写真:成瀬 康子
地図を見る「ストックホルム近代美術館」があるシェップスホルメン島へは、欄干に置かれた王冠が印象的な「シェップスホルメン橋」を渡っていきます。この橋は、1861年にスウェーデンで初めて造られた鉄橋なんですよ。
ここからノール運河越しに見える美しい街の景色を堪能する事もお忘れなく!
写真:成瀬 康子
地図を見る島に入ったら、緑に包まれた緩やかな坂を登って行きましょう。
途中で出会う、ニキ・ド・サンファル(1930-2002)とジャン・ティンゲリー(1925-1991)による陽気な彫刻「ファンタスティックパラダイス」、アレクサンダー・カルダー(1898-1976)による動く彫刻「4つの要素」がアートへの期待を高めてくれます。
写真:成瀬 康子
地図を見る実は、島には14もの屋外彫刻があり、中にはこんな彫刻も!ピカソ(1881-1973)の「草上の昼食」をベースにカール・ネスジャー(1920-2015)が制作した作品です。2人の交流から生まれました。
これらの屋外彫刻は美術館に入らなくても、あるいは休館日でも楽しめますよ。
写真:成瀬 康子
地図を見る美術館入り口脇にも作品らしきものが!こちらはダン・グラハム(1942-)の「パビリオン彫刻 2」。鏡を使った建物のようで建物でない立体、どこが外でどこが内なのか観る者を混乱させます。
建物に落書き?いえいえ、こちらは現代美術の巨匠、ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008)の手書き文字を利用した美術館のロゴマークなんです!
入る前から驚きの連続の「ストックホルム近代美術館」。スペイン人の建築家ラファエル・モネオ(1937-)の設計により1998年にオープンしました。世界トップレベルの現代美術コレクションを持つと言われています。
写真:成瀬 康子
地図を見るコレクションは、マティス(1869-1954)、ピカソ(1881-1973)・カンディスキー(1866-1944)、ダリ(1904-1989)、デュシャン(1887-1968)など、1900年代の巨匠の作品から現存作家の作品まで。見応えがあります。
展示室には可愛い椅子が作品と対峙するように置かれており、リラックスして鑑賞が出来ます。
写真:成瀬 康子
地図を見る内部で繋がっている「写真博物館」には10万点もの豊富なコレクションがあり、「建築・デザイン博物館」では、スウェーデンの建築の歴史を分かりやすく解説。インテリアやテキスタイルなど多岐に渡る楽しい企画も展開しています。
写真:成瀬 康子
地図を見る美術館入り口脇のカフェ「カフバレン」は、ベビーカーと共にコーヒーを飲んだり軽食も取れるスペースです。そのせいか家族連れも多く、広く開放的なスペースに北欧らしさを感じます。
写真:成瀬 康子
地図を見る建築・デザイン博物館のエリアにあるカフェ「ブロム」は、気楽に入れて内装もカラフルで楽しい空間です。屋外テラスも広い庭を眺めながらのんびり出来るのでお薦めです。
しっかり食事を取りたい方は、美術館レストランへ。こちらは、スウェーデンの人気シェフ、モーリス・サーダーストラムがプロデュースしているレストランで、大テーブルで対岸の景色を眺めながら食事を楽しめますよ。
写真:成瀬 康子
地図を見る「ストックホルム 近代美術館」があるシェップスホルメン島は、散歩しながら自然を満喫したり、美しい景色を堪能しながら食事を取ったり、気に入ったアートを存分に楽しんだりと、それぞれが思い思いにゆったりと過ごせる島です。
観光に少し疲れたら、こんなアートな島で過ごす一日も良いのでは?
住所:ストックホルム シェップスホルメン島 Exercisplan4
電話番号:+468-5-202-3500
アクセス:ストックホルム中央駅から徒歩30分、または地下鉄クングストラッドゴーダン駅下車徒歩10分
定休日:月曜日
※ガイドツアーあり
※マルメにある「ストックホルム 近代美術館」の分館がある
(住所:スウェーデン マルメ Ola Billgrens plats 2-4, 電話:+464-0-685-7937)
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
成瀬 康子
私にとって旅は喜び、ときめき、そして生きる活力です。旅なしの人生は考えられません!特に、大好きなアート・建築との新たな出会いを求めて世界中を旅しています。美味しい物を食べる事も忘れません。方向音痴によ…
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