写真:car min
地図を見るナミビアの北部、アンゴラとの国境近くに位置する「エトシャ国立公園」。その広さは約23,000キロ平米あり、国立公園なのに四国の約1.2倍の広さがあります。そこは、ナミビア最大の動物保護区で、世界各国からの旅行者が訪問。その目的は自然のままの動物を観察できるサファリなんです!
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地図を見る19世紀頃、「サファリ」とは、アフリカ大陸を陸路で移動しながら、野生生物を狩猟する旅行のことを指していましたが、現代では狩猟用の銃をカメラに持ち替え、動物の生態を自然のまま鑑賞する意味に。
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地図を見る「エトシャ国立公園」には、ウォーターホールと呼ばれる水飲み場が73か所あり、そこにやって来る動物を観察することができます。何の動物がいるかは、その時の運次第!ツアーだと時間の制限がありますが、フリーでドライブするなら、一つのウォーターホールでじっと粘ってみるのも自由です。
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地図を見る「エトシャ パン(Etosha Pan)」(写真後方の白い部分)は、現地語で「広大な白い土地」という意味を持つ、この国立公園内にある湖の名前。その広さは約4,800キロ平米あり、和歌山県に匹敵する程です。「エトシャ パン」は、日本語では「エトシャ塩湖」と訳され、この地域の豊富なミネラル分は、動物にとってとても重要な役割を果たしています。
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地図を見る通常は水が無い「エトシャ パン」は、「水の無い湖」と呼ばれることも。そこでのんびり過ごす動物達の姿も観察できます。ただし、10数年に1度起こると言われる、アンゴラの高地で発生した洪水がこの湖に流れ込む時は、洪水とともに流れてきた魚が湖で泳ぎ、繁殖のために飛んで来たフラミンゴが舞う姿も見られます。
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地図を見る「エトシャ国立公園」でのサファリは、公園近辺のロッジに泊まり、そこから訪れるパターンと、国立公園内の宿泊施設に泊まって、ウォーターホール巡りを各自でするパターンとに分かれます。そこで注意したいのが公園の開園時間。国立公園と公園内の宿泊施設のゲートは、日の出から日没までしか開いていないんです。日が暮れると動物の本格的な活動タイム。首都ウィントフックを朝に出て、昼から少しだけサファリをしてもすぐに出て行かなくてはなりません。
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地図を見るいろいろなウォーターホールを巡り、時間を過ごしている間に手足を伸ばしたり、休憩したくても、決して車外には出ないでください。どこに肉食獣が潜んでいるかは誰にも分かりません。宿泊施設まで戻るのもちょっと距離があるという時は、フェンスに囲まれた休憩スペースがあるので、そちらを利用しましょう。
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地図を見る休憩スペースにはトイレもあり、案外きれいに保たれています。しかし、日本の清潔で機能的なトイレに慣れている方には少し抵抗があるかも。もちろん、手を洗う場所などは無いので、除菌ウェットティッシュなどを持参するのがいいですね。
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地図を見る朝から夕方まで、時間を目いっぱい使ってサファリを楽しむなら公園内の宿泊がお勧め。「エトシャ国立公園」内には5か所の宿泊施設があり、全て国営のナミビア ワイルドライフ リゾート(Namibia Wildlife Resorts)が運営しています。
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地図を見る中心となる宿泊施設、ナムトニ(Namutoni Resort)、ハラリ(Halali Resort)、オカクエヨ(Okakuejo Resort)は、バンガロータイプの部屋からキャンプサイトまであり、宿泊棟にはエアコン、水洗トイレなどが備えられていて快適に過ごせます。
また施設内にはレストラン、ガソリンスタンドや売店も。プールもあるので、リゾート気分を味わいたい方は水着もお忘れなく。
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地図を見る宿泊施設の中にもウォーターホールがあり、日の出前と日が暮れてから動物の観察ができるのは宿泊者の特権です。昼間のドライブに疲れたら読書をしながら動物を待つことも可能。ナイター設備もあるので、夜空の下で動物がやって来ても見逃すことはありません。
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地図を見る狩猟時代のサファリでは、ビッグファイブと呼ばれる、ライオン、ゾウ、ヒョウ、サイ、バッファローを仕留めたら豪華なトロフィーを得ることができました。時代が変わった現代でも、サファリの中で人気なのはこのビッグファイブ!特にライオンやヒョウには、なかなか出会えないので、道の途中やウォーターホールで多くの車が停まっていたら、貴重な動物に会えるチャンスかも!?
注:「エトシャ国立公園」内にはバッファローはいません。
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地図を見るゾウは比較的大きいので見つけやすいのですが、とても静かに歩くのでやって来るまで分からないことも。群の中にいる小ゾウは、鼻を一生懸命使ったり、お母さんに甘えていたり、とても愛らしい仕草が旅行者に人気です。
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地図を見るその他に、キリン、シマウマ、ヌー、色鮮やかな鳥や、この「エトシャ国立公園」でしか見られない、絶滅危惧種のブラックフェイスのインパラなども。多くの動物達がリラックスした状態で草や木を食んでいる様子を見られるのも、広大な自然保護区ならではですね。
「エトシャ国立公園」の地図は、ウィントフックのお土産店や書店で事前に入手するのをお勧めします。ウォーターホールやトイレの場所はもちろん、動物一覧が名前と共に載っているので、サファリで見た動物をチェックするのにとても役立ちます。
ナミビアの乾季は、ちょうど日本の夏休み頃。水が少ない時は動物がウォーターホールへ出てくる機会が増えるのでサファリに最適です。友人や家族で、大自然が満喫できるナミビアの「エトシャ国立公園」へサファリの旅に出かけてみませんか。
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/29更新)
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