写真:西藤 カオル
地図を見る新潟市の人気観光エリア・古町には、1番町から13番町まで続く長い長い「古町通(ふるまちどおり)」があります。その上手、1から4番町までが“カミフル”こと上古町商店街です。
「ヒッコリースリートラベラーズ」が店を構えるのは3番町。オリジナルデザインの商品販売だけでなく、“カミフル”の魅力を発信するため、商店街のホームページ作成やマップ制作といったクリエイト集団お得意分野で街に貢献しています。
店先で配布の新潟散策マップを入手しましょう。便利な上に、眺めて楽しいイラスト豊富な地図にはコアな情報もありますよ。
お店は築80年の元酒屋をリノベーションした木造2階建て。2階へ続く階段の勾配がきついところも、古民家ならお馴染みの風景です。店内には、新潟をモチーフにしたゆるく可愛らしいオリジナルデザインのアイテムがたくさん。新潟市のシンボル・萬代橋のTシャツや、越後名物・笹団子がワンポイント入ったシャツなど、見ているだけでも楽しくなってしまいます。
写真:西藤 カオル
地図を見るお土産一番人気は「浮き星(うきほし)」。ポコポコの愛らしい形状は一見して金平糖に似ていますが、あられ(もち米)なのです。周りに砂糖蜜がかかった、ほんのり甘いやさしい新潟伝統のお菓子。そのまま食べても幸せな味ですが、オススメの食べ方があります。
コーヒーに入れると周りの砂糖が溶け、沈んでいたあられが白い星となってポツン…ポツン…と浮上。まるで小さな打ち上げ花火のよう。ほのかな甘みにもホッコリします。
炭酸水に入れると、シュワシュワとした泡が徐々に色づきます。その中を漂う「浮き星」はとっても幻想的。こんな可愛いお土産、そうそうないですよ。
写真:西藤 カオル
地図を見るそんな「浮き星」をより魅力的にみせるのがイラスト缶入りタイプ。あられも壊れにくくプレゼントにも最適です。中でもお土産に万能なのがniigata缶(写真)。中身は4フレーバーミックス(いちご、ミルク、ミント、柚子)で、デザインは新潟県三条市出身のイラストレーター・オオカミ タホさん。
誰しもが新潟から連想するトキ、鮭、米、日本酒に、知る人ぞ知るチューリップや枝豆にスイカなど新潟づくし。もらった人も新たに知る名産品があるかもしれませんね。
写真:西藤 カオル
地図を見るインパクトでお土産を選ぶ人には、イラストレーター缶をオススメ!新潟県出身のイラストレーター・ヘロシナキャメラさんの描く世界は、味わい深く印象的。犬好きの作家さんらしいワンコ缶(写真)はとびぬけてキュートです。中身がミルクフレーバーなのは犬だけに?
写真:西藤 カオル
地図を見る元々は「ゆか里」という名の100年続く新潟銘菓の「浮き星」。現在新潟市内でこのお菓子を作っているのは、明治屋さん(明治33年創業)一軒のみ。後継者がいなければ新潟からなくなってしまう可能性もありました。
「ヒッコリースリートラベラーズ」は、ここでも本領発揮!若い人も親しみやすい名前と新潟らしいイラストを添えて、「ゆかり」を「浮き星」として蘇らせることに一役買ったのです。
写真:西藤 カオル
地図を見る伝統技術とのコラボ商品は贅沢なお土産になります。創業260年の歴史を持つ越後亀紺屋藤岡染工場の手ぬぐいは、昔ながらの「注ぎ染め」。職人の手仕事が光るしなやかな風合いです。「ヒッコリースリートラベラーズ」らしさのある新潟デザインとの相性もバッチリ。
この手ぬぐいで、魚沼産コシヒカリを包んだ「おむすび(お結び)」は、縁起物としてお祝いなどにも人気。三角形のパッケージがおむすびそのもので目を引きます。
写真:西藤 カオル
地図を見る店内には「ヒッコリースリートラベラーズ」がセレクトする“新潟のイイもの”も並びます。その愛らしいロゴでも有名な、新潟県燕市の「ツバメコーヒー」もその一つ。未経験から焙煎機を購入したというオーナーのお店には、拘りの詰まった味を楽しむファンが集まります。
そんなお店の味を手軽に楽しめるドリップバッグは、中煎りの「ツバメブレンド」、深煎りの「イヌワシブレンド」、カフェインレスの「ディカフェ」の3種類。新潟県上越市出身のイラストレーター・大塚いちおさんのイラストに心が和む人も多いのでは。
2011年には「NIIGATAショップデザイン賞」を受賞したお店は、上古町に多く残る町屋作りを活かしています。2階では、通常の雑貨販売の他にも、写真教室やTシャツづくりといったワークショップや、若手作家さんの展示会なども行われています。
窓から入る自然光が優しく、小さな美術館のような雰囲気の2階。やや階段は急ですが、こちらも立ち寄ってもらいたい場所です。
新潟だからできること、ちょっと可愛い、日常が楽しいものに囲まれる「ヒッコリースリートラベラーズ」で素敵な新潟土産みつけませんか。
住所:新潟県新潟市中央区古町通3番町556
電話番号:025-228-5739
アクセス:JR新潟駅万代口よりバス「古町」下車、古町通りを白山神社方面へ徒歩10分
営業時間:11:00〜18:00(日曜と連休の最終日は17:00まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日火曜日)、お盆、年末年始、臨時休業や営業時間変更あり
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
西藤 カオル
東京在住。趣味は、自転車・イベント巡り・美味しいもの探索。連れにつられてモータースポーツ観戦も始めました。毎年の鈴鹿、海外はイタリアGP、モナコGPを現地観戦。鈴鹿では5日間テント生活もするアウトドア…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索