種子島空港は島のほぼ中央部・中種子町にあって、1962年7月に現空港の南西約8kmの場所に旧空港が開港し、2006年3月に現在地へ移転しています。愛称のコスモポート種子島は、種子島宇宙センターに由来する「コスモ」と空港を表す「ポート」からの造語で、現空港の開業時に名付けられました。空港ビルの滑走路側上部には写真の様に「コスモポート種子島」と記されています。ボーディングブリッジはないので、搭乗客は飛行機まで搭乗待合室から歩く必要があります。
定期便はJALグループの日本エアコミューター(JAC)が鹿児島空港との間に1日4往復運航中。なお夏季と年末年始は伊丹空港との臨時便が運航される事があるほか、ロケット打ち上げ時にはチャーター便やVIPのプライベートジェットが飛来することもあります。
1階到着ロビーのすぐそばに、コスモポートギャラリー(写真)があります。ロケットを打ち上げる宇宙センターがある種子島は日本の宇宙開発の重要拠点。ギャラリーにはJAXAから提供された資料が多く展示されています。到着したばかりの旅行者がもし時間があれば、ここで少し勉強してから宇宙センターなどへ向かった方がよさそうです。
種子島でのロケット打ち上げの数多くの写真や人工衛星の模型が2点展示。またJAXAのパンフなども置かれています。
意外な展示品もあり、種子島で採れる貝類の標本(写真)もあります。中にはホラ貝も。残念ながらホラを吹くことは出来ません。
種子島空港は離島の空港では少ない、展望デッキがある空港でもあります。空港ビルの内部から階段を上がるのではなく、写真の様にビル西側玄関付近にある展望デッキへ向かうための階段を使用します。
展望デッキは滑走路側には残念ながらフェンスが張られていますが、フェンス上部の斜めになっている部分と下部の直立している部分の間にカメラ穴があるので、滑走路や駐機場の飛行機撮影はたいてい可能です。
カフェレストラン「だいだいの木」は種子島空港唯一の飲食店。2012年に鹿児島百選うまい店に選ばれた店です。朝から麺類、ご飯類、パン、スイーツ、ドリンク、アルコール、おつまみを味わえます。昼食時間帯には定食と丼物のメニューもあります。
店内は窓側の席では、空港駐車場を眺めながらの飲食が可能。落ち着いた雰囲気で、押し花アートが多く飾られています。
おススメメニューは、安納芋肉みそラーメン(写真)。安納芋を入れて作った味噌と豚肉をからめた加工味噌が使われているご当地ラーメン。安納芋肉みそは運営会社が製造したものを使用しており、ちょっとピリ辛、スープはあっさりした味です。
<だいだいの木の基本情報>
電話番号:0997-27-5679
営業時間:8:30〜17:30
スカイショップ銀河(写真)は、種子島空港唯一の土産店。種子島の土産の多くが揃っており、ガイドブック、菓子、飲料もあります。到着した旅行者にも、これから種子島を後にする旅行者にも役立つ商品があります。
おススメ土産第1弾は、スカイショップ銀河を運営する会社・種子島航空センター株式会社が製造している「安納芋味噌(写真)」です。この味噌は隣の「だいだいの木」の安納芋肉みそラーメンで使用されているもの。安納芋みそはまず、安納芋の土を落とし、皮をむいて蒸します。その後、麹菌で真っ白になった大豆・大麦・安納芋を混ぜ、時間をかかえて熟成させて完成です。
おススメ土産第2弾は、地元種子島高校の生物生産科の生徒が製造した味噌が入った缶詰です。写真左は「とんとん味噌」、右は「キラキラトッピー」。両方とも九州、愛媛県、山口県で多く消費され、米麴味噌より塩分が少ない麦味噌の加工品です。両者の違いは、「キラキラトッピー」に飛び魚と調理酒が含まれていることです。米麴味噌より甘い、地元高校生が製造した味噌缶詰はいかがでしょうか。
<SKY SHOP 銀河の基本情報>
電話番号:0997-27-5678
営業時間:8:30〜17:30
住所:鹿児島県熊毛郡中種子町増田2692-64
電話番号:0997-27-5151(種子島空港ターミナルビル株式会社)
開館時間:7:30〜18:30
アクセス:
西之表港(高速船・フェリー乗場)よりバスで約30分
南種子町役場(宇宙センターがある町)よりバスで約40分
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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