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対馬空港は、標高97mの白連江(しれえ)山の山頂を切り開いて建設され、1975年に開業した空港です。1983年に現在のターミナルビル(写真)が開業。2007年に愛称が「対馬やまねこ空港」となりました。現在、ANAの福岡空港便が1日5往復、ORC(オリエンタルエアブリッジ)の長崎空港便が1日4往復しています。
空港ビルは2階建てで、1階が航空会社カウンター、到着ロビー、レンタカー受付、2階が出発ロビー、保安検査場、売店となっています。到着ロビーを出るとバス、タクシー乗場があるほか、無料駐車場があります。
なお対馬空港には展望デッキがありません。空港の敷地周辺で撮影に適したポイントは、現空港ビルの左右にあるフェンス前だけです。現空港ビル左にある旧ビルとの間は、フェンス越しにORC搭乗客の搭乗・降機で利用するほか、ANA機も出発直後に通るので、出迎えや見送りに最適。またフェンスの隙間から飛行機の撮影は可能ですが、フェンスに触ったりしないよう注意して下さい。
対馬やまねこ空港には1機の旅客搭乗橋(PBB・写真)があって、ANAが多く運航している74人乗り機材の搭乗で使用されています。実は日本の離島空港でPBBがある空港は少なく、本土主要空港の様に搭乗出来るのはありがたいです。ただORCが運航する39人乗りの機材には対応していないので、ORC利用者は飛行機と空港ビルの間を徒歩で移動する必要があります。
なお到着ロビーの手荷物受取台には、空港の愛称にもなったツシマヤマネコのぬいぐるみがあり、搭乗客の荷物受取までの時間を楽しませてくれます。
ターミナルビル2階にある「対馬やまねこ空港売店(写真)」には、地元対馬の土産がいっぱい。食べ物、飲み物の他に、地元の工芸品も販売されていて、出発前にぜひ立ち寄りたい場所です。
対馬空港で販売中の工芸品で写真上の棚にあるのが「対馬焼」。対馬焼は対馬の陶磁器のことで、朝鮮の釜山窯(ふざんよう)のものも含みます。江戸時代の享保年間(1716〜36)ころに朝鮮から伝えられ、厳原(いづはら)などに窯が出来て創始。しかし江戸時代か明治時代に作られなくなります。販売中の対馬焼は、対馬市美津島町に開業した龍山窯が、山口県の萩焼と韓国の釜山尚州(しょうしゅう)窯の専門家協力のもと開窯して再現したものです。
下の棚にあるのが「若田石硯」。厳原町の若田川流域より産出する若田石を原料に、江戸後期から製作が始まった高級品の硯です。かつては平安時代に紫式部が源氏物語を執筆した時の硯であったともいわれており、自然石の色合いを活かした作風が現代にも評価されています。
対馬やまねこ空港売店では真珠製品(写真)も販売中です。対馬で真珠?と思われた方が多いと思いますが、対馬中央部の浅茅湾(あそうわん)はリアス式海岸で、真珠養殖で有名な三重県志摩地方と似た地形をしています。1921年に北村幸一郎氏が三重県から技術を持ち込んで、対馬での真珠養殖が始まりました。現在も盛んで、波が穏やかで水質が良好な環境を活かし、高品質の真珠を生産しています。
対馬では昔から日本ミツバチを使った蜂蜜生産が行われ、蜂の住まいである「蜂洞」が多い島です。日本ミツバチから取った蜂蜜は栄養価が高くて評判。貴重な対馬蜂蜜を使った焼菓子が、つしま流通の「蜂王(写真)」。対馬やまねこ空港売店の人気商品です。
日本ミツバチの蜂蜜が入った菓子だけではなく、貴重な蜂蜜そのものが欲しい旅行者には「対馬和蜂天然蜂蜜(写真)」が販売中なので、ぜひ購入してみて下さい。実は日本に流通する蜂蜜の約93%は輸入(2016年)であり、わずかな国産蜂蜜でもその99%が西洋ミツバチからの蜂蜜なのです。
対馬やまねこ空港売店では「対馬ご当地アイス」6種類(写真)も発売中。左上から右下にかけて、ブルーベリー「島の瞳」アイス、そばの葉入りレアチーズケーキ風アイス、赤米酒粕アイス、対州そばアイスクリーム、島のびわシャーベット、島のゆずの香シャーベット、です。
特に「赤米酒粕アイス」は6種類の中で唯一寄付金50円付商品で、代金の一部が島の南西端にある豆酘(つつ)地区での赤米神事存続に使用されるアイス。また「島のびわシャーベット」は初夏に収穫したびわを使用した季節限定品です。なお牛乳は対馬でなく、熊本県阿蘇のジャージー牛乳を使用しています。
対馬では空港から近い美津島町の河内酒造で、大正時代から酒が製造されています。中でも焼酎が主力で、島の天然記念物ツシマヤマネコの名前が付いた「やまねこ(写真左右)」は、麦焼酎8に対し米焼酎2をブレンドした珍しい麦米焼酎。また写真中の「やまねこ芋」は主原料に対馬産の孝行芋(さつま芋)を使い、特徴ある香りがします。
売店奥には軽食コーナー(写真)があります。メニューはうどん、カレー、たこ焼、つくねといった食べ物と、飲料はコーヒー、ジュース、ビール。なお土産店より早く18時に閉まりますので、福岡・長崎発着最終便利用で食事を考える利用者は注意願います。
売店には書籍コーナー(写真)も。一般的な雑誌や地元新聞の他に、対馬の歴史などに関する本も揃っています。島を出発する旅行者だけでなく、着いたばかりの旅行者にも役立ちそうな本があるので、空港到着後に時間がある旅行者は立寄ってみてはいかがでしょうか。
住所:長崎県対馬市美津島町鶏知(けち)乙283番地
電話番号:0920-54-3396
アクセス:
厳原(島南部)よりバスで約30分(7時〜19時まで平均約30分間隔)
比田勝(島北部)よりバスで約1時間55分(1日5往復)
空港売店
電話番号:0920-54-4606
営業時間:8:15〜18:30
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2022/7/6更新)
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