写真:土庄 雄平
地図を見る奥入瀬渓流とは、十和田湖東岸の子ノ口から北東の焼山まで約14kmにわたり緩やかに流れる清流です。そこには雲井の滝に代表されるような数々の名瀑や、阿修羅流れなど静寂な水流の流れ、そして東北ならではの緑艶やかな落葉広葉樹林が作り出す美しい大自然の世界が広がっています。
<奥入瀬渓流の基本情報>
住所:青森県十和田市奥瀬
アクセス:十和田湖から車で10分、十和田市から車で30分
写真:土庄 雄平
地図を見るそのなかでも一番の見どころは銚子大滝。奥入瀬本流に唯一かかる滝です。静かに注ぐ渓流の中で、その一際「ゴォオオ〜〜〜」と轟く迫力と佇まいは圧巻の一言!ほとばしる水しぶきに、心も大いにリフレッシュできます。春夏の新緑・秋の紅葉・冬の氷瀑と四季折々の素晴らしい姿を見せてくれるので、オールシーズン訪れたいスポットです。
奥入瀬渓流へは、JR青森駅・十和田駅からバスが出ているほか、奥入瀬渓流の14km区間で乗降できるシャトルバスも多く出ており、秘境ながらアクセスも良いのが特徴!周囲の旅館からも送迎バスが出されているので、前泊して楽しむのも良いかもしれません。もちろん車でもアクセス可能ですよ!
<銚子大滝の基本情報>
住所:青森県十和田市奥瀬
アクセス:十和田湖から車で10分、十和田市から車で30分
写真:土庄 雄平
地図を見る美しい渓流の散策を終えたら、ぜひ食べてほしいものがあります。それは奥入瀬終点付近にある奥入瀬渓流館で販売されている「奥入瀬こけソフト」です。苔むした岩と、その岩にもたれ掛かる倒木、その間にほとばしる水飛沫を表現したというビジュアルは、まさに奥入瀬を彷彿とさせる完成度!!
しかし見た目だけではありません。至る所に高原と牧場が発達している東北だからこそ、ミルクの味も一級品!くどくない甘さと抹茶、そしてチョコが溶け合って、ここだけでしか食べられない美味しさです。
<奥入瀬渓流館の基本情報>
住所:青森県十和田市奥瀬栃久保183
電話番号:0176-74-1233
アクセス:十和田湖から車で20分、十和田市から車で25分
奥入瀬渓流へ水を送り出している十和田湖は、火山活動によって形成されたカルデラ湖。このようなカルデラ湖は、湖の周囲に外輪山が発達するという地形的特性があり、これを活かして、この十和田湖でも、湖を俯瞰できる数々の展望台が発達しています。
写真:土庄 雄平
地図を見るまずは秋田県鹿角方面から十和田湖に入る際に通る発荷峠展望台。
峠を越えると、いきなり現れる青く美しい湖面に感動します!木々の切れ目から十和田湖の西湖、そしてその奥に八甲田連峰の山並みが佇む姿は本当に美しいです。道を車で走ったり、歩いているところを展望台の上から撮影するのがおすすめの構図です。
<発荷峠展望台の基本情報>
住所:秋田県鹿角郡小坂町十和田湖中ノ平
電話番号:0186-29-3908
アクセス:大湯温泉、奥入瀬渓流から車で30分
写真:土庄 雄平
地図を見るまた発荷峠から西側に樹海ラインと言う道を少し進んだところにあるのが紫明亭展望台。
こちらは立ち寄る人が少ないのですが、その展望台からは十和田湖を一望する素晴らしい景色が広がっています。時折霧が漂う神秘的な姿を見せてくれ、天気が良ければ、鮮やかな青空を映しだす巨大な水鏡となり、その美しさは筆舌しがたいものがあります。
<紫明亭展望台の基本情報>
住所:秋田県鹿角郡小坂町十和田湖中ノ平
アクセス:発荷峠から車で5分、大湯温泉・奥入瀬渓流から車で30分
写真:土庄 雄平
地図を見る西湖と東湖を隔てる中山半島の端へ端へと進んでいくと、こぢんまりとした緑の小径へと入って行きます。これは「開運の小径」と呼ばれる十和田神社の参道です。
写真:土庄 雄平
地図を見る程なく静寂とした杉木立の中を進み、竜神をあらわした手水舎が見えたら、十和田神社の本殿へと至ります。十和田神社に水神信仰の対象であった十和田山青龍大権現が祭られていることは、十和田湖・奥入瀬に流れる水が、この地の人々にとって、いかにかけがえのないものであったかを象徴するようです。大自然と人間の営みが結びついた一つの形と言えるでしょう。
<十和田神社の基本情報>
住所:青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486
アクセス:発荷峠から車で10分、奥入瀬渓流から車で20分
写真:土庄 雄平
地図を見る十和田は名物のバラ焼きで有名ですが、この十和田湖に来たらぜひ食べてもらいたいのがヒメマス料理です。実は、先程紹介した奥入瀬の本流に掛かる「銚子の滝」により、魚が上流に遡れず、永らく十和田湖に魚が住んでいなかったのですが、北海道の支笏湖からヒメマスの卵を移入して繁殖させることに成功!その結果、今ではヒメマスが多く住みついています。
そこで十和田湖畔のお店では、ヒメマスを使った料理を食べることができます。おすすめはヒメマスのお刺身定食。美しいピンク色の身は、淡水魚ながら脂が乗っており、ほんのり甘く、とても美味です。とろけるような食感にハマること間違いなし!
例えば・・・
・滝が轟き、渓流を流れる水の音。
・幾重にも重なる新緑のトンネルや十和田湖の水鏡の眺め。
・自然が育んだ柔らかな舌触りと甘みが強いヒメマス、芳醇な奥入瀬ソフト。
・湖畔に佇み、自然と人の信仰を結び付ける十和田神社。
ここ奥入瀬・十和田湖には、五感をフルに使うからこそ感動できる素晴らしい自然の世界が広がっています。自然を体全体で思いっきり感じたい!癒されたい!という方は、この東北の秘境へぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?鮮烈な緑と青の景色、そして水の音が頭の深くにきっと刻み込まれるはず!
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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