里山トロッコ号に乗ってチバニアンへ!千葉県南市原が熱いぞ!

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里山トロッコ号に乗ってチバニアンへ!千葉県南市原が熱いぞ!

里山トロッコ号に乗ってチバニアンへ!千葉県南市原が熱いぞ!

更新日:2019/04/14 10:39

野口 まさゆきのプロフィール写真 野口 まさゆき 里山フォトグラファー

千葉県の南市原エリアはのどかな里山風景が広がる中房総の田園地帯。東京近郊のローカル線として人気の小湊鉄道では、SL型ディーゼル機関車「里山トロッコ号」が走ります。さらに最近は、「チバニアン」といわれる約77万年前の養老川沿いの地層が脚光を浴びているんです。
では、この二つを同時に楽しむ旅にご案内しましょう。季節ごとの里山の美しさを満喫しながら、ゆったりした日帰り旅に出発です!

田園風景を走るSL型ディーゼル機関車「里山トロッコ号」

田園風景を走るSL型ディーゼル機関車「里山トロッコ号」

写真:野口 まさゆき

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JR内房線の五井駅から上総中野駅までの39km、18駅間を走る小湊鉄道。2019年で運転開始から101年の歴史を誇るローカル鉄道です。そのうちの上総牛久駅から養老渓谷駅までを時速30km、約一時間で走るのが「里山トロッコ号」です。窓のない展望車両では心地よい風を受けながら、菜の花畑や桜並木、新緑と田園風景、山々の紅葉など、季節ごとの美しい風景に出会えます。

運転は3月から12月まで。週末を中心に一日3往復します。運転時間や料金、予約方法は小湊鉄道ホームページで確認してくださいね。

ここがチバニアンの最寄り、レトロな駅舎が魅力の月崎駅

ここがチバニアンの最寄り、レトロな駅舎が魅力の月崎駅

写真:野口 まさゆき

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チバニアンへの最寄り駅は月崎駅です。駅舎とプラットホームは国の登録有形文化財となっていて、駅舎の細部についても原設計のままに復元予定で2019年4月に完了します。

この駅舎、映画やドラマで見た人もいるのでは?テレビドラマの「世界の中心で、愛をさけぶ」や、2015年の映画「夏美のホタル」でロケ地として使われているんですよ。

<月崎駅の基本情報>
住所:千葉県市原市月崎539

ここがチバニアンの最寄り、レトロな駅舎が魅力の月崎駅

写真:野口 まさゆき

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駅舎のすぐ隣にある「森ラジオステーション」に立ち寄りましょう。
以前は小湊鉄道の保全員詰め所だった小屋で、2014年の国際芸術祭「いちはらアート×ミックス」でアーティストの作品としてリニューアルされました。

木造の壁面は緑の苔に覆われていて、地元の組織「森遊会」の皆さんが中心になって手入れしています。土日のイベント開催中は小屋の中を見学できます。光が差し込む時間に虹が見えたり、周辺の森の中の音を古いラジオから聞いたり、楽しい仕掛けがありますよ。

なお、この小屋も2015年の映画「星ケ丘ワンダーランド」でロケ地になっています。

<森ラジオステーションの基本情報>
住所:千葉県市原市月崎539

ここがチバニアンの最寄り、レトロな駅舎が魅力の月崎駅

写真:野口 まさゆき

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森ラジオステーションの目の前は小湊鉄道の線路です。走りゆく里山トロッコ号に手を振りましょう。乗ってる人も見送る人も、皆笑顔が溢れます!

駅前のロータリーにはかわいいログハウス風のトイレがあります。道路の向かいには商店があるので、ドリンクなどの準備をして出発しましょう。

「チバニアン」への里山散策ではこんな珍しいスポットも!

「チバニアン」への里山散策ではこんな珍しいスポットも!

写真:野口 まさゆき

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月崎駅からチバニアンの地層まではゆっくり歩いて30分の道のりです。のどかな里山風景を満喫しながら歩きましょう。駅前の道を右に歩き県道81号線に向かいます。踏切を渡ってしばらく、左側に手掘りのトンネルに出会います。

房総半島の地質は柔らかいため、人の往来や物資運搬のために各地に手掘りのトンネルを作りました。このトンネルは「永昌寺トンネル」といい、全長142m、幅3.1mで明治31年に作られたものです。形状が将棋の駒の形をしており、日本古来の「観音掘り」と言われています。

トンネルの中をちょっとのぞいて、ヒンヤリとした空気を体感してみましょう。

<永昌寺トンネルの基本情報>
住所:千葉県市原市月崎1098

ここがチバニアン!77万年前の地層が目の前に!

ここがチバニアン!77万年前の地層が目の前に!

写真:野口 まさゆき

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県道81号線に出たら右折して約10分歩くと、チバニアンの入り口「田淵会館」に到着です。ここに説明パネルやパンフレットが置いてありますので事前に勉強しておきましょう。

会館の前の細い道を下っていくと養老川の河原に降り立ちます。川沿いに20mも歩けばついにチバニアンの地層に到達です。最近話題のこの場所は団体のツアー客も訪れることが増え、専門のガイドも付くようになりました。穏やかな養老川の流れと新緑や紅葉の木々の美しさも見所ですよ!

地球時代の区分に「千葉の時代=チバニアン」が刻まれる!

地球時代の区分に「千葉の時代=チバニアン」が刻まれる!

写真:野口 まさゆき

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チバニアンは正確に言うと、「地球の時代区分の中で新生代第四紀更新世の前期と中期の境目を表す地層」のことです。国際地質学会の正式な決定の後、ここの地名をとって「中期の時代名=千葉の時代=チバニアン」と世界的に呼ばれることになるんです。

ここの地層の特徴は「地磁気逆転期の地層」があることです。77万年前に地磁気(地球のN極・S極)の逆転があったとされ、ここの地質を分析した結果、逆転期(北極がN極)から現在(北極がS極)への地磁気の変遷が、当時の地層として積み重なっていることがわかりました。

またそれを確定的にしたのが77万年前に木曽の古御嶽山が噴火した際に積もった火山灰層(写真真ん中の細い窪みのライン)でした。

地質の話は少し難しいですが、現地に行って自分の目で見てみると理解も深まることは間違いありません。

<チバニアンの基本情報>
住所:千葉県市原市田淵

地球時代の区分に「千葉の時代=チバニアン」が刻まれる!

写真:野口 まさゆき

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地層の目の前を流れる養老川の川底にも注目です。ここの地層が堆積した当時は海の底だったため、貝の化石を見ることができるんです。写真の白い形の部分です。流れが緩やかなため砂や泥などがついて見えづらいですが、よーく探すと発見できますよ。この場合は長靴着用が必須です。

雨の日は足元がすべりますので注意が必要です。また大雨の後などは、増水して地層に近寄れない場合もありますので天候に注意してください。

東京から至近の南市原は旬のスポットがたくさん!

南市原エリアでは廃校などを活用したアート・トリエンナーレ「いちはらアート×ミックス」を2014年から開催しています。継続した開催に向けて地域も盛り上がっており、周辺には居心地の良いカフェやレストランも増えてきました。

おススメはチバニアンから徒歩10分、田んぼに囲まれた小さなお店「マイカフェ」さん。すべてが地元食材のオーガニックなお料理とデザートがとっても美味しいんです。

東京から至近でありながら見どころ満載の南市原。晴れた日にぜひ訪れてみましょう!

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/03/22 訪問

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