今回ご紹介するジャングルトレッキングで多くの場合、起点となるのはベルジャヤ ランカウイ リゾートのロビー前。この保護林を散策するネイチャーツアーは人気で、団体や個人で多くの方が参加します。
ベルジャヤ ランカウイ リゾートの部屋は全てバンガロー。海沿いに敷かれた道路をホテルのシャトルが宿泊客を乗せて時折通りますが、ゆっくり散策できますよ。
道路沿いの珍しい植物を観察しながら、ジャングルに入るまで30分ほど、ゆっくり散策します。途中、「レゲエの髪」などの珍しい木の実も見られますよ。ガイドさんがいる場合は、詳しい説明を聞いてみるとより興味深く散策できるでしょう。
日中は殆ど静かにしているというコルーガと呼ばれる、日本ではモモンガの仲間。夜行性のコルーガは、夜になるとマントを広げ活発に森の中を滑空します。
ジャングルツアーには夕方散策するものもあります。コルーガが樹々の間を滑空するところを観察できるかもしれません。
コルーガはとてもカワイイ顔につぶらな瞳。高い木のすき間などで休んでいる様子を観察できます。ズームレンズがあると便利ですよ。
動物見学のクライマックスと言えるのが、黒いサルの観察。出発地点近くの大木などを見に行きます。
とても毛並みがきれいな黒いサルが居ます。目の周りが白くフチどりされ、ちょっと首をかしげてくだものを食べる様子を見るとメロメロになりますよ。
どれくらい黒いサルがみられるのかは日によりますので一例ではありますが、この日はこの木一本だけで10匹ほどの黒いサルの群れと遭遇。左の少し小さい個体は幼児です。尻尾をだらりと下げ、リラックス!もっと小さい赤ちゃんサルは毛がオレンジ色でとても目立つ色をしています。写真の幼児のサルは、少し成長して毛の色が変化した段階です。
森へ入る前にエメラルド色に輝くアンダマン海のビーチに並ぶバンガロー群の景色を、海に突き出した回廊から満喫!写真を撮りながら休憩しましょう。
背後の山には、運が良ければタカが飛んでいるのを見れることも。ランカウイの意味はランが鷹、カウイが大理石です。この後ジャングルに入って行きますが、ジャングルは虫もたくさんいるため、虫よけスプレーの持参をおすすめします。又、服装は帽子、長そで、長ズボン、トレッキングシューズで出かけましょう。
バンガローが建ち並ぶベルジャヤ ランカウイ リゾートの景色を満喫したらいよいよ森に入ります。その前にナマコの実物を間近に観察。その大きさにビックリすることでしょう。
この森はベルジャヤ ランカウイ リゾートの保護林。熱帯雨林ですが、湿気や水気が少なく吸血するヒルは居ません。くねくねとねじれる気根や空中を這う蔦類の幹など熱帯林ならではの景色を堪能できます。台風で折れた香木の匂いを嗅いだり、盛りだくさんの楽しみがあります。
周囲に響く「ビー・ビー・ビー」となり続ける「アラーム音」が気になります。それは、セミの鳴き声です。熱帯のランカウイ島では、アラーム音のようなセミの鳴き声を一年中聞くことが出来ます。
家具などに使われるラタンのつる。ランカウイ島では、昔学校でムチにも使われた時代もあったそうですが、現在は暴力は厳禁。この他、「マレーシアのバイアグラ」と呼ばれる「トンカ・アリ(Tongkat Ali)の木も観察できます。サプリなどでも販売されるトンカ・アリ入りのコーヒーは地元のコーヒーショップで飲むことが出来ますよ。但し、そんなことを知っているのは、地元の人だけ。
巨大なひだのような大木の根はたたくと響きます。こうした大木の根元などに野生のイノシシが地面を掘った跡などを確認することが出来ます。
海岸沿いを30分ほど歩いた後、森の中を約1時間程散策と自然観察を続けます。海岸からの高低差は30m程度。休憩をはさみながら動植物の観察ポイントを歩き、出発した道路にもどると茶色のサルを観察できます。ニホンザルに似た茶色のサルは気性が荒いので要注意。バンガローのスライドドアのカギがかかっていないと部屋の中に侵入し、冷蔵庫を開けて食品を持ち出す悪さをするのです。
今回ご紹介したジャングルトレッキングは、現地のオプショナルツアーなどで行くのが一般的。実質2時間弱で、ガイドさんの案内のもとさまざまな動植物を観察しながら歩きます。好奇心をかきたてられながら歩くので、あっという間に終わりますよ。ランカウイ島観光の際は検討してみてはいかがでしょう。
住所:Karong Berkunci 200, Burau Bay, 07000 Langkawi, Kedah
電話番号:+60-4-959-1888
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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