眺望も抜群!伊豆急リゾート21で快適に行く「伊豆半島」

眺望も抜群!伊豆急リゾート21で快適に行く「伊豆半島」

更新日:2019/02/15 13:36

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ レトロ建築探訪家、地域の魅力伝え人
いくつもの温泉だけでなく美味しい海の幸も楽しみな伊豆半島。さらにここには黒船来航という歴史や旅心誘う花々もあり、「伊豆の踊子」をはじめ様々な小説の舞台にもなってきました。その半島の東側を、新幹線の熱海駅からもアクセスしやすい伊豆急行が走ります。伊豆急「リゾート21」は、伊豆の島々をパノラマで楽しめスペシャルシートもあるのに普通運賃で乗れる列車。そんな特別列車で魅力あふれる伊豆半島へ出かけませんか。

新幹線からもアクセス良好の伊豆急行

新幹線からもアクセス良好の伊豆急行

写真:万葉 りえ

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南側につき出ていることから「出づ」が「伊豆」になったという説もある静岡県の伊豆半島。ここは関東方面からアクセスしやすいだけでなく、関西方面からでも熱海駅で新幹線を下車すればJR伊東線を経由して便利に行ける場所です。

可愛らしい「いずきゅん」がキャラクターの伊豆急行は、伊豆半島の東側を南北にむすんでくれる観光客にも便利な路線。いずきゅんが頭につけているオリーブの飾り物がこの地の温暖な気候を教えてくれます。

新幹線からもアクセス良好の伊豆急行

写真:万葉 りえ

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その伊豆へのお出かけにお勧めなのが、特別に仕立てられた「リゾート21」の乗車です。リゾート21は二種類用意されているのですが、一つは全国的にも珍しい黒色で塗装された「黒船電車」。そしてもう一つが、伊豆を代表する金目鯛の鮮やかな赤をまとった「キンメ電車」です。

新幹線からもアクセス良好の伊豆急行

写真:万葉 りえ

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ご覧いただいているのが2017年にリニューアルされたキンメ電車です。めでたさを表す赤色をしていて、様々な料理で味わえる金目鯛。伊豆下田はその漁獲高日本一の地なのです。
下田だけでなく伊豆急行沿線には、温泉や観光など様々な魅力を持った市町が揃います。ですからキンメ電車では各車両ごとにそんな情報もPRされ、異なる飾り付けもご覧いただけます。

もちろん金目鯛については、外観だけでなく博物館になっている車両も連結!金目鯛の生態や歴史などの情報から、きっと地元の金目鯛愛が伝わってくるはず。そこで過ごせば、これからどんな金目鯛の料理を食べようかとワクワク感がアップするでしょう。

旅情誘うパノラマビュー

旅情誘うパノラマビュー

写真:万葉 りえ

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では、車窓の風景へ目をやってみましょう。車両の大きな窓の外には、太平洋のパノラマが広がります。しかも単調ではなく、小さなトンネルを抜けるごとに違った景色が待っているのです。

旅情誘うパノラマビュー

写真:万葉 りえ

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この大きな窓から大海原を見ていたら、黒船がなぜこの半島に到達したのかもわかるような気がするかも。歴史の舞台に近づいているんだと感じながら到着までの時間を楽しんでください。

伊豆で温泉は外せない

伊豆で温泉は外せない

写真:万葉 りえ

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海の風景ばかりではありません。伊豆は漁港だけでなく温泉の多さでも有名な所。伊豆急行の沿線にも熱川温泉、稲取温泉、河津浜温泉などいくつもの温泉が待っており、温泉街の風景も車窓からご覧いただけます。

伊豆で温泉は外せない

写真:万葉 りえ

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「伊豆の踊子」たちが歩いた山道の風景も

「伊豆の踊子」たちが歩いた山道の風景も

写真:万葉 りえ

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また様々な小説の舞台となった伊豆ですが、川端康成の「伊豆の踊子」は多くの方の脳裏に浮かぶ作品でしょう。何度も映画になったこの名作で描かれた、細い山道を小さなトンネルを通り抜けながら進んでいく場面は、伊豆らしさを感じさせてくれるもの。それは歩かず伊豆急行に乗車しても、ほら、このように。

「伊豆の踊子」たちが歩いた山道の風景も

写真:万葉 りえ

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席に余裕があれば先頭車両にもぜひ足を運んでみてください。リゾート21の運転席がある車両は、座席がひな壇になっている珍しい構造です。そのため一番前の席以外でも伊豆の風景が次々と現れるさまを、運転士と同じように前方の大きな窓からのぞめます。

歩いて散策できる、開国の町「下田」

歩いて散策できる、開国の町「下田」

写真:万葉 りえ

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伊豆らしい風景を次々に満喫し、途中の温泉地で下車する方を見送るうちに列車は終点「伊豆急下田駅」へ到着します。

歩いて散策できる、開国の町「下田」

写真:万葉 りえ

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江戸時代、下田に駐在し船舶の出入りや貨物の監査などを行っていた下田奉行は、黒船がやってきたことで経験のない外交事務まで担うという重責も背負います。ここは明治という時代へと日本の歴史がうねりだした、その始まりともいえる場所。

伊豆急下田駅のそばから下田ロープウェイに乗れば、四季折々の花が咲き360度絶景の寝姿山へ。また、下田は駅から歩いて10分前後で条約締結の舞台になった寺やペリーの上陸地、下田開国博物館などの見所へ行くことができます。町を散策すれば、当時の人々の様子をもっと感じることができるでしょう。

歩いて散策できる、開国の町「下田」

写真:万葉 りえ

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下田温泉をはじめとするいくつもの温泉でほっこりして、魚介類に舌鼓。そして瓜木崎の水仙に河津桜、菜の花…と様々な花も旅ごころを誘います。さらに歴史ファンやグルメにも魅力あふれる伊豆半島。

さあ、今度の休日は、伊豆急「リゾート21」で伊豆半島へ出かけませんか。

伊豆急リゾート21の基本情報

電話番号:0557-53-1116(伊豆急行株式会社)
車両タイプ:黒船電車、キンメ電車
※全車自由席(普通電車)

2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/13 訪問

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