グルメとロマンの街歩き!フランス・リヨンを観光しよう

| フランス

| 旅の専門家がお届けする観光情報

グルメとロマンの街歩き!フランス・リヨンを観光しよう

グルメとロマンの街歩き!フランス・リヨンを観光しよう

更新日:2019/04/17 10:55

松田 朝子のプロフィール写真 松田 朝子 トラベルジャーナリスト、ライター

リヨンはパリに次ぐフランス第二の都市。紀元前43年、古代ローマ人により誕生したこの街には、歴史的建造物も数多く、旧市街はリヨン歴史地区として世界遺産にも指定されています。一方リヨンはフレンチの巨匠、故ポール・ボキューズの本拠地であり、美食の街。大衆食堂のクオリティもかなりなものです。ローカルに混ざってそんな店を訪ねつつ、パリとは違った顔のフランスを楽しんでみませんか?

ルネッサンス様式の建物が連なる、リヨンの街を食べ歩く!

ルネッサンス様式の建物が連なる、リヨンの街を食べ歩く!

写真:松田 朝子

地図を見る

かつてリヨンは欧州最大の絹織物の産地であり、ヨーロッパ中の商人がリヨンを訪れていた時代がありました。15世紀以降から、旧市街には裕福な銀行家や商人の豪邸がたくさんあったと言われています。

ルネッサンス様式の建物が連なる、リヨンの街を食べ歩く!

写真:松田 朝子

地図を見る

ルネッサンス様式の建築物が軒を連ねる街には、ブションと呼ばれる大衆食堂がたくさんあります。ブションはがっつりとお腹を満たせる家庭料理のレストラン。ここでは、フォーク、ナイフに囲まれてちょっとずついただくフレンチのイメージが大きく崩壊します。

ブションが誕生したのは18世紀頃。上流家庭のキッチンで働いていた「リヨンの母たち(メール・リヨネーズ)」と呼ばれる女性料理人たちが退職後に独立して、食堂を開いたことがその起源と言われています。

ルネッサンス様式の建物が連なる、リヨンの街を食べ歩く!

写真:松田 朝子

地図を見る

ブションでは、安くて新鮮な地元産の食材を、上流家庭のレシピに沿ってつくられた料理が提供されます。庶民にも手が届くメニューは労働者の集まる食堂でも人気を博し、ブションは広まったと言われています。

大衆食堂といっても、ブションの雰囲気はカフェレストランのようにおしゃれ!女性一人でも気兼ねなく入れます。リヨン商工会議所では、正真正銘の伝統的なブションに対して質を保証するラベル「レ・ブッション・リヨネ Les Bouchons Lyonnais」を与えています。お店のクオリティが気になったら、このラベルのあるブションを目指しましょう。

その一つ、「Les Lyonnais」はフルヴィエールの丘に向かう道沿いにある小さなブション。店内の壁は、有名人、芸術家などの写真で埋め尽くされています。

リヨンの名物料理をイッキに食す

リヨンの名物料理をイッキに食す

写真:松田 朝子

地図を見る

まず最初にどーんと出てきたのは、レバーの唐揚げ。これはグラトンと呼ばれて、豚の脂身や皮などを一口サイズに切って揚げたおつまみ。豚肉の加工食品はリヨンの名物でもあります。そして、同じくテーブルにどーんと置かれた食前酒、コミュナール(ワインとカシスのカクテル)ともよく合います。

リヨンの名物料理をイッキに食す

写真:松田 朝子

地図を見る

次は前菜の数々で、左上はホームメイドのテリーヌ。右上にあるのはソシソン・ブリオッシェという、ブリオッシュ生地の中にソーセージを詰めて焼いたリヨンの名物。赤ワインのソースがかかっている温かい前菜です。手前はリヨン風サラダ。ポーチドエッグの乗ったサラダ菜の下には、ガーリック味のクルトンとダイスカットのベーコンがたっぷり。

リヨンの名物料理をイッキに食す

写真:松田 朝子

地図を見る

メインには、これもまたリヨン名物のクネル。これはカワカマスをすり身にして焼き、スフレ状になったものに、甲殻類系のクリームソースをかけたもの。付け合せのバターライスに絡めながら食べます。ロブスタービスク味のスフレドリアのようで、女性に好まれそうな一品です。

<Les Lyonnaisの基本情報>
住所:QR6G+PF リヨン
電話番号:+33-4-78-37-64-82

フルヴィエールの丘で古代ローマにタイムスリップ

フルヴィエールの丘で古代ローマにタイムスリップ

写真:松田 朝子

地図を見る

旧市街からはケーブルカーに乗ってフルヴィエールの丘へ。頂上にそびえ立っているのはフルヴィエール大聖堂。建物の屋根の上の金のマリア像とブロンズの天使像は、リヨンの町を見守るように天高く佇んでいます。フルヴィエール大聖堂は19世紀末に建てられたもの。ロマネスク建築とビザンチン建築の特徴を持ち、モザイクタイルや金の装飾が美しい大聖堂の内部は必見です。

