でもある店内は見学もできます。

<岩村醸造株式会社の基本情報>
住所:岐阜県恵那市岩村町342番地
アクセス:岩村駅から徒歩11分(約1km)

200年以上続く老舗の造り酒屋の地酒と、400年前にポルトガル人が伝えたカステラ

写真:新 直子

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岩村醸造のお向かいにある寛政8年創業の松浦軒本店は、江戸時代の製法そのままで手作りされたカステラが人気。厳選された地元の素材を使用し、ひとつひとつ型にいれて焼き上げられています。

岩村町にはほかにも、かめや菓子舗と松浦軒本舗でも、昔ながらの製法でつくられたカステラが販売されているので、食べ比べてみるのもいいですね。

ポルトガル人から伝えられたレシピそのままのカステラが食べられるなんて、これも古き良きものを大切に守り伝える岩村町ならではの楽しみです。

<松浦軒本店の基本情報>
住所:岐阜県恵那市岩村町本町3-246
アクセス:岩村駅から徒歩11分(約1km)

<かめや菓子舗の情報>
住所:岐阜県恵那市岩村町291番地
アクセス:岩村駅から徒歩10分(750m)

<松浦軒本舗の情報>
住所:岐阜県恵那市岩村町西町809-6
アクセス:岩村駅から徒歩5分(400m)

岩村城と偉人たちの足跡、旧家などを巡ろう

岩村城と偉人たちの足跡、旧家などを巡ろう

写真:新 直子

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岩村のシンボルといえば、日本百名城と日本三大山城にも選ばれた岩村城。杉木立の中の道を進んでいくと、六段石垣を始めとする見事な石垣が、次々に眼の前に現れます。

岩村城の女城主・おつやの方は、織田信長の年下の叔母で絶世の美女だったとか。織田信長と武田信玄の勢力がぶつかる岩村城で、夫亡き後、城主をつとめ、武田の軍勢に攻められた時は、養子や家臣領民を守るため、敵方の大将からの和議とプロポーズを受け入れ妻となりました。

しかしこの行為を裏切りと取った織田信長に攻められ、おつやは家臣領民を守るため、信長からの和議を受け入れ、城を明け渡します。しかし信長はその約束を破り、おつやを処刑します。

戦乱の世の過酷な運命に翻弄されたおつやでしたが、人々に慕われたおつやの伝承は、こうして今も受け継がれています。

<岩村城の基本情報>
住所:岐阜県恵那市岩村町城山
アクセス:岩村歴史資料館から岩村城跡まで徒歩20分(約900km)

岩村城と偉人たちの足跡、旧家などを巡ろう

写真:新 直子

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岩村の町並を歩くと、女城主おつやを忍んで、それぞれの家のおかみさんの名前を染め抜いた青い暖簾が下げられています。また町のいたるところに、岩村が生んだ偉人、佐藤一斎の言葉を刻んだ石碑や木版があります。

佐藤一斎は江戸時代後期に活躍した儒学者です。当時日本随一の教育機関だった昌平坂学問所の儒官(総長)として、渡辺崋山・佐久間象山・山田方谷・横井小楠など、多くの偉人を指導しました。また佐藤一斎の著書『言志四録』は、西郷隆盛・勝海舟・坂本龍馬など、幕末の志士達にも大きな影響を与えました。

他にも岩村町の偉人として忘れてはならないのが、明治から大正期にかけての教育者で歌人の下田歌子です。新しい時代の女子教育の先駆者として、いちはやく欧米に渡って教育視察を行い、華族や政府高官の妻や娘達の教育に力を注ぎました。

岩村城と偉人たちの足跡、旧家などを巡ろう

写真:新 直子

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江戸時代、東美濃の中心地として栄えた岩村町には、その繁栄をささえた豪商達の旧家が今も残されています。

岩村本通りでは現在5軒の旧家が見学できますが、中でも「木村邸」は、藩が財政難になる度に御用金を調達し、危機を救った問屋として知られています。

今も藩主が出入りした玄関や、家来が表通りを見張った武者窓、なまこ壁が見事な蔵造りの建物などが保存され、貴重な江戸時代の様式を伝えています。

<木村邸の基本情報>
住所:岩村町本町329-1
アクセス:岩村駅から徒歩10分(約850m)

名物の飛騨牛を味わおう

名物の飛騨牛を味わおう

提供元:和料理 椿

https://www.facebook.com/mino.tsubaki/地図を見る

岐阜県にきたら、是非味わって頂きたいのが国内有数のブランド牛の飛騨牛。岐阜県飛騨地方の豊かな自然の中で育まれた黒毛和牛で、きめこまやかな肉質と、やわらかく美しい霜降りが、口の中でとろけます。

岩村町では岩村城の麓にある岩村山荘で、囲炉裏を囲んで飛騨牛を味わうことができます。そのほかにも自家製朴葉味噌や恵那鶏、季節の川魚や五平餅など、地元選りすぐりの旬の食材を使用した料理もおすすめ。

<岩村山荘の基本情報>
住所:岐阜県恵那市岩村町富田569-1
電話:0573-43-3626
アクセス:岩村駅から徒歩24分(約1.7km)

いつまでも心に残る風景、きっとまた訪れたくなる岩村町

岩村の町を散策していると、岩村醸造の軒下や旧家の中庭などで、きれいな水の流れを目にします。これは「天正疎水」と呼ばれる水路で、その名の通り天正年間、つまり安土桃山時代の1600年代に作られたもの。

400年も昔につくられた水路が、今も人々の生活をはぐくみ、町を訪れる旅人の心を癒やしてくれる岩村町。そんな歴史や文化が感じられる岩村町を巡りながら、おいしいグルメを堪能してみませんか?

取材協力:岐阜県
※2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/24−2018/10/26 訪問

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