新長崎県庁舎で夜景を、ランチはコスパ最高県庁レストラン

新長崎県庁舎で夜景を、ランチはコスパ最高県庁レストラン

更新日:2019/01/30 10:58

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター
長崎観光に、しかも夜景スポットのオススメが長崎県庁舎って意外ですか?
これが、いいところなのです。
長崎の名物「夜景」といえば、香港・モナコとならぶ世界新三大夜景のひとつ。稲佐山山頂展望台や鍋冠山公園から見下ろす夜景もいいけど、長崎県庁の展望室は目線の高さの夜景がぐるり360度。JR長崎駅から徒歩5分で行ける無料スポットなのです!
長崎の味を守り続ける県庁レストランとあわせて紹介します。

駅から徒歩5分、新長崎県庁舎に行ってみよう

駅から徒歩5分、新長崎県庁舎に行ってみよう

写真:塚本 隆司

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新長崎県庁舎で業務が始まったのは、2018年1月。まだ新しいため、観光客になじみがないのも当たり前。
写真は、JR長崎駅に隣接する商業ビルからの眺め。場所は、浦上川が長崎港へとそそぐ河口付近の埋め立て地で、JR長崎駅や路面電車の長崎駅から徒歩5分の好立地。車でも、国道202号が目の前を通りアクセスもよい。駐車場は約200台。用務での来庁でなければ駐車料は30分150円だが、2/1から3カ月程度は試行的に一律1時間無料(休日含む)となる。

JR長崎駅では2020年に新駅舎が、2022年には九州新幹線の西九州ルート(長崎ルート)の開通が予定され、周辺開発の計画も進んでいる真っ最中。開発が進めば、これから紹介するスポットも人気になるのは間違いない。今のうち先取りしてもらいたい。

駅から徒歩5分、新長崎県庁舎に行ってみよう

写真:塚本 隆司

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庁舎に入ってみると、ロビーが広く気持ちがいい。ここでは、催事やイベント、大型モニターを使ったパブリックビューイングも開かれるそうだ。1階には、長崎県の物産の展示や時節に応じた紹介パネルもあり、観光客が訪れても何も問題はない。

駅から徒歩5分、新長崎県庁舎に行ってみよう

写真:塚本 隆司

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長崎県産の木材を使ったデザインも見ていて気持ちがいい。2階、3階へと続く階段付近など、まるで博物館。机やイスも多いので、ゆっくり休憩できる場所にもなる。

さて、お目当ての展望室は、地上から高さ40メートルの8階屋上。全てのエレベーターが8階に通じているわけではないのでご注意を。

見晴らし最高の8階展望室、飲食もできる極上の休憩スペース

見晴らし最高の8階展望室、飲食もできる極上の休憩スペース

写真:塚本 隆司

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8階のガラス張り展望室は開放感いっぱい。これなら夏でも冬でも快適。雨だって心配ない。広々としているうえ、長崎産の木材を使った家具が置かれ、ドリンクの自動販売機もある。こんな極上の休憩スペースが無料で利用できるとは、さすが長崎県庁だ。
これでビールでも飲めればいいが、さすがにアルコール類の持ち込みは禁止です。

見晴らし最高の8階展望室、飲食もできる極上の休憩スペース

写真:塚本 隆司

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ガラス戸の向こうに一歩踏み出せば、港町長崎の風景が広がる。正面(南)には、女神大橋、目を凝らせば世界文化遺産の大浦天主堂やジャイアント・カンチレバークレーン(長崎造船所)の姿も見えます。

見晴らし最高の8階展望室、飲食もできる極上の休憩スペース

写真:塚本 隆司

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運が良ければ、大型クルーズ船の入出港風景に出会えるかも。
21時まで開放されているので、夕景を楽しみながら夜を待つには最高の場所じゃないだろうか。稲佐山展望台や鍋冠山公園から見下ろす長崎の夜景もいいが、長崎県庁舎展望室の夜景はひと味違う。

360度ぐるりと夜景に包まれる、長崎県庁展望室

360度ぐるりと夜景に包まれる、長崎県庁展望室

写真:塚本 隆司

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長崎港の北端に位置する新長崎県庁舎からは、港の風景を一望できる。停泊する客船や港湾施設、工場の明かりの美しいこと。

360度ぐるりと夜景に包まれる、長崎県庁展望室

写真:塚本 隆司

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遠くに見える女神大橋。光をまとった姿も美しい。

なんといっても、この場所の魅力は360度ぐるりと夜景に囲まれる好立地。南に開けた港、西には稲佐山、北から東にかけて山の斜面を切り開き栄えてきた長崎特有の街並みだ。
目線の高さで眺められる夜景。特等席からの眺望を動画でご覧いただきたい。

動画:塚本 隆司

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無料でこれだけの景色が楽しめる展望室は、そうないだろう。
駅にも近いため、旅の最後に「ちょっと夜景でも眺めて帰ろう」というプランもいいかもしれない。

長崎県庁の魅力はレストランにもあり

長崎県庁の魅力はレストランにもあり

写真:塚本 隆司

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「観光に来て、わざわざ役所の食堂で食べなくても」と、思ったなら少し考え直してもいいかも。
港に面した明るく広いこの店内を見れば、普通の職員食堂とは大きくイメージが異なるはず。職員以外も利用できるので、もちろん観光客もOK。ただし、昼の12時すぎになると職員で大にぎわいなので、少し時間をずらすのがいい。

この県庁レストラン「シェ・デジマ」は庁舎2階にある。シェフは坂本洋一さん。父親は、厚生労働省“現代の名工”を受賞した長崎市役所庁内レストラン「ル・シェフ」の坂本洋司シェフだ。町外れの小さなレストランから始まり、親子で40年以上。地産地消に積極的に取り組んでいる。長崎屈指のレストランとして認知されている名店が、職員食堂とはうらやましい。
しかも、コストパフォーマンスがスゴイ。「職員食堂としては、毎日来てもらえる価格設定でないといけない」と日替わり定食はワンコインの500円。「長崎の顔となる料理を出さなければ、県の職員食堂をやる意味がない」との意気込みが感じられて、またスゴイ。

長崎県庁の魅力はレストランにもあり

写真:塚本 隆司

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メニューもご覧の通り。長崎名物のちゃんぽん麺やトルコライスなども並ぶ。
ちゃんぽん麺は、県が品種改良したちゃんぽん麺専用の小麦から作った麺を使用。さすが県庁の食堂だ。

長崎県庁の魅力はレストランにもあり

写真:塚本 隆司

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トルコライス(写真上)は、デミグラスソースとカレーソースの2種類がかかっている飽きのこない味わい。
一番のオススメは「名工ランチ」(写真下)。創業時(当時はシェフランチ)から親しまれてきた王道のランチメニューだ。ハンバーグにエビフライ、白身フライがのって、550円とは驚きしかない。

長崎らしい食事を安価に食べられる幸せ。しかも、屋上にあがれば長崎の街や港を一望、夜景も無料で見られる長崎県庁舎。オススメする理由、わかってもらえたでしょうか。

長崎県庁舎の基本情報

住所:長崎県長崎市尾上町3番1号
電話番号:095-824-1111(代表)
アクセス:JR長崎駅、バス長崎駅前下車、路面電車長崎駅前から各徒歩5分)
駐車場:約200台(開庁日7時〜22時、閉庁日9時〜22時、30分につき150円 2/1から3カ月程度の間、試行的に一律1時間無料を実施)
8階展望室利用時間:開庁日7時〜21時、閉庁日9時〜21時
レストラン営業時間:開庁日のみ営業、11時〜19時

2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

取材協力:長崎県

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/10 訪問

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