連泊したい!レトロかわいい道央「糠平温泉中村屋」

連泊したい!レトロかわいい道央「糠平温泉中村屋」

更新日:2020/07/13 14:19

菊原 朝香のプロフィール写真 菊原 朝香 モデル、美肌温泉家、食べ歩きトラベラー、歴女
北海道十勝地方の北、人間よりも鹿の方が多いと地元民が自虐するぬかびら源泉郷。この自然あふれる温泉地に、「糠平温泉中村屋」という女子に人気のレトロかわいい温泉宿があります。普通の温泉宿とちょっと違うのは、断然連泊がオススメ!というところ。何日もいたら、色々なお宿に泊まってみたくなるものですが、中村屋は他のお宿へとよそ見させない強い魅力があるんです。その魅力、こっそりお教えしちゃいましょう!

チェックインからステキなことが目白押し

チェックインからステキなことが目白押し

写真:菊原 朝香

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「糠平温泉中村屋」の受付では、看板犬見習いのあずきちゃんが待っています。真っ黒もふもふのあずきちゃんは「ニューファンドランド犬」という種類の大型犬。お願いするとポーズを取ってくれます。そして客もまたペットを連れてきて宿泊できるんです。大事な家族を留守番させずに、一緒に思い出を作れるというのはうれしいですよね。

チェックインからステキなことが目白押し

写真:菊原 朝香

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糠平温泉中村屋のロビーでは、真っ赤な火が入った火鉢が各席に用意してあります。火鉢でぬくぬくに程よく温まったそば茶と、自分で炙る更別どんぐり村のポテトチップが、中村屋のウェルカムドリンク&スイーツ。もちろんチェックイン時じゃなくても、これらはいつでも食べられます。

それ以外にも、おやきやスコーン、ビネガーミルクなど、お金を払うと食べられるステキなおやつが色々あります。どれを選ぼうか悩むほどに。

おこもりしたくなるほど広くて快適な客室

おこもりしたくなるほど広くて快適な客室

写真:菊原 朝香

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スタンダードなタイプの和室(トイレは共同)から、ひとつひとつ異なるデザインのインテリアや間取りが特徴のベッドルーム付き客室まで様々。それぞれ全然タイプが違うので、客室を選ぶ楽しみもあります。そして、どの客室もとっても広くて居心地がいい!

おこもりしたくなるほど広くて快適な客室

写真:菊原 朝香

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ベッドルーム付き客室は、どれも素材にこだわってリフォームされています。珪藻土や弁柄、漆喰、そして近隣の山のタモやミズナラなどを使って、一から自分たちでデザインし直して作ったものばかりです。スタイリッシュでありながらどこか温もりと優しさを感じられるのは、そういったことを無意識に肌で感じ取っているからなのかもしれません。

また、どの客室にも使い捨てサイズの「自家製オーガニック石鹸」が2種類常備されています。消臭&角質の除去、そして保湿と効果が違うので必要によって使い分けできるのがうれしい。気に入ったら、ロビー隣にあるショップ「おみやげのまるみ」で購入もできますよ。

おこもりしたくなるほど広くて快適な客室

写真:菊原 朝香

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朝一番の楽しみは、牛乳配達。「十勝しんむら牧場」の放牧牛乳を、懐かしの瓶で毎朝客室の前に配達してくれるんです。ぐいっと飲み干せてしまうサイズなので、朝食の邪魔をしない量。寝起きの身体を目覚めさせてくれます。

エゾシカがのぞきに来る露天風呂

エゾシカがのぞきに来る露天風呂

写真:菊原 朝香

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糠平温泉中村屋に大浴場は3つ。時間で男女入れ替えする内湯2つと混浴の露天風呂1つです。内湯と露天風呂で源泉が違います。もちろんどちらも100%源泉かけ流し。ちなみに、ぬかびら源泉郷で2種類源泉を持っているのは中村屋だけ。

混浴露天風呂は、たびたびエゾシカが遊びに来ます。また、夜は満点の星空がきれいです。夜に女性専用タイムがあるので、混浴がニガテでも大丈夫。

エゾシカがのぞきに来る露天風呂

写真:菊原 朝香

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内湯は、花形の浴槽とポップな色合いの窓ガラスがノスタルジックなタイプと、がっしりした丸太を多用したログハウスのようなタイプ。まったくテイストが違います。

