屋久島の神秘を短時間で満喫!森と海と山を巡るおすすめコース

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屋久島の神秘を短時間で満喫!森と海と山を巡るおすすめコース

屋久島の神秘を短時間で満喫!森と海と山を巡るおすすめコース

更新日:2019/02/09 20:37

神山 かなえのプロフィール写真 神山 かなえ 地域研究家

鹿児島県の南方に位置し、1000m級の山々がそびえる屋久島。島の周囲は約132km。森は深く、ゆっくりとまわるには数日が欲しいところです。それでも、短時間で屋久島の魅力を満喫したい方におすすめのコースをご紹介します。
ヤクスギを見ることができ、豊かな自然と人と森の歴史を感じることができるヤクスギランドははずせない観光スポットです。フェリー乗り場近くの見所と合わせて1日で観光できる場所を巡ります。

神秘の森ヤクスギランドに足を踏み入れる

神秘の森ヤクスギランドに足を踏み入れる

写真:神山 かなえ

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屋久島の中央部、標高1000〜1300mに広がる自然休養林はヤクスギランドとして歩道が整備されています。その長さによって、30〜210分のコースがあります。80分〜は本格的な登山道です。今回は、気軽に歩ける30分コースをご紹介します。

距離は短いですが、1000年の巨木や双子杉など見所はたっぷり。名前がつけられたユニークな木々たちのほかにも、森そのものが生命力に満ちて、力いっぱい伸びる枝や幹を浴びるほど見ることができます。

神秘の森ヤクスギランドに足を踏み入れる

写真:神山 かなえ

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歩いていると横になった木々をいくつか見かけます。屋久杉は江戸時代に屋根に使われる平木用に多く伐採されましたが、加工に向かない部分は林内に残されました。屋久杉は樹脂を多く含んでいるため腐りにくく、現在でも形をとどめたまま横たわっています。土埋木(どまいぼく)と呼ばれ、伐採の歴史を感じることのできる見所のひとつです。コケが無数に生え、美しい姿を保っています。

樹齢数百年の小杉が新しい森を作る

樹齢数百年の小杉が新しい森を作る

写真:神山 かなえ

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伐採された切り株や倒木はそのまま朽ちることはありません。倒れて空いた空間から明るい光が差し込み、新しい植物や杉が芽を出します。屋久島の土壌そのものは花崗岩で養分が少なく、植物が育ちにくい環境ですが、明るい太陽の光と倒れた木を栄養にして、新しい木が育ちます。

倒れた木から次世代が育つことを「倒木更新」。切り株の場合は、「切株更新」といって、ヤクスギランドの見所のひとつとなっています。古い木のもとに、樹齢数百年の小杉が育っています。大きな切り株から新しい木々が上へ上へと絡み合いながら伸びていくさまに屋久島の生命力を感じることができます。

<ヤクスギランドの基本情報>
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町 安房太忠嶽国有林内
電話番号:0997-42-3508(屋久島レクリエーションの森保護管理協議会)
営業時間(問い合わせ):8:00〜17:00
※冬期は雪のため通行止めの場合があります
アクセス:安房港から車で約30分(路線バスあり)
料金:高校生以上1人500円(協力金)

くるくると変わる屋久島の天気は自然の恵み

くるくると変わる屋久島の天気は自然の恵み

写真:神山 かなえ

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屋久島の天気は、島内を移動していると目まぐるしく変わることがあります。九州最高峰1936mの宮之浦岳がそびえ、面積の9割が森林である屋久島。月の35日は雨と言われるほど、降雨量が多いです。そのぶん、短い滞在中に美しい光景に出会えることも。厚い雲間から差し込む太陽の光。ときおり現れる虹。しっとりとした霧と木々が織りなす模様。休んでいる暇はありません。ぜひ、屋久島の自然をまるごと体感してくださいね。

ウィルソン株の大きさが体感できるレプリカ

ウィルソン株の大きさが体感できるレプリカ

写真:神山 かなえ

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伐採当時の推定樹齢が3000年と言われるウィルソン株。豊臣秀吉の命によって伐採されたとされている杉の切り株です。切り株のなかから空を見上げるとハート型に見えることでも知られています。大正時代に、屋久杉と大株を調査していたアメリカの植物学者ウィルソンが名前の由来となっています。

切り株ふきんの周囲が13.8mある巨木です。縄文杉を見に行く道の途中にあります。実際に行くには時間と体力が必要ですが、その大きさを体感するのにおすすめの場所が、港近くにあります。シーサイドホテル屋久島の脇に、ウィルソン株のレプリカがあり、中に入ることができます。ハート型ではありませんが、切り株のなかから空を見上げることもでき、大きさをたっぷりと味わえます。

<ウィルソン株レプリカの基本情報>
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦1208-9
アクセス:宮之浦港から徒歩約5分

益々救われますようにと益救(やく)神社へお参り

益々救われますようにと益救(やく)神社へお参り

写真:神山 かなえ

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フェリー乗り場から歩いていける宮之浦地区に、益救(やく)神社があります。屋久島を司る「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)」が主祭神。益々救われますようにと「益救」の字があてられたと伝えられています。

境内には神と仏を同じものとする思想である神仏習合の名残があり、かつては屋久島の各寺院に置かれていた仁王像が残っています。明治初期にほとんどの仁王像が壊されたため、当時の姿をとどめる貴重な像となっています。背後にはガジュマルの巨木がそびえ、荘厳な雰囲気が味わえます。船を待つ時間に訪れるのにもちょうどよい場所にあります。

<益救神社の基本情報>
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦277
アクセス:宮之浦港から徒歩約10分

短い時間でも五感をフル稼働させて屋久島を満喫!

屋久島では天気ひとつをとっても、他では体験できない自然に出会えます。雨が降るときは、らっきょうのような大粒の雨が。空を見上げると光のベール。一瞬一瞬を大切に過ごしてみてくださいね。

道中では、ヤクシマザルやヤクシカなどの動物たちに出会えるかもしれません。猿は目が合うと追いかけてくることがあるので、目は合さないようにしてくださいね。数々のシダ植物も見物です。

2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/20−2019/01/21 訪問

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