犬モ歩ケバ、癒しのアートエリア「横浜ビジネスパーク」に当たる

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犬モ歩ケバ、癒しのアートエリア「横浜ビジネスパーク」に当たる

犬モ歩ケバ、癒しのアートエリア「横浜ビジネスパーク」に当たる

更新日:2019/07/18 13:43

今村 裕紀のプロフィール写真 今村 裕紀 旅先案内人

相鉄線「天王町」駅南口から徒歩5分の位置に「横浜ビジネスパーク」はあります。そこは、円形の野外ホール「ベリーニの丘」を中心に複数のオフィイスビルに囲まれたビジネスエリア。しかしながら、その敷地内の随所に、さらにはビルのロビーにも多くのアート作品が配されていて、そこで働く人たちや訪れた人々を癒し続けています。そんな思いのほか見ごたえのある、オフィスビルのアート空間をご紹介いたします。

広場の中心「ベリーニの丘」へ

広場の中心「ベリーニの丘」へ

写真:今村 裕紀

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「横浜ビジネスパーク」は、「イーストタワー」「NRIタワー」「ウエストタワー」の3つのタワー棟と低層棟を含めた10あまりのビルが立ち並ぶビジネスステージ。

そのなかのひとつ、左上の建物「PREZZO」棟は、レストランやカフェ、クリニック、郵便局などの生活施設が集積したビルです。この「PREZZO」は「ウエストタワー」と写真正面の空中通路で連結していますので、結果的には「イーストタワー」と「NRIタワー」を含む3つのタワー棟が、「PREZZO」とぐるりと繋がっています。さらにはスポーツクラブの棟も隣接していて、まさにビジネス周辺のさまざまな機能が繋がり合ったエリアなのです。

広場の中心「ベリーニの丘」へ

写真:今村 裕紀

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それでは、アートツアーに出発です。
広場を進んで行くと「ウエストタワー」横に現れるのが、半円の台座に無数の人々が連なる、三木俊治の「行列」。この半円と狭いスペースに群がる人々は何を表してしるのでしょうかね。

広場の中心「ベリーニの丘」へ

写真:今村 裕紀

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広場をさらに進んで、ビル群の中心部にあるのが、イタリアの建築家であり、デザイナーでもある、マリオ・ベリーニの「ベリーニの丘」。「水のホール」と呼ばれ、中央に円形の水盤が設けられ、その周囲を同心円状に階段と廻廊が包み込む劇場のような広場です。ビル群の中心にあって、まさに神殿の一部でもあるかのような神々しさを感じさせる建築です。

気候がよい時期の昼休みには、この階段でたくさんの方が、お弁当を広げている光景が見られます。多くの人たちの憩いの場です。また、これほどまでに壮観で、美しい景観ですので、プロモーションビデオや多くのドラマ、CMのロケ地にもなっています。

犬モ歩ケバ、壁から出て来て、壁に入る

犬モ歩ケバ、壁から出て来て、壁に入る

写真:今村 裕紀

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広場から一旦出て、ビルの周縁を巡ります。
「NRIタワー」裏のスペースの壁から、黒い仔犬が出現しています。

犬モ歩ケバ、壁から出て来て、壁に入る

写真:今村 裕紀

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一匹ではなく、多くの仔犬たちが連なっています。どこへ行くのかと追って行くと・・・。

犬モ歩ケバ、壁から出て来て、壁に入る

写真:今村 裕紀

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再び、壁のなかに入って行きます。そうして、また近くの壁から出て来るのです。壁から出て来て、壁のなかに入って行く、全部で17匹の仔犬たち。薮内佐斗司の作品「犬モ歩ケバ」。

彫刻家である氏は、平城遷都事業のマスコット「せんとくん」の作者でもあります。

ジャングルのアニマルエリアに

ジャングルのアニマルエリアに

写真:今村 裕紀

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「NRIタワー」裏の植栽に目を向けてみると、そこはジャングルに潜むアニマルギャラリー。いまにも動き出しそうな重量感のある犀が潜んでいます。金属板をたたいて産み落とされた黒犀。

ジャングルのアニマルエリアに

写真:今村 裕紀

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象そのものでなく、頭部と牙だけで、あたかも象の幻が大地を進んで行くような作品。幻の象の隊列です。

ジャングルのアニマルエリアに

写真:今村 裕紀

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造形されたトラではなく、横から見れば、板状の突起が重なり合ったものでしかないのですが、見る角度によってトラの顔に見える、不思議な作品「タイガー」。ですから、この前に来て、正面で目があったときだけ、突如トラの出現に気づくのです。

跳ぶ人、踊る人のエリアへ

跳ぶ人、踊る人のエリアへ

写真:今村 裕紀

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「イーストタワー」裏側の道路脇スペースに廻ります。

鈴木丘:作「跳躍・890」(手前)、「跳躍・244」(後方)という作品。
100Mを8.90秒で走り、2.44Mを背面跳びで跳び越える、という趣旨なのでしょうか?
確かに走り高跳びの男子世界記録は、2.40M。いずれにしても力強い作品です。

跳ぶ人、踊る人のエリアへ

写真:今村 裕紀

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福田繁雄:作「ダンス」。
運動の変化が軌跡とともに展開されています。動きの点を時間で追って行くと、こうした輪郭になるのでしょうね。珍しい作品ですね。

ビル内部のギャラリー「絵画ホール」へ

ビル内部のギャラリー「絵画ホール」へ

写真:今村 裕紀

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イーストタワーの「絵画のホール」に向います。そのエントランス脇にある「インディオの会合」。6人のインディオたちがこんなところで会合をしています。まだ、決着はついていないようです。永遠の会合です。

ビル内部のギャラリー「絵画ホール」へ

写真:今村 裕紀

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イーストタワーの「絵画のホール」。ここでは6面の壁に12枚の絵画が展示されています。そのなかの1枚――。

この絵をご覧になられてピンと来る方も多いのではないでしょうか。写真週刊誌の元祖、新潮社の雑誌「FOCUS」の表紙を創刊号より担当された三尾公三の作品です。油彩とエアブラシを併用して写真のように女性を幻想的に描いた作家です。この作品は「砂の女」。

ビル内部のギャラリー「絵画ホール」へ

写真:今村 裕紀

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金属線のみで作成された作品。空気を孕んだ布。金属線が曲線を描き、空気を内包して呼吸するような布。熊井恭子の作品:「ドレープ、ドレープG」。

「横浜ビジネスパーク」には、これ以外にもまだまだ沢山の作品が展示されています。「ウエストタワー」は「彫刻ホール」で、ロビーには斬新な彫刻作品が数多く展示されています。広場にも多くのユニークなオブジェが。「横浜ビジネスパーク」は、ビジネスビル群でありながら、まさに無料で観覧出来る広大な美術館なのです。

横浜ビジネスパークの基本情報

住所:神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町134
アクセス:
相鉄線・天王町駅南口より徒歩5分
相鉄線・星川駅南口より徒歩7分
JR保土ヶ谷駅西口より無料シャトルバスで約5分
PREZZOの営業時間:7:30〜22:00 年中無休

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/29 訪問

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