秩父鉄道・皆野駅から徒歩で15分程の自然豊かな高台の森に「ムクゲ自然公園」があります。この「ムクゲ自然公園」の中腹には、絵画やアートの展示がある「森の美術館」・草木染めや羊の毛を使った織物をする「森のあとりえ」・コンサートや演劇などが行われる「森のホール」などの施設があります。また、秩父で最大で最古の稲穂山古墳があリ、ここの東屋からは秩父の町中が見下ろせたり、宝登山を見ることもできるのです。
そしてこの広い敷地の中には、四季折々の花が咲き、絶滅しかけている貴重な野草の群生地や薬草もあります。中でも、2月初旬から咲くオレンジ色の福寿草が斜面に咲く景色はなんとも愛らしく、雪が降った時に覗かせる姿は格別です。
広大な敷地の中に咲く、オレンジ色の「秩父紅」は秩父地方にしか生息しない福寿草の固有種で、3〜4センチほどの可愛らしいお花です。太陽に向かって咲きその数、最盛期は1万株!エリアの中に咲くその光景はビタミンカラーと言われるオレンジ色の絨毯のようです。寒い冬の中でも太陽に向けて咲きほこる「秩父紅」を見ていると気持ちがほっこりと、そして元気が貰える「ムクゲ自然公園」の冬のパワースポットです。
「秩父紅」が咲きだすのはお天気の良い11時ごろから!そして15時ぐらいにには閉じてしまいますので、この時間に合わせて行くのがオススメです。可愛いらしい蕾を見つけていると、どんどんと咲きだす風景が見れるのは2月の初旬ごろから3月の中旬ぐらいまで。お花の開花状況は、お出かけ前に公式サイトでご確認下さいね。
園内にはオレンジ色の「秩父紅」だけではなく、原種の黄色い福寿草も同時に楽しむことができます。
福寿草はお日さまが大好き!陽射しが無いとたちまち閉じてしまいます。だからこそ冬の陽射しの中で咲き誇る風景はとっても貴重!福寿草は、旧暦のお正月頃に咲き始めることから、「新年を祝う花」、「春を告げる花」とも言われ、幸福と長寿から「福寿」と言うおめでたい名前が付けられたともいわれいます。そんな福寿草は寒い冬の季節にまさに幸せを呼んでくれるようなお花なのです。
福寿草が咲く頃は蝋梅もそろそろ終わりに近づく時期ですが、園内は甘い香りに包まれて同時に秩父紅や福寿草も楽しめる事ができる期間です。他にマンサク、サンシュユなどの珍しいお花も咲いています。
秩父は国内でも数少ないカエデの産地でもあります。案内所の中にはカフェスペースがあり、この地域で採取したカエデの樹液100%で入れた珈琲を飲む事ができます。冷えた身体に甘い香りと薪ストーブの暖で至福の時間をお楽しみください。
国産のカエデにはカナダ産にはないカリウムやカルシウムなどミネラルが、たっぷり含まれています。案内所のおみやげコーナーには、この稀少な秩父産のメープルウォーターや煮詰めたシロップを使用したほんのり甘いかりんとうなどカエデの樹液を使用した加工品が数多く取り揃えてあります。飲んで食べて身体にも良い商品はお土産にオススメです。
幸せを呼ぶ「秩父紅」に会いにムクゲ自然公園へお出かけください。
<2020年の開園期間>
開園時期:2020年2月9日(日)〜3月15日(日)
開園時間:10時〜16時30分
整備協力金:500円(中学生以上)
住所:埼玉県秩父郡皆野町皆野4048-1
電話番号:0494-62-1688
アクセス:西武秩父駅下車。徒歩(約5分)にて秩父線・御花畑駅へ移動し乗車後、皆野駅で下車。駅より徒歩(約15分)
定休日:月曜日
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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