金沢の主要な観光スポットは、JR金沢駅から約2.5キロ圏内に集中しています。
市内観光地巡りには便利なバスがあり、500円で1日バスが乗り放題になるフリー乗車券もあるので、交通手段には困ることのない金沢。
ただ、バスだと待ち時間があったり、観光スポットによってはバス停からかなり離れていたりと、若干不便な点も。
その点、自転車は自由度が高く、時間を気にせずに観光できるという利点があります。
実際に金沢の町を自転車で走ってみると、急な坂道はほとんどなく、気持ちよくサイクリングできました。
知らない町を自転車で駆け抜けるのは、なんともいえない開放感です。
まちのりのサイクルポートは、2014年4月現在、金沢市街地に19ヶ所あります。
貸出・返却は、どのポートを利用してもOK。
自転車を借りたら、30分以内に次の目的地近くのポートに返却すれば、1日何回使ってもどれだけ乗っても200円です。
ポート間の移動は30分以内という制限つきですが、もし30分をオーバーしてしまっても、200円の追加料金でもう30分延長可能。
でも、すべてのポートは30分以内に移動できる場所にあるので、そう心配いりません。
もし時間がオーバーしそうな時は、途中のポートで一度返却、再度貸出をするのが賢い利用法です。
利用登録手続きに必要なのは、クレジットカードとICカード。
ICカードは、Suica、PASMO、ICOCA、PiTaPaなどの交通系ICカードのほか、電子マネー機能のついたEdyやWAON、またはおサイフケータイも利用可能です。
クレジットカードは料金の引落しに、ICカードは駐輪機器のロックを解除するための鍵代わりとして必要になります。
各ポートに設置されている端末機で、画面の指示に従ってタッチしていくだけで、簡単に利用登録できます。
もしクレジットカードやICカードを持っていない場合には、まちのり事務局や提携ホテルの窓口にて手続きを取ることで、専用のICカードを発行してもらえます。
自転車の貸出は、手持ちのICカードを駐輪機器のセンサー部分に2〜3秒かざすだけ。
そうすると、ロックが解除されて、自転車を利用できるようになります。
返却は、駐輪機器に自転車の前輪をガチャッとはめこむだけ。
ポートは、屋根があるところ、ないところ、サポーターがいるところ、いないところ、駐輪スポットが多いところ、少ないところ、それぞれのポートで違いはあるものの、緑色の「まちのり」のマークが目印です。
自転車はすべて同じタイプで、20インチの小径車です。
サドルの高さは自分で調節可能、身長が140cm以上の方なら問題なく利用できるとのこと。
全ての自転車のカゴには、まちのりルートマップが取付けられています。
ポートの設置場所やおすすめルート、坂道や人通りの多いルートなども記載されているので、安心してサイクリングできます。
金沢といえば、北陸の海の幸や郷土料理など、グルメを堪能できる町。
金沢の台所である近江町市場の近くにも「十間町ポート」というまちのりポートがあります。
また、昔の風情が残された茶屋街には、雰囲気の良いカフェやお土産屋さん、女性に人気の小物や金箔のお店などがあります。
こういうところでは、近くに自転車を停めてのんびり過ごしたいものです。
まちのり利用の良いところは、自転車をポートに返却して観光している間は、特に時間の縛りがなく料金もかからないところ。
駐輪の状態や時間を気にせず、ゆっくり食事やお買い物を楽しめますね。
日本海側気候である金沢は、「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるくらい、年間を通して雨の多い地域です。
それでも、春から夏にかけては好天の日も結構あるので、川や緑の自然、 歴史的な建物などを見ながら爽やかな風を感じてのサイクリングは、最高に気持ちが良いです。
天気が良い日には是非、まちのりでのサイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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