美しき枝垂桜の女王・三春滝桜と特別な春のひとときを

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美しき枝垂桜の女王・三春滝桜と特別な春のひとときを

美しき枝垂桜の女王・三春滝桜と特別な春のひとときを

更新日:2019/03/07 17:32

大木 幹郎のプロフィール写真 大木 幹郎 巨木マニア、中級登山者、ブロガー

三春滝桜は、春には梅・桃・桜の花が咲きそろう風光明媚なところ、福島県は三春町のシンボル。華麗かつ盛大な立姿を誇る枝垂桜の巨樹は、古来より多くの人々を魅了してきた日本三大桜の一本。巨体にはその名が示すように、幾重もの美しい滝のような花の帯を纏います。まさに桜の女王と称えるに相応しい滝桜の魅力を、混雑の回避と夜のライトアップなども含めてご紹介します。

三春滝桜は日本を代表する枝垂桜の巨樹

三春滝桜は日本を代表する枝垂桜の巨樹

写真:大木 幹郎

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三春滝桜は、国の天然記念物と日本三大桜の指定に相応しい、見事な紅枝垂桜の巨樹。桜の木とは思えないほどの巨体と、美しい立姿には驚かされることでしょう。幹周りは約8メートル、根回りは約11メートルもの太さ。東西と南北に約25メートルも広がる大枝には、幾重もの長く美しい花の帯が掛かります。満開を迎えた姿は、丘陵に湧き出す巨大な花の噴水のように絢爛たるもの。

福島県の中央部に位置する三春町とその周辺は、美しい桜の巨木がたくさんある地域。特に三春駅や滝桜の近場にある、雪村桜、八十内かもん桜、紅枝垂地蔵桜、上石の不動桜の4本はお勧めです。

三春滝桜は日本を代表する枝垂桜の巨樹

写真:大木 幹郎

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滝桜の美しい立姿でまず目を引くのは、盛大な花付き。推定樹齢1000年とされる古木は今なお健全。毎年たくさんの花の帯で巨体を覆います。そして樹形は、貫禄ある太い幹と四方へ伸びた大枝が作る、全体的に調和した枝先まで美しい姿。まるで巨大な盆栽の古木のような、格調高さも湛えた大桜。

滝桜は周囲の景観も優れています。立地は建物の少ない丘陵地。背景は菜の花咲く緑の斜面と青空。滝桜を引き立てる舞台です。

三春滝桜は日本を代表する枝垂桜の巨樹

写真:大木 幹郎

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滝桜の歴史について少し。田村郡郷土史によれば、18世紀頃から相当な巨樹で、その名も広く知れ渡っていたそう。当時の公卿である大炊御門経久など、高名な人物の歌にも登場。

「都まで 音に聞こえし 瀧櫻 いろ香を誘へ 花の春風」

三春藩の時代には、枝折禁止の御用木として保護。桜久保という地名からも、古くから滝桜が大切にされてきたことが窺えます。

三春滝桜の様々な姿

三春滝桜の様々な姿

写真:大木 幹郎

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三春滝桜は遊歩道で囲まれているため、全方位からその美しい立姿を眺めることができます。この東側の姿は、枝垂れた花の帯の密度が高め。まとまりのある美しい花笠として映ります。

滝桜を囲む遊歩道では、間近に寄れる位置が正面の南側のみですが、これが良いのです。遊歩道の東西の位置からは、滝桜の全体像を大勢の観桜者と重ねずに眺めることができます。

三春滝桜の様々な姿

写真:大木 幹郎

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滝桜の西側の姿。遊歩道が階段になっている位置からの眺めです。枝垂れた花の帯の隙間から見える、太い幹と複雑な大枝の広がり。正面の南側と同様に、盆栽の古木のような風雅さを感じられます。

三春滝桜の様々な姿

写真:大木 幹郎

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北側の遊歩道から眺める滝桜の背後。優雅な花笠を支える太い背中は、巨樹らしく逞しい。この北側の遊歩道には、丘の上へと続く階段も。丘の上は滝桜と桜久保の集落を見渡すことができる、気持ちの良い展望地です。

三春滝桜の見頃の時期

三春滝桜の見頃の時期

写真:大木 幹郎

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三春滝桜が満開を迎える時期は、例年では4月中旬となる傾向。開花状況は4月に入ったらこまめにご確認を。過去には4月上旬に満開となった年もあります。

