デリーの観光地は、歩いていけるところが少なく、何かの交通機関に頼らなければ、スムーズに観光することができません。市民の足となっているバスは、定額なものの、よほどのマイスターでないと乗りこなすのは難しく、メトロは快適で、本数も多く乗りやすいものの、観光地から少し遠いことも。
安い運賃で有名なサイクルリキシャは、遅い、排気ガスまみれ、さらにおじさんが体を張って一生懸命こいでいる姿に申し訳なくなったり・・・と乗り心地の不安が。サイクルリキシャは、郊外のちょっとした移動時や、インドらしさを少しでも味わいたいというときににのみ使ってみてください。
スマートに観光をしたいという人にオススメなのは、世界で話題の配車サービス「UBER」。アプリをダウンロードして、個人情報を入力、乗車と降車地点を指定し、タクシーの配車を待つだけ。目的地を伝える必要はなく、支払いはクレジットカードなので、そのまま降りるだけ。値段交渉や目的地を伝えなくていい便利さは、旅行者の強い味方です。
しかし、タクシーはやはり高いと思う人には、オートリキシャにチャレンジしてみてください。メーターがついているものの、いまだに料金交渉をしたり、わざと遠回りしたりと、インド観光で一番疲れると言われるオートリキシャですが、何より、簡単につかまる、いい人にあたると、観光地で待っていてくれるなどいい面もあります。インドのあるあるとして楽しめる余裕がある人には断然、便利でおススメです。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るオールドデリーで一押しのレッド・フォート(ラール・キラー)は、白亜の美しい城、タージ・マハルを築いたムガール帝国第5代皇帝が建設した城です。9年もの歳月をかけて、赤砂岩を積み上げて作った城壁はなんと2km。真下に立つと圧倒される大きさです。
中にも入れますが、広い庭園といった雰囲気なので、急いでいる場合は外観だけ楽しんでもいいでしょう。
<レッド・フォートの基本情報>
住所:Netaji Subhash Rd New Delhi 110002,
営業時間:9:30〜17:00(時期により変動)
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るレッド・フォートから徒歩20分くらいの場所にあるのが、インド最大のモスク「ジャマー・マスジット」。歩くことはできますが、人ごみをかき分け、さらに暑さの中、石段を登らないといけないので、かなり体力が必要です。登った先には、赤砂岩と白大理石が美しいコントラストのモスクが目の前に。
ミナレット(両側にある塔)に登れば、ラール・キラーやデリー市内も見渡せます。
モスクの前には、手足を清める水があるのですが、かなり濁っているので、清めるか清めないかはあなた次第。清めなくても入れます。
<ジャマー・マスジットの基本情報>
住所:Jama Masjid, New Delhi
営業時間:8:00〜12:15、13:45〜16:30、17:15〜18:45
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るジャマー・マスジットから徒歩15分ほどのところに問屋街「チャンドニーチョーク」があります。問屋街なので、スタイリッシュなお店というのはなく、サリーやスパイス、貴金属店が雑然と並んでいます。
サリーは既製品からオーダーメイドまで、価格も100円から100万円と幅広い!予算にあわせて選んでみてください。ビーズ刺繍がかわいいスリッパもお土産にオススメです。
<チャンドニーチョークの基本情報>
住所: Near Red Fort, New Delhi 110001,
営業時間:店により営業時間異なる。日の出から日没まで、24時間営業もあり
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るインドといえば、カレー!チャンドニーチョークやジャマー・マスジット周辺にも数多くのカレー店があります。例にもれず、並んでいるお店が人気店。冷房がなく、扇風機だけというお店もありますが、中に入ると意外と涼しいので、冷房がなくても敬遠しないでください。
メニューが読めなくても、マトン、チキン、ベジタブルなどと伝えるとわかってくれるので、好みの具材のカレーを頼みましょう。最近は英語メニューがあるところも多いので、安心です。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る食後に頼んでいないものが皿でド〜ンと出てくる場合があります。これは食後のマウスウォッシュ的なもの。噛むことで消化を助け、口臭予防にもなるそう。あまりおいしいものではないので、1つ噛んで、その場に置いておきましょう。
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見る腹ごしらえをしたら、一気に南下し、郊外へ向かいます。クトゥプ・ミナールと周辺の建造物群は世界遺産に登録され、デリーの人気観光スポットとなっています。
インド最大のミナレット(塔)の高さは72.5m、5層からなり、全体を写真におさめようと思ってもなかなか入らない、圧巻の塔です。
コーランを図案化した彫刻が刻まれている塔の壁面も必見です!
<クトゥプ・ミナールの基本情報>
住所:Mahrauli, New Delhi 110030,
営業時間:7:00〜18:00(時期により時間が変更になる)
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るハスの花びらを表現したロータステンプルは、今までみたインドの建造物とは全く違う装い。独創的なデザインは20世紀の傑作とも言われています。
世界の平和をとくバハイ教寺院の一つでありながら、宗教に関係なく、誰でも訪れることができ、1日に1万人以上もの人が訪れます。中の写真撮影は禁止なので、気を付けてください。
<ロータステンプルの基本情報>
住所:Bahapur, Kalkaj. New Delhi-19
営業時間:9:00〜18:00(夏季は19:00)※月曜日休み
写真:浮き草 ゆきんこ
地図を見るインドで一番人気の世界遺産「タージ・マハル」へは、デリーから日帰りで行くことができます。デリーからは電車で3時間弱、駅からオートリキシャで約10分で到着。
莫大な費用と年月をかけて作られた白亜の宮殿は、ため息が出るほど美しい。昼間は歩いていられないほど暑いですが、宮殿の日陰は驚くほど涼しい!インド人も宮殿の回りで、ごろごろしているので、美しい大理石に寝そべってタージ・マハルを眺めてみてはいかがでしょうか?
<タージ・マハルの基本情報>
住所:Taj Ganj, Agra
営業時間:日没から日の出まで ※金曜日休み
夏のデリーは予想を超える暑さ!昼間は無理をせず、屋内の買い物を楽しんだり、ランチを長めにとったりと適度に休憩しましょう。
また、観光名所はどこも大混雑。日の出とともにホテルを出発し、朝一でチケットブースに並べば、イライラも少しは軽減でき、何より涼しい時間に観光もできちゃいます。
無理のないスケジュールを組んで、楽しいデリー観光を!
2019年1月在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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