写真:四宮 うらら
地図を見る船が出港する港は、その日の天候などによって決まりますが、ツアーを申し込むと主要ホテルに送迎バスが来て、港まで連れて行ってくれるのでアクセスの心配は無用です。
60名が乗船できる2階建てのクルーザーは、安定性があり、乗り心地抜群。安心してクルーズを楽しむことができます。
午後5時半ごろ、ゲストを乗せた船は出港します。波間に浮かぶサーファーの姿を横に眺めつつ、海風を受け沖合へ。昼間の強烈な太陽の光が弱まり、優しい光に変わっているのを感じながら、ゲストはビールやソフトドリンクを片手に、クルーズをゆったり楽しみます。
航行中、運が良ければイルカウォッチングもできます。ハワイに生息するハシナガイルカの群れを見つけたら、クルーが「ドルフィン! ドルフィン!」と叫んで教えてくれるので、船上は突然騒がしくなります。
波間に黒い背びれが見えると、とてもラッキーな気分に。そんなとき、船はしばしイルカと並走するように進み、ひとときのイルカウォッチングを楽しませてくれます。
船が沖合に錨を下ろすと、しばしゆったりとした時間が流れます。夕暮れととともに刻々と変わる海と空の表情を、心地よい海風に吹かれながらゆったり眺めます。
船上ではサンセットを待ちながらのディナータイムとなります。料理は食べ放題のビュッフェ形式。1階キャビンに並ぶ料理を好きなだけとって味わうのですが、料理内容はチャモロ風BBQやサラダ、レッドライスなど。グアムの伝統料理にデザートなどが用意されています。肉も野菜もたっぷりとることができますよ。
「BIG サンセット ディナー クルーズ」には通常プランとVIPプランがあります。VIPプランなら2階デッキ席が用意され、スパークリングワインも用意されるので、眺めがよく、より優雅なひとときが楽しめます。
ディナーを味わうころ、サンセットはまさにクライマックスを迎えます。雲の切れ間から見える夕日は、その光を波の静かな海面に反射させ、船ごと茜色に染めあげるようです。
夕日の状態はもちろん毎日異なりますが、その一期一会の風景を旅の思い出として心に焼き付けたいものです。
1階デッキからは海釣りも体験できます。タックル(釣ざお)や餌は用意されているので、手ぶらで手軽に楽しめますよ。
さて、太陽が沈み、夜の帳がおりたら、船上はにぎやかなディスコ状態になります。K-popなどの親しみやすい曲が流れ、クルーが率先してゲストをダンスに誘います。そんなときは、恥ずかしがらずに、ぜひダンスに参加してハジけましょう。
港に到着する寸前まで、南国リゾートらしい開放的な気分で楽しめますよ。
出港から帰港までの約2時間を、とことん楽しませてくれる「BIGサンセットディナークルーズ」。
クルーは乗客が楽しめるようにと、食事の席を気遣ったり、釣り道具を準備したり、ダンスに誘い出したりと、常に細やかに気を配ってくれるので、老若男女、幅広い層で楽しめます。
特にカップルや女子旅にとっては、ロマンチックかつエキサイティングなひとときになることでしょう。
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