満開の滝桜には、少しくらい天候が優れなくとも訪れる価値が。この写真の撮影時は小雨の天候。滝桜の立地は明るく開けた丘の上。曇天でもあまり暗い印象にならず、柔らかで情緒ある姿に映ることも。

三春滝桜の見頃の時期

写真:大木 幹郎

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滝桜の満開の時期は、大きく前後することも。この写真の撮影日は2012年4月24日。満開は3日後に迎えました。2018年はかなり早い4月6日頃から。直前の開花状況は、三春町観光協会のウェブサイトなどで確認しておきましょう。

滝桜は蕾が多い状態でも十分に美しい姿です。蕾はとても濃い紅色。真に紅枝垂桜らしい姿は、満開の直前なのかもしれません。

三春滝桜の見頃の時期

写真:大木 幹郎

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これは降雪後の滝桜。4月中旬になっても降雪や、早朝の気温が氷点下になることがあります。東北に訪れる春は少しゆっくり。お住まいの地域が薄着で過ごせるようになっても、暖かい服装を準備して訪れましょう。

三春滝桜へ続く渋滞の回避

三春滝桜へ続く渋滞の回避

写真:大木 幹郎

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三春滝桜へ訪れる際、特に注意しておくことの一つ。それは渋滞による移動時間の遅延。渋滞を回避する最善策は、早朝に訪れること。マイカーであれば7時前に到着しておくのがお勧めです。

ちなみに、滝桜の正面遊歩道に観桜者が一人も居ない瞬間は、6時を過ぎたら殆どありません。8時頃には混雑して行列が続くようになります。

三春滝桜へ続く渋滞の回避

写真:大木 幹郎

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渋滞の回避策として、渋滞するルートの迂回や、公共の交通機関を利用するという方法もあります。特に渋滞するのは、船引三春ICから国道288号と県道40号を経由するルート。迂回ルートとして、郡山東ICから広域農道と県道57号を経由する手も。

滝桜の開花期間中の交通規制では、一部の道路が一般車のみ通行止に。このため、三春駅発の臨時バスやタクシーの移動はスムーズ。マイカーの方は、三春町運動公園から直通の無料シャトルバスに乗換えるという手も。

三春滝桜へ続く渋滞の回避

写真:大木 幹郎

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滝桜の主な駐車場は、民家を挟んで西側にある滝桜大駐車場。渋滞してなかなか進まないときは、周辺の臨時駐車場を利用する手も。臨時駐車場の位置や交通規制については、三春町観光協会のウェブサイトなどでご確認ください。

滝桜大駐車場から滝桜の正面まで、車椅子での移動が可能です。階段のない歩道ですが、坂道が続くので介助者の方はご注意を。

三春滝桜のライトアップ

三春滝桜のライトアップ

写真:大木 幹郎

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夜の三春滝桜。ライトアップの期間は、例年では開花期間中の18時から21時まで。闇夜に浮かび上がる滝桜。その存在感は昼間より数倍増し。息を呑む美しさに圧倒されます。

日没後、滝桜を囲む遊歩道の周辺はかなり暗い状態となります。手荷物の出し入れやカメラの操作などに、手元を照らす小さなハンドライトがあると便利です。

三春滝桜のライトアップ

写真:大木 幹郎

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真正面から見上げた夜の滝桜。巨樹から降り注ぐ光の花弁の洪水。闇を背にして強調された、怖いくらいに妖しい美しさ。感動的な春の夜の怪異に、胸の鼓動が高鳴ります。

なお、撮影に三脚を使用される場合はご注意を。狭い正面の遊歩道では、通行の妨げとならないようご配慮ください。観桜者は日中より少ないとはいえ大勢います。

三春滝桜のライトアップ

写真:大木 幹郎

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以上、三春滝桜のご紹介でした。日本を代表する美しき桜の巨樹。根周りは約11メートルもある、桜の木とは思えない巨体。古木ながら健全で花付は盛大。四方に広がる大枝は、幾重もの滝のような花の帯で覆われます。満開を迎えた姿は、巨大な花の噴水のように絢爛たるもの。全体の樹形も素晴らしく、盆栽の古木のように格調高い立姿。春は福島県の三春町へ。桜の女王に会い行きませんか。

三春滝桜の基本情報

所在地:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保
電話番号:0247-62-3690(三春町役場産業課)
観桜料:300円(中学生以下無料)
アクセス:三春駅から臨時バス滝桜号で約20分
駐車場:滝桜大駐車場 ※船引三春ICから渋滞無しで約10分

2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/04/18−2018/04/06 訪問

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