車で来た方は、駐車場から車輌修祓所の脇を通り境内へ向かいます。手前には江戸中期に「古事記伝」を書いた当地出身の本居宣長の歌碑があります。
道なりに歩くと、そのまま佐瑠女神社(さるめじんじゃ)へと続きます。天孫降臨の際に、天照大神の命により、ニニギノミコトとサルタヒコの間を取り持ったのがアメノウズメノミコト。そのため、縁結びの神様として崇敬されています。
アメノウズメノミコトは、サルタヒコと共に伊勢の五十鈴川の川上に来た時に「さるめの君」の称号を受けました。「さるめの君(=アメノウズメノミコト)」を祀るのが佐瑠女神社です。
アメノウズメノミコトは、天照大神が天岩窟に隠れ、世の中が乱れた時に神楽を舞ったことで、天岩戸が開くきっかけをつくり、平和の世となった話は有名ですね。そのためあらゆる芸能の神様としても崇敬されています。芸能関係者が奉納した幟を見ることが出来ます。
鳥居や中に見える本殿は八角形です。又、境内の至る所に八角形が現れますよ。
佐瑠女神社の先に手水舎があります。大型バスで訪れる参拝者も多く、そんなタイミングでは行列になります。手水舎の4本の柱は縁起の良い八角形です。
八角形の柱の大鳥居の先に猿田彦神社の本殿が建っています。中間に少し人が集まっているのは、古い神殿があった境内で神聖な場所を示す八角形の方位石です。
方位石は、本殿正面に「古殿地」の刻印。24の方角の3ヶ所を順に強く押すとそれぞれご利益が得られます。掌に字の跡が残るくらい強く押すと良いそうです。八角は方位を示し、方位除の御神徳を仰ぐもの。方位を押す順番を既に調べてから来ている方や、この場でインターネツトで調べる方もいますよ。
因みに、仕事運のご利益は、亥、卯、未の順で、金運は、己、酉、丑の順、家庭運は申、子、辰、人気運は寅、午、戌の順で方位を押すと良いようです。
本殿屋根の堅魚木(かつおぎ=大屋根上でこちらを向いている木)も縁起の良い八角形です。
本殿手前右側には「さざれ石」と「たから石」があります。いずれも縁起がよい石です。
宝船を連想させる舟形石に、富の象徴の白へびが乗っているように見えるので一層縁起がいい「たから石」もあります。「古殿地」方位石で金運ご利益は、己(へび)、酉、丑の順でした。
本殿の裏にある御神田(おみた)へ行く事が出来るので、一足伸ばしてみてください。
本殿背後から静かに霊気が御神田に流れ込んでいるようです。霊験あらたかな佇まいです。
御神田では毎年5月5日に豊作を祈る「御田祭」が行われます。
猿田彦大神の御裔の大田命が、猿田彦大神以来長い間守護してきた五十鈴川の川上の霊域を献上し、伊勢の神宮が創建されました。天照大神は、山も海も自然豊かなこの地に降臨し伊勢神宮に祀られています。猿田彦神社のお参り後、伊勢神宮に参拝してみてはいかがでしょう。
住所:三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
電話番号:0596-22-2554
アクセス:JR東海 伊勢市駅/近鉄 宇治山田駅/近鉄 五十鈴川駅下車、各駅よりタクシーで5〜10分程度。三重交通バス 猿田彦神社前下車
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/10更新)
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