春の花に囲まれた美しい庭園は必見!尼寺で有名な「法華寺」

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春の花に囲まれた美しい庭園は必見!尼寺で有名な「法華寺」

春の花に囲まれた美しい庭園は必見!尼寺で有名な「法華寺」

更新日:2019/03/01 12:41

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家

「法華寺」は、平城宮跡からほど近い奈良市街の西に位置する比較的大きなお寺さんで、東大寺が日本総国分寺に対して、「法華寺」は光明皇后御願に成る日本総国分尼寺となります。境内には綺麗に手入れがされた庭園「華楽園」があり、四季折々の花がたくさん植えられています。特に春先は桜の木をメインとして様々な花木が咲き乱れ、素晴らしい光景となります。「法華寺」を訪問して、たくさんの花に囲まれてみよう!

歴史は奈良時代まで遡る?!「法華寺」

歴史は奈良時代まで遡る?!「法華寺」

写真:木村 優光

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「法華寺」は広大な平城京跡の東側に位置し、近鉄奈良線新大宮駅から徒歩で約20分ほどの場所にあります。そのため、可能であれば路線バスでのアクセスが良いでしょう。奈良駅からですと大和西大寺行きの路線バスに乗車し、法華寺バス停で下車後、徒歩数分で写真の赤門へアクセスできます。

「法華寺」の歴史は奈良時代まで遡ります。当時、聖武天皇は国分寺と国分尼寺を建立するための詔を出していました。その後、東大寺が国分寺に対して、この「法華寺」が国分尼寺となり、聖武天皇の妻である光明皇后ゆかりのお寺として長い歴史を歩んできました。

歴史は奈良時代まで遡る?!「法華寺」

写真:木村 優光

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赤門をくぐると拝観受付があるので、そちらにて拝観料を払えば境内へ入ることができます。ただし拝観するエリアによって料金が異なるので、受付にて必要な料金を払いましょう。

受付の左手には、堂々とした佇まいの本堂があります。この本堂は豊臣秀吉の側室であった淀君の寄付によって1601年に建立されたもので、内部には本尊の十一面観音菩薩立像や二天頭などが祀られています。仏像は国宝や重要文化財に指定されたものが多く、非常に見応えのある本堂となっています。

「華楽園」庭園とその魅力に迫る!

「華楽園」庭園とその魅力に迫る!

写真:木村 優光

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「華楽園」は「法華寺」にて常時公開されている庭園で、本堂西側の名勝庭園とは別の庭園で、法華寺先代門主によって造園されました。そのため比較的新しい庭園で、四季折々のたくさんの花が咲き乱れる園内はとても気持ち良い空間となっています。写真は蓮池で、夏場になるとこの水辺にたくさんの蓮の花が咲き乱れます。なお、「華楽園」へは拝観受付後、真正面に進めば入ることができます。

「華楽園」庭園とその魅力に迫る!

写真:木村 優光

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3月下旬から4月上旬の間に訪問すると、「華楽園」ではあちこちに桜の花が満開となって咲き乱れています。大きさや枝ぶりも様々で、1本1本じっくりと見て回ると良いでしょう。「華楽園」の庭園は回廊があちこちに張り巡らされているため、ゆっくり見て回るとかなりの時間を要します。しかし、それだけ魅力的な要素がたくさん詰まった庭園ということです。

「華楽園」庭園とその魅力に迫る!

写真:木村 優光

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花木は桜の木だけでなく花桃、ユキヤナギなど様々な種類が植えられていて、桜の咲く季節と同時にそれらも満開となります。したがって色とりどりの華楽園はカラーパレットのよう!ここだけ訪問すると植物園のように見えますが、それもそのはず、「華楽園」には多数の花木や草花が植えられているのです。

「華楽園」は花木だけではない!足元に咲く草花も魅力的!

「華楽園」は花木だけではない!足元に咲く草花も魅力的!

写真:木村 優光

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回廊状になった「華楽園」を散策していると、花壇と回廊との境目には様々な草花が植えられています。写真はカラフルなアネモネで、様々な色の花が群れをなして咲いている様子は本当に美しいものです。頭上には桜の木が咲き乱れていますが、足元にも視線を注いで!と言わんばかりに力強く咲いています。なお、足元に咲く草花はその年によって種類が変わります。

「華楽園」は花木だけではない!足元に咲く草花も魅力的!

写真:木村 優光

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園内の奥の方には、根元に真っ白で小さな花が咲く桜の木もあります。遠くから見るとまるで桜の木の根元に雪が積もったかのような光景!近づいてみるともちろん雪ではなく可愛らしい花で、頭上の桜の木とのコラボレーションは素晴らしい被写体となります。

実はこの花、イフェイオンという名前で、別名ハナニラ。その名の通り、葉の匂いがニラやネギのような匂いがすることから付けられました。群生で咲く様子は残雪のように美しく、周囲を更に引き立たせてくれるバイプレイヤーのような草花です。

本堂以外の建造物も必見!

本堂以外の建造物も必見!

写真:木村 優光

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拝観受付がある赤門をくぐってすぐの左手には、鐘楼堂があります。鐘楼堂は袴腰と呼ばれる梵鐘を吊り下げる建物で、本堂と同時期にあたる慶長年間に建造されました。春先は写真のように満開の桜の木とのコラボレーションも拝見できます。

本堂以外の建造物も必見!

写真:木村 優光

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「光月亭」は華楽園の西側にあり、茅葺屋根が特徴的な建物。奈良県月ヶ瀬村の庄屋の民家を昭和46年に移築したもので、建造は18世紀と言われています。現在は「法華寺」にて行事を行う際に客間として活用されています。内部へは一部を除いて見学ができるようになっていますので、当時の庄屋の佇まいを拝見してみましょう!

本堂以外の建造物も必見!

写真:木村 優光

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「華楽園」のおとなりに位置する「浴室」。その名の通りお風呂がある建物ですが、読みは「からふろ」。現在のものは1766年に再建されたもので、蒸気式の蒸し風呂という非常に貴重なものです。この「浴室」では、光明皇后が薬草を煎じてその蒸気で多くの難病者を救済したと言われています。国の重要有形民俗文化財に指定されていますが、外観のみ公開となります。

法華寺の基本情報

住所:奈良県奈良市法華寺町882
電話番号:0742-33-2261
アクセス:近鉄奈良線新大宮駅より徒歩約20分。もしくは奈良駅より大和西大寺行きの路線バスに乗車し、法華寺バス停で下車後、徒歩数分
桜の見頃:例年3月下旬から4月上旬

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/31 訪問

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