<フルヴィエール大聖堂の基本情報>
住所:QR6F+W3 リヨン
電話番号:+33-4-78-25-13-01

フルヴィエールの丘で古代ローマにタイムスリップ

写真:松田 朝子

地図を見る

リヨン最古の丘には、古代ローマ統治下のガリアの首都、ルグドゥノムの遺跡が残っています。大小2つの古代ローマ劇場は紀元前1世紀に建てられたもの。手前にある大劇場は、1万人の観客が収容可能で、現在も野外劇場として使われています。

<Roman theatresの基本情報>
住所:QR59+WV リヨン
電話番号:+33-4-72-38-49-30

フルヴィエールの丘で古代ローマにタイムスリップ

写真:松田 朝子

地図を見る

古代ローマ人が街づくりをしたというフルヴィエールの丘に登ると、リヨンの街は一望のもと。リヨンの街は、手前に見えるソーヌ川と、その奥を流れるローヌ川という2本の川を中心に広がっています。

旧市街の路地は、建物の中をも貫く石畳の迷宮

旧市街の路地は、建物の中をも貫く石畳の迷宮

写真:松田 朝子

地図を見る

旧市街に戻ったら、サン・ジャン広場にあるサン・ジャン大聖堂へ。
ここは12世紀から15世紀にかけての、ロマネスクからゴシック様式への移行期に造られた建物です。大聖堂には14世紀につくられた天文時計があり、欧州最大とも言われるこの時計は今も現役で時を刻んでいます。でも、文字盤が刻まれているのは2019年まで。その後が気になるところでもあります。 

<サン・ジャン大聖堂の基本情報>
住所:QR6G+8W リヨン
電話:+33-6-60-83-53-97

旧市街の路地は、建物の中をも貫く石畳の迷宮

写真:松田 朝子

地図を見る

旧市街には、映画のワンシーンのように味のある路地がたくさんあります。入り組んだ路地の先には、秘密の通り道が!これは、トラブールといって、大胆にも建物の内部に造られた近道。かつて、絹製品を雨に濡らさず運んだり、デザインの盗用を防ぐため、製品を人目に触れず運んだりといったことから、第二次世界大戦時には、レジスタンスの地下活動などにも利用されたと言われています。

トラブールの中には、美しい中庭につながるものもあり、ベルクール広場の観光案内所では、一般立ち入り可能な中庭とトラブールの地図を無料で配布しています。

パリからサイド・トリップ!リヨンの中心街でショッピング

パリからサイド・トリップ!リヨンの中心街でショッピング

写真:松田 朝子

地図を見る

ローヌ川とソーヌ川にはさまれて、半島となったエリアはプレスキルと呼ばれていて、リヨンの中心地。ルネッサンス時代から都市開発が行われてきたというプレスキルですが、19世紀からの建物が多く、それらがライトアップされる夜はロマンチックです。

プレスキルの中心には、ベルクール広場があり、広場から続くレピュブリック通りは歩行者天国のショッピングストリートになっています。

パリからサイド・トリップ!リヨンの中心街でショッピング

写真:松田 朝子

地図を見る

この辺りでリヨンならではのお土産を買うなら、ショコラトリーのヴォワザンへ。1897年にリヨンで誕生したこの店には、たくさんのチョコレートとともに、「クッサン・ド・リヨン」という有名なお菓子が並んでいます。

リヨンのクッションと言う名のお菓子は、鮮やかなグリーン!ビジュアルにはちょっと驚いてしまいますが、アーモンドと砂糖で出来たマジパンにガナッシュチョコレートが入っている、上品な甘さのお菓子です。

このクッサン・ド・リヨンは、リヨンの伝説をもとにつくられたもの。1643年、リヨンにペストが流行した時、人々はフルヴィエールの丘のマリア像に祈りを捧げ、絹のクッションの上に金貨を乗せて奉納をしたのだそうです。それが功を奏してペストの流行が去ったと言い伝えられています。

ちなみにヴォワザンはリヨンに複数の店舗があります。詳しくは関連MEMOのウェブサイトで。

<ヴォワザンの基本情報>
住所:QR7P+64 リヨン

フランス観光の穴場、リヨンに行って街歩きを楽しもう!

日本からリヨンは、パリを経由するエールフランス航空が乗り継ぎも便利です。羽田、成田、関西からパリまで最大毎日4便の直行便が飛んでいます。2019年春からは羽田路線の昼便も増便し、毎日2便運航となります。また、パリ、シャルル・ド・ゴール空港からリヨンなどフランス各都市へのアクセスも充実。

大都会のパリと比べるとリヨンは、ゆったりした雰囲気。コンパクトな街ではショッピング、観光、ダイニングなどへのフットワークもスムーズです。団体観光客の姿もないので、穴場のスポットと言えるでしょう。

取材協力:フランス観光開発機構、リヨン観光局、オーヴェルニュ・ローヌアルプ地方観光局、エールフランス航空

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/26−2019/02/01 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -