エジプシャン・バザール(Egyptian Bazaar)はL字型の建物となっています。建物の途中には小さめの出入口がありますが、その全てを含めてセキュリティ管理され、手荷物検査が行われています。
主要な出入口となるのはL字型の端の部分2か所。こちらにはセキュリティゲートがあることから、付近はいつも混雑しています。特にここで注意すべきは「スリ」被害。多くの人がゲートを通ることから体と体がかなり密着することになるからです。
貴重品類は体の前に持ってきて、ファスナーがある部分には手を置いて十分に注意をしましょう。その他の出入口はあまり混雑しませんが警備員が立っていて、入場の際には直接検査を受けることになります。
エジプシャン・バザールの歴史は古く、1597年から1603年にかけてイェニモスクの一部として造られましたが、歴史の中でバザールとして独立していくのです。なお、バザールとはイスラム圏で市場を意味しています。
ではエジプシャンの由来はなんでしょうか。18世紀になるとエジプトから多くの香辛料がもたらされるようになったからです。他にもインドやペルシア、また中国からの品々まで入ってくるようになり、巨大な市場に成長したのです。
建物内部はアーチ状の天井をしています。日本人からすれば独特の模様となっており、イスラム文化による異国感を十分に感じることが出来るのでは。
L字型のエジプシャン・バザールでは長辺は約140m、短辺が約110mとなり、通りの両側に店が並んでいます。中には貴金属店等もあり、香辛料のイメージだけでは語れないものがあるのです。
多くの店ではクレジットカードの利用が可能です。中には日本円が使える店もあるので、気に入った商品がある場合は事前に支払の都合を確認してみましょう。
世界各国から観光客が訪れるので店側も写真撮影には慣れており、嫌な顔をされることはほぼありません。
しかしながら外国での撮影は、日本以上にプライバシーを尊重する国、場所もあります。エジプシャン・バザールでも、個人が特定できるような撮影は事前に一言確認をしておけば問題となりにくいので、一定の配慮をしましょう。
スパイス・バザール(Spyce Bazaar)という別名があるエジプシャン・バザールでは、多くの香辛料が並べられています。
数千種類とまで言われる程の香辛料の数。色はとてもカラフルで、観光するだけでも楽しい気持ちになるのでは。
店によっては写真のように英語表記もありますので、どのような味なのかを把握して購入することが出来ます。自分の料理だけではなく、お土産として試してみてはいかがでしょうか。
また、様々な種類のお茶がそろえられています。トルコはチャイ文化の国。チャイは紅茶を意味しますが、他にはハーブティ等も飲まれているので興味のある方はじっくりと香りを確かめてみましょう。
エジプシャン・バザールはトルコ人の台所と言われるだけあり、食料品も数多く並んでいます。
中でもお土産に喜ばれるスイーツ系は値段が安く、その数も実に豊富。あまりの数の多さにどれが良いのか迷ってしまうかも知れません。その際は、気になるお菓子を指さし「トライ?」のように簡単な英語で聞いてみてはいかがでしょうか。店によっては試食させてくれることがあるので、味を確かめて購入するのも観光の楽しさと言えるでしょう。
陶器や民族衣装など、見ているだけでも楽しい品々が並べられている店もあります。
歴史と伝統のエジプシャン・バザールは様々な魅力にあふれ、観光で飽きることはありません。ぜひとも長めの時間を確保してじっくり品々を吟味し、帰国後も楽しめる思い出の品を見つけましょう。
最後にトルコ観光の世界遺産についてご案内です。
見るものを圧倒してやまない「カッパドキア」
見事なまでに真っ白な「ヒエラポリス-パムッカレ石灰棚」
トロイの木馬で知られる「トロイの考古遺跡」
クレオパトラも歩いた「エフェソス古代都市遺跡」
トルコはどこを巡っても、長い歴史と圧倒的な迫力、あるいは美しい光景を感じながらの旅行が可能です。詳細は下記の関連MEMOをご覧の上、参考にしてみて下さい。
住所:Rustem Pasa Mahallesi, Erzak Ambarı Sok. No:92, 34116 Fatih/İstanbul
電話番号:+90-212-513-65-97
アクセス:トラム T1線 エミノニュ停留所の南西 約100m
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索