写真:古都の U助
地図を見る摂津国一之宮とされ、いのちの根源・海の神として知られる住吉大社は神功皇后摂政11年卯の年・卯の月・卯の日に鎮座したと伝えられています。その縁から兎を神使とし、卯の花もゆかりの花とされるようになりました。
ご祭神は底筒男命、中筒男命、表筒男命 そして息長足姫命(神功皇后) です。
写真:古都の U助
地図を見る住吉大社では創建時の縁から兎が神使とされ、反橋を渡った先にある手水舎でも可愛らしいウサギのモチーフを見ることができます。
写真:古都の U助
地図を見る浪速の名橋50選にも選ばれ、川端康成の小説『反橋』の舞台ともなった住吉大社の「反橋(そりはし)」は最大傾斜が約48度にもなり、上るよりも下りる方が恐いと言われています。その姿は天と地とをつなぐ虹に例えられ、水面に映る光景も美しく必見。
写真:古都の U助
地図を見る初夏の「反橋」周辺の新緑は美しく、サツキの花も絵になります。
写真:古都の U助
地図を見るまた、反橋の北部に位置する社務所の前でも見事な刈り込みとサツキの花が見られます。
写真:古都の U助
地図を見る住吉大社では創建時の由来から、この卯の花を特に大切な花としてきました。住吉大社の境内南部には「卯の花苑」があり、その入り口には後鳥羽院皇子・光台院親王の歌碑が。
住吉大社には多くの歌人が訪れ万葉集や古今和歌集などにもいくつもの住吉大社についての歌が詠まれ、境内には他に西鶴歌碑や川端康成文学碑などもあります。
写真:古都の U助
地図を見る旧暦の卯月は、田植えの時期であることから産月、初月、からきているいう説もあるものの、この卯の花が咲く時期であることが卯月の由来として最も有力だとされています。
写真:古都の U助
地図を見る爽やかで美しい白い卯の花。
卯の花とはウツギ(空木)の花の別名で、「卯の花苑」にはハコネウツギ、ヤブウツギ、サラサウツギなど現存する日本のほぼ全品種のウツギが植えられています。
写真:古都の U助
地図を見るこちらは可愛らしい雰囲気のピンク色、八重咲きの卯の花。同じ卯の花でも形や色によって随分印象が違います。
写真:古都の U助
地図を見る「卯の花苑」の一般公開は例年5月1日から5月30日まで。また、住吉大社では例年5月最初の卯の日には創立記念日を祝う祭典「卯之葉神事」も行われます。
写真:古都の U助
地図を見る卯の花苑からすぐ南側にある鳥居の傍らには「車返しの櫻」と呼ばれる桜の木があります。この桜の名は後醍醐天皇が住吉大社へ来られた際、この周辺の桜を眺め、通り過ぎて再び車を返して愛でられたとの故事に由来します。古い桜は今は失われてしまいましたが、現在は平成11年に京都嵯峨野から八重紅枝垂桜が移植されています。
写真:古都の U助
地図を見る住吉大社の南側にはこの浅澤社とさらにそのお隣には大歳社といった境外末社があります。浅澤社は住吉の弁天様と呼ばれ美容・芸能の神として、特に女性からの信仰が篤いお社です。
その周囲には浅澤沼があり、万葉集にも歌が詠まれるなど古くから杜若の名所として知られていました。
写真:古都の U助
地図を見る卯の花と車返しの櫻、そして浅澤社の杜若は「住吉三名花」と呼ばれています。桜だけは開花時期が違うものの、杜若と卯の花はほぼ同時に見ることができるのでぜひこちらまで足を延ばしてみてください。
住所:大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89
電話番号:06-6672-0753
アクセス:
南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分
南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分
阪堺電気軌道 阪堺線 「住吉鳥居前駅」下車すぐ
開門時間:
午前6時00分(4月〜9月)
午前6時30分(10月〜3月)※毎月一日と初辰日は午前6時00分開門
閉門時間:
外周門 午後4時00分
御垣内 午後5時00分(1年中)
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイト等でご確認下さい。
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(2024/3/29更新)
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