内湯の泉質は、自律神経のバランスを整え、不眠やうつによいと言われるもの。そして露天の泉質は、余分な皮脂や角質をオフし、体を芯から温め、肌の乾燥を防ぐ効果が期待できます。また切り傷などの回復もサポートしてくれると言われています。

シンプルでヘルシーな食事は、面白い地元産食材がいっぱい

シンプルでヘルシーな食事は、面白い地元産食材がいっぱい

写真:菊原 朝香

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食事は朝晩ともに、レストラン「フォレストハウス」で。寒い日には、赤々と暖炉に火が灯ります。夕食は食前の手作り果実酒もしくは果実酢ドリンクから。数種類ある中からチョイス。もちろん季節によって内容は変わります。例えば「エゾヤマザクラ」「オンコ」「コクワ」「ふきのとう」など。意外なものもあるのでぜひ試してみてください。

和食がベースの料理は、一見普通に見えるものも「エゾイラクサ」「ギシギシ」「もみじ」など近隣の野草や山菜だったり、エゾシカなどジビエだったり、地元の農家が丹精込めて作った野菜だったり。十勝の恵みを一番おいしく調理しています。

シンプルでヘルシーな食事は、面白い地元産食材がいっぱい

写真:菊原 朝香

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朝食は大人気のビュッフェ。地元産の食材をふんだんに使った胃腸にやさしい料理が所狭しと並びます。炊き立ての北海道産白米&雑穀米、ふかふかの焼きたてパンに、レッドムーンの肉じゃが、トマトのスープカレー、デザートには糠平で採れた清見。豆腐や納豆なども糠平や十勝の店の物。野菜が豊富な料理が多いのもうれしいポイントです。

絶対連泊してほしい!そのポイントとは?

絶対連泊してほしい!そのポイントとは?

写真:菊原 朝香

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糠平温泉中村屋の良さは、連泊するとさらに実感できます。連泊する客のみが受けられるサービスがあるんですよ。1つは、「ヒトリシズカ」というおこもり部屋の貸し切り。空いている時間に無料で貸し切ることができます。大きなスクリーンに、たくさんのDVDやレコード、本、ゲーム類。借りた時間いっぱい、ここで好きなことをして過ごせる。なんて粋なはからいなんでしょう。

絶対連泊してほしい!そのポイントとは?

写真:菊原 朝香

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2つめは、ぬかびら源泉郷の他の温泉施設に無料で入浴できること。すべての施設ではないですが、SDカード型の木製湯めぐり券を提示すると、「湯元館」など提携している施設には無料で入浴させてもらえます。

3つめは、滞在2日目以降の昼間50分だけ、空いている大浴場を1つ貸し切りで使えること。混浴がニガテな女性はチャンスです。混浴露天が独り占めできちゃうんですよ。夜に女性専用タイムがありますが、せっかくだもの明るい時間帯にも入ってみたいですよね。

しかも、連泊するとチェックアウト後にも「ヒトリシズカ」と空いた「大浴場の貸切」ができちゃうんです!太っ腹!また、連泊じゃなくても、「タウシュベツ川橋梁」や最近注目されてきた冬の風物詩「糠平湖のアイスバブル」など糠平の観光名所を巡るツアー(有料)の案内もしてくれます。

「糠平温泉中村屋」は連泊どころかリピーターになる宿

北海道「糠平温泉中村屋」の、連泊したくなる魅力がおわかりいただけたでしょうか?随所に社長やスタッフの思いが垣間見える、おしゃれなのにどこかアットホームで居心地のいい温泉宿です。まだまだ書ききれないほどの魅力があるのですが、それは実際に泊まりに来て実感してもらえたらと思います。連泊はもちろん、また泊まりに来たくなるに違いありません。

JR旭川駅から高速バス「ノースライナーみくに号」(1日往復1本)で約2時間半、もしくは帯広駅バスターミナルから十勝バス(往復1日4本)で約1時間40分なので、車がなくても行けますよ。

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/10/21−2018/10/23 訪問

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