石垣島「みんさー工芸館」でミンサー織の伝統に触れる旅

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Belle Churakoのプロフィール写真 Belle Churako 禁煙旅行推進ライター、素敵カフェ・レストラン発掘人

沖縄を訪れると、五つと四つの四角い絣模様で構成された「ミンサー織」のモチーフをあらゆるところで目にするのではないでしょうか。この五つと四つの模様は、「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・」という想いを込めて織上げた八重山の伝統工芸品です。今回は、ミンサー織の歴史と伝統に触れ、自分だけのミンサー織小物を作ることができる石垣島の「みんさー工芸館」をご紹介します。

「みんさー織」の由来と特徴

「みんさー織」の由来と特徴

写真:Belle Churako

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沖縄旅行に行くと、とても目にする機会の多いこの模様。4つと5つの四角で構成された絣の模様は「ミンサー織」と呼ばれています。お土産物だけでなく、沖縄ならではの「かりゆしシャツ」のワンポイントや小物・雑貨・建物の装飾など、ミンサー織の模様は様々な場所で使われています。

「みんさー織」の由来と特徴

写真:Belle Churako

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ミンサー織は、沖縄の伝統的な織物のひとつで、沖縄本島の読谷村・首里・八重山諸島・与那国島で作られていました。今回ご紹介するのはそのうちの「八重山ミンサー」。もともとはこの写真のように、木綿素材で藍一色の「ミンサーフ」という帯でした。

五つと四つの四角の組み合わせが交互に配された帯の柄は、通い婚時代の風習で、「いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く」という心を込めて女性が男性に贈ったものです。帯の両側にはムカデの足に似た模様があり「足繁くおいでください」という意味を込めたとも言われています。
さらに、帯を作り上げる際に、藍色を何度も重ねて染めるところから「愛を重ねて」という意味も含まれるという説もあり、いずれにしてもロマンティックな謂れのある織物なのです。

「みんさー織」の由来と特徴

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石垣市や竹富島で折られていたミンサー織は、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」により、伝統工芸品の指定を受け、平成元年に「八重山ミンサー」という呼称に統一されました。

現在でも機を用いて手織りされる八重山ミンサーは、沖縄が誇る伝統の品ですが、近年では、従来の男性物の帯だけでなく、カラーバリエーションも豊富に女性用の帯やバッグなど、華やかなミンサー織も多く作られています。

行ってみよう!「みんさー工芸館」

行ってみよう!「みんさー工芸館」

写真:Belle Churako

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石垣島にある「八重山ミンサー」を実際に作っている織元であり、作品の販売もしている「みんさー工芸館」(伝産法では「八重山ミンサー」ですが、この工房は設立当時より「みんさー」と平仮名を使用しています)。みんさー織ができるまでの作業行程や、貴重な作品の展示、そしてみんさー織の織物体験ができる施設です。

行ってみよう!「みんさー工芸館」

写真:Belle Churako

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みんさー工芸館には2つの建物があり、奥の建物が資料館(無料)と売店。手前の建物が体験織りの工房となっています。

みんさー織の手織り体験にチャレンジしてみよう!

みんさー織の手織り体験にチャレンジしてみよう!

写真:Belle Churako

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みんさー工芸館のみんさー手織り体験は4種類。
【A】コースター(約20〜30分)1,500円
【B】テーブルセンター(約40〜50分)2,500円
【C】テーブルセンター大(約60〜90分)3,500円
【D】タペストリー(約3〜4時間)8,500円
予算と時間に合わせて選ぶことができます。また、カラーバリエーションも豊富。人気の体験メニューなので、事前に予約をしておいて枠を抑えておくのは必須です。

みんさー織の手織り体験にチャレンジしてみよう!

写真:Belle Churako

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それぞれの作品ごとに、色別にセットされた機織り機がずらっと並んでいます。1つにつき1台なので、2名以上で連れだって来た場合は、同じ色の同じアイテムは同時には作ることができません。事前に打ち合わせしておきましょうね。

みんさー織の手織り体験にチャレンジしてみよう!

写真:Belle Churako

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先生に織り方を教わり、いざスタート。緯糸を通し、いったんリードでトンと目を揃えてから、足のペダルを踏みかえてリードを手元にリズミカルに2回トントンと打ち付ける……と教わった通りにやってみますが、端を均一にそろえるのはなかなか難しいもの。コツは思ったよりも緯糸をピンと張ることです。
とはいえ、安心ください。縦糸と緯糸があらかじめセットされているため、模様は美しく決まります。コースターは気軽にできますが、あっという間に終わってしまうので、ちょっと物足りないかもしれません。テーブルセンターくらいがおすすめです。

高価な理由も納得!みんさー織の工房見学

高価な理由も納得!みんさー織の工房見学

写真:Belle Churako

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工房では、みんさー織ができるまでの工程を見学することができます。デザインを決めてから、縦糸と緯糸を染め上げて準備、そして手織りで布を織りあげてからの製品化……プリントではない、伝統的なミンサー織の工程は約30もあり、それぞれが専門の職人さんの手仕事によるもの。その手間と工程に高価な理由も納得です。

高価な理由も納得!みんさー織の工房見学

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2階の染織資料展示室には、みんさー織の材料や染色について、初期のみんさーデザインや、皇室に献上されたモデルなど、様々なみんさー織の品とその歴史をたどることができるようになっています。

高価な理由も納得!みんさー織の工房見学

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なかでも、石垣出身の夏川りみさんが、紅白出場時に身にまとったみんさー織のドレスは圧巻です。みんさー工芸館に訪れたら、こちらの資料室も忘れずに訪ねてみましょうね。(館内は撮影禁止)

ここで買える!みんさー工芸館の品・意外な人気商品も

ここで買える!みんさー工芸館の品・意外な人気商品も

写真:Belle Churako

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1階はみんさー織のショップ「あざみ屋」になっており、みんさー工芸館で作られた品を買うことができます。

ここで買える!みんさー工芸館の品・意外な人気商品も

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中でも人気なのは、みんさー織のテディベア。その可愛らしさで、店頭に並べるそばから売り切れるほどだそう。手織りのみんさー織なので2つとして同じものはありません。特別なギフトや自分へのご褒美に購入されることが多い一品です。

ここで買える!みんさー工芸館の品・意外な人気商品も

写真:Belle Churako

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伝統の技を守りながらも、新しい風を取り入れて進化する八重山ミンサーをご紹介しました。せっかく石垣島に来たら、ぜひその伝統文化にも触れてみてはいかがでしょうか。特にミンサー織は、沖縄に来ると本当に良く見かけるデザインなので、その由来と実物を見て体験することで、より深く沖縄・石垣島を楽しむことができるようになりますよ。

みんさー工芸館の基本情報

住所:沖縄県石垣市登野城909
電話番号:0980-82-3473
アクセス:東運輸バス10番系統「みんさー工芸館」すぐ
営業時間:9:00〜18:00(年中無休)※ミンサー手織り体験は要事前予約

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/02/10 訪問

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