素足で火を渡る修行体験!柴燈大護摩供多気山大火渡り祭 宇都宮市

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素足で火を渡る修行体験!柴燈大護摩供多気山大火渡り祭 宇都宮市

素足で火を渡る修行体験!柴燈大護摩供多気山大火渡り祭 宇都宮市

更新日:2016/04/20 14:03

猫乃 みいこのプロフィール写真 猫乃 みいこ 非日常体験探求家、旅ブロガー、ライター

宇都宮市の中心から約10q北西にある「多気山不動尊(たげさんふどうそん)」。地元の方たちからは「たげさん」と呼ばれ、初詣や厄除けのお不動様として親しまれていますが、毎年5月の第3日曜日に執り行われる「大火渡り祭り」がとにかく大迫力!燃え盛る炎、鎮火させてもなお燻る火を渡る山伏姿の修験者たち。一般参拝者も火渡りを修行体験できます。古式ゆかしき作法にて執り行われる伝統行事をご紹介します。

野外で大規模に行われる護摩祈祷「火渡り」

野外で大規模に行われる護摩祈祷「火渡り」

写真:猫乃 みいこ

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多気山不動尊は、標高376mの山一つが境内となっています。1年に1日だけの「柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)多気山大火渡り祭」は、野外で行う大規模な護摩祈祷なので、境内ではなく多気山の北側にある裏参道山麓道場(普段は駐車場)で行われます。除災開運、無病息災の御利益があり、あらゆる厄を落とし開運を願うこの行事には、一般の参拝者も無料で参加することができます。

午後1時から始まる行事。
山伏姿の僧侶たち(修験者)が、境内から列をなして法螺貝(ほらがい)の音色と共にゆっくりと裏参道を下ってきます。写真は道場に勢ぞろいした修験者たち。全国各地から参加の修験者たちが紹介され、山岳信仰の象徴と思われる、鹿の剥製も登場しました。

大護摩壇に点火!

大護摩壇に点火!

写真:猫乃 みいこ

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ここからは、古式ゆかしき作法が続きます。道場から東西南北の上空に向けて矢が放たれる厄除けの弓矢式や、大護摩に向かって縦横に刀が斬られるなど、さらなる厄除けの儀式が行われます。

道士(僧侶)様が、鹿の剥製の上に座りお経を唱え、法螺貝が鳴り響く中、修験者は祭壇に近づきます。祭壇には高野山から徒歩で持ち帰った法燈が祀られています。法燈から炎が灯された松明を持った修験者が護摩壇に近づき、いよいよ写真のように大きな護摩壇への点火です。

荘厳な作法の連続に、注連縄(しめなわ)の外から一般参拝者は緊張しながら見つめていますが、この時はよりいっそう道場の空気がピーンと緊張します。

大迫力の護摩焚き!

大迫力の護摩焚き!

写真:猫乃 みいこ

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護摩壇からは白煙がたち、白煙が炎となって、メラメラとどんどん大きくなっていきます。修験者たちが大護摩に手桶で水をかけ続け、さらに大きな炎が出来上がります。

注連縄の外にいる一般参加者にも炎の熱気が伝わってきて、熱い!!火の粉が飛んで服が焦げる方もいるほどです。

燃え盛る護摩壇の炎には、不動明王が宿ると言われています。巨大な炎と共に護摩焚きが佳境に入ったころ「なで木を投げてください!」とのお言葉があり、注連縄の外から参拝者が護摩焚きめがけて「なで木」を次々と投げ入れます!

この「なで木奉納」は、火渡り祭の始まる前に準備しておきましょう。道場内で1本200円で受けられる「なで木」の下のほうに、それぞれご祈祷を受けたい人の名前を書いておきます。「なで木」であらかじめ身体の悪いところをなでておくと、身代わりになってくれて厄落としができますよ。

いよいよ、裸足で火を渡る!

いよいよ、裸足で火を渡る!

写真:猫乃 みいこ

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続いて、上半身裸の修験者が登場します。燃え盛る護摩壇の手前にある釜から、ぐつぐつに煮えたぎった熱湯を、笹の束で自分の裸体に振りかける所願成就の儀式です。その後、バッサバッサと笹の葉を揺らし四方に撒くので、一般参拝者にも熱湯がかかります。これがかなり熱い!!

続いて、大火渡りの修行が始まります。護摩焚きの火を鎮火させても、まだまだ熱い炭の上を裸足になった修験者たちが次々と渡ります。最初に渡った方は、とても熱そうですが、顔を歪めることもなく堂々と渡って行きます。これぞ修行ですね。

裸足になって一般参拝者も火渡りの準備を

裸足になって一般参拝者も火渡りの準備を

写真:猫乃 みいこ

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修験者たちの修行後、お経が唱えられる中一般参拝者も火渡りの修行が無料で体験できます。

靴と靴下を脱いで、裸足になって準備しましょう。数百人の方が並びますが、必ず渡れるので慌てることはありません。大護摩の最初の火で炙られた「梵天守り」1000円を受け、持ちながら渡ると、さらにご利益があるそうなので、持って渡ると良いでしょう。

雪のように盛られた塩の上で素足を清めた後、道士様に背中を「やっ!」と押して気合を入れてもらいます。護摩焚きの中央に道ができているので、一般参拝者が渡る頃には、ほとんど足元は熱くありませんが、両脇の部分は小さい炎が今だメラメラと燃えているので、熱気が伝わってきます。

渡り終わったら、また祈願していただき、無料でお守りを受けることができます。

火を渡ると幸せが得られる!

一般参拝者も次々と数百人が渡ります。車いすや杖を使用した方も、修験者たちに支えられて、車いすから立ち上がったり、杖を離して、自分の足で渡っていくのです。渡り終えた後は、どの方からも幸せな表情が見られました。こうして人々は厄を落とし身体の悪いものを落として、開運を得て幸せになるのですね。

荘厳でありながら、清々しい伝統行事。年に1回の貴重な体験修行をすることで、浮世で溜まった煩悩を落とし、浄化され生まれ変わった新しい自分になれますよ。

多気山不動尊へは、宇都宮ICより車で約10分、JR宇都宮駅からはバスで約40分。近くには、自然の石が美しい「大谷」や、農産物直売所や温泉が有名な道の駅「ろまんちっく村」がありますので、合わせて楽しんでくださいね。

「柴燈大護摩供多気山大火渡り祭」
日 時 2016年5月15日(日)午後1時より
場 所 多気山裏参道山麓道場
参加費 無 料

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/19 訪